後追いでママが自由に動けない!理由と対策を知って乗り切ろう
赤ちゃんとの生活にも少し慣れてきたころに始まる「後追い」では、ストレスを感じてしまうママも多いようです。「後追いは、どのぐらい続くの?」「よい対策はないかな?」と感じているママ向けに、後追いの時期や理由、後追いするときの対策、ストレスを溜めないコツについてご紹介します。
赤ちゃんが後追いし始める目安と理由
生後6カ月から後追いが始まる場合も
そんな後追いですが、およそ生後8~9カ月でピークを迎えます。始まる時期は赤ちゃんによって差がありますが、生後6カ月ごろから後追いをし始めるケースも多いです。中には生後4カ月から始まったという子もいます。
おさまる時期は、歩くことやお座りをマスターして玩具などで一人遊びができるようになる1歳半~2歳ごろといわれていますが、これにも個人差があります。一度はおさまっても、環境の変化などが理由で再び後追いが始まるケースもあります。
ママの存在が認識できた証拠
後追いが始まる理由は、赤ちゃんが自分の周囲のものごとに関心や興味を示せるようになってきて、ママをしっかり認識できるようになったからです。
赤ちゃんは生後6カ月を過ぎると視力が上がってきて、人の顔を認識して区別ができるようになってきます。そのためこの時期になると、毎日自分に微笑みかけたり抱っこをしてくれたりするママの顔を覚えて、安心できる存在だと強く感じるようになるのです。
後追いと同じ時期に人見知りが始まることもありますが、これもママを認識している証拠です。
ママが一緒にいなくて不安だから
「この人は自分を守ってくれる」「この人がいると安心する」などといった感情を育み、相手を必要として大好きになるという心の成長をしている証拠で、「愛着形成」といわれる情緒の成長に欠かせない課題でもあるのです。
愛着形成は生後6~8カ月ごろに始まって、約半年ほどかけてさらに愛着が強くなっていきます。そのため、ほかの人が見えなくなっても泣かないのに、ママが見えなくなると途端に不安を覚えたり寂しく感じたりして、泣いて訴え、探しに行くという行動をとるのです。
大変な時期でもありますが、ママに愛着を持ち始めた証拠と思うと嬉しいですね。
赤ちゃんが後追いするときの対策
常に赤ちゃんへ声をかける
まずは、赤ちゃんに常に声をかけましょう。聞きなれたママの声が聞こえていると赤ちゃんは安心します。姿が見えなくても声が聞こえていれば、少しは不安を和らげることができますよ。
ママと赤ちゃんの2人きりのときにはトイレのドアを開けて声がけしながら用を足すのもよいでしょう。見えない位置で家事をする必要があるときは、短時間ごとに作業を分け「ママはここにいるよ」などと声がけしながら家事を進めるのも有効ですよ。
家事をするときは育児グッズを活用
赤ちゃんの不安を軽減する対策として、積極的に育児グッズを活用しましょう。赤ちゃんがいる部屋と別の部屋で家事をするときには、抱っこ紐を活用しておんぶをしたり、ママが見える位置にバウンサーを置いて赤ちゃんを座らせたりするのもおすすめですよ。
おんぶをすることでママは家事がしやすくなりますし、赤ちゃんもママと密着して安心でき、いつもの目線と違うのでご機嫌になることもありますよ。また、バウンサーは赤ちゃんが動き回ることができないので、あわせて夢中になれる玩具を用意するのもよいですね。
家中を確認して事故を予防
床にある物や手の届く範囲にある物は、まとめて箱などに収納して誤飲を防ぐ対策をする、赤ちゃんが手を挟むなどのケガをしないようにドアは開けた状態で固定する、階段やお風呂場、キッチンなど危険な場所への侵入を防止するためにベビーゲートを設置する、といった安全対策をして後追い中の事故を防ぎましょう。
後追いがおさまった後も、赤ちゃんは部屋にある様々な物に興味を持ちます。コンセントカバーや窓ストッパー、コーナーガードなどをこの機会に取りつけて対策しておくと安心です。
後追い時期にママのストレスをためないコツ
家事はときには手抜きする
洗濯や掃除、食事の支度など毎日必要な家事もありますが、ママのストレス軽減のためにも、ときには家事の手抜きもしましょう。
例えば、リビングとダイニングの掃除は今日、寝室は翌日にと部屋ごとに日を分けてみるのもよいですし、掃除機を使わずにフローリングワイパーでサッと済ませてしまうのもよいでしょう。また、大人だけの食事は手を抜いて、週に1~2回はお惣菜やレトルトを活用するというのもおすすめです。
完璧を求めずに、手抜きをしてストレスを軽減しましょう。