生命保険は夫婦一緒の方がお得?賢く選んで節約と子育て資金の貯蓄へ
子どもが生まれて生命保険に入ろうとしても、保険会社も種類も多すぎてどれがよいのか悩んでしまうことも多いですね。契約の仕方も個人加入にするか、夫婦型または家族型など様々あります。ここでは、自分たち家族に合った保険の選び方や相場、節約方法などをご紹介します。
生命保険は知識を持って夫婦でお得に選ぼう
子育て家庭に合った保険の選び方
パパやママが病気になったときのための医療保険、死亡したときのための死亡保険、収入が減少したときの収入保障保険など様々なものがあります。また、子どもの教育費を主とした学資保険もありますね。
パパやママが万が一のときを手厚くしたいなら死亡保険、パパやママが元気でも進学時にまとまったお金が欲しいなら学資保険、医療費が気になるなら医療保険、病気中の収入を補うためなら収入保障保険など、手厚くしておきたい部分を選択する必要があります。
まずは、自分たちの家庭がどの部分に重点を置きたいのかを明確にすることから始めましょう。
パパとママの生命保険代の相場
それでは、未就学児のパパやママが多い20代と30代での保険料の平均はどうでしょうか。月々の世帯保険料は、20代が約20,000円、30代は約25,000円になるそうですよ。また、ファミリー世帯の1人あたりの月額保険料は約13,000円です。
世帯主の年収別では、300~400万円未満で29,000円、400~500万円未満は33,000円、500~700万円未満では36,000円と高年収ほど保険料もアップしているようです。
ママが専業主婦か共働きかによっても違う
パパが死亡したときに必要になるお金は、死亡整理金200万円、住居費、生前の7割の生活費、教育費(公立のみで1人あたり1,000万円)です。
専業主婦世帯の場合、パパの死亡や病気になったときの保障を手厚くする必要がありますね。共働き世帯ではママの仕事をそのまま続けられるか、転職などをしなければならないかなどで保障額も変わってくるでしょう。
また、両方に共通しているのは、住居が持家か賃貸かということです。持家なら団体信用生命保険(団信)加入により住居費が必要なくなります。一方、賃貸の場合はそのまま住み続けるのか、引越しも視野に入れるのかにより状況が異なるでしょう。
夫婦で同じ保険に入ったほうがよい?
夫婦型保険にするメリットを知ってお得に!
一方、夫婦型の保険とは、パパまたはママを主契約にして配偶者の保障を特約でつけるタイプの保険です。主契約者の保険料は通常と同じですが、配偶者の保険料は特約扱いになるため、個人加入よりかなりの低料金で手頃な保障をつけることができるのが特徴ですね。
そのことから夫婦型の保険の場合、個人型の保険料は高いから加入をためらってしまうけれど保障が欲しいと考えるママや、どの保険にするのか迷っている間のつなぎなどに選ぶとよいかもしれません。
夫婦で一緒の保険にするとデメリットもある
そしてもう一つ注意が必要なのは、主契約者のパパが死亡したときの保険の取り扱いです。これは、保険会社や契約した保険内容により規定が違ってくるでしょう。
パパが亡くなるとママの契約自体も契約終了してしまうもの、パパの生前時の保険料を払い続ければママの保障が残るもの、契約を変えてママの保障を残せるものなど様々のようですね。
また、不幸にも離婚となったときは主契約のパパは特約を外すだけで継続できますが、ママは保険がなくなってしまうというデメリットがありますので気をつけましょう。
子どもの学資保険も一緒に考える
学資保険には教育費のみを考えたものと教育費に医療保障もプラスされたものの二種類があります。学資保険の主契約者はパパかママで被保険者は子ども、受取人は主契約者というのが一般的でしょう。
学資保険は、生命保険とは違い主契約者が存命中でも契約で決められた日に保険金がもらえます。また、保険料払込免除特則(特約)がついていれば、契約者のパパやママに万が一のことがあっても予定どおりに保険金が支払われますね。
様々な観点から、死亡保障だけでなく存命中にも支払われる保険で備えたいという場合は、生命保険にプラスして学資保険も検討してみましょう。