生後8カ月でも終わらない黄昏泣き。原因と対策を知って乗り越えよう
夜泣きだけでも大変なのに、黄昏泣きが生後8カ月でも終わらないと「いつになったら泣きやむの?」とだんだんストレスが大きくなりますよね。多くのママが経験する黄昏泣きは、どのようなことが原因なのでしょうか。今回は、その原因や対処法などをご紹介します。
黄昏泣きの原因と始まる時期について
そもそも黄昏泣きとは
明確な定義があるわけではないですが、黄昏泣きというのは、単に夕方に泣いていることだけではなく、特別な原因もなく1日に3時間以上大声で泣き続ける状態が1週間に3日以上続くことを指します。赤ちゃんによっては1日3時間どころか、5時間、6時間と泣き続けることもあるようです。
また、夕方に限らず、昼間でも夜中でも起こることがあります。日没直後の黄昏時といわれるころに泣き始める赤ちゃんが多いことから黄昏泣きと呼ばれるようになりました。
いくらあやしても簡単に泣きやまないのがママを悩ませる原因となっています。
黄昏泣きが起こる時期と原因
そんな状態がいつまで続くのかは個人差があるので決まりはありませんが、大体の目安が分かれば少し頑張れそうな気がしませんか。一般的には、生後2~3カ月から始まり、生後5~6カ月ごろまで続く赤ちゃんが多いようです。また、早ければ生後6週間ごろから始まる場合もあります。
原因についてははっきりとしたことは解明されていませんが、おむつが濡れて不快を感じている、お腹が空いている、眠たい、ママに抱っこして欲しいなど、日ごろ泣いている原因と同じようなことがきっかけの場合もあるでしょう。
生後8カ月の黄昏泣きは後追いも一因?
しかし、それは後追いが一因となっているのかもしれませんよ。赤ちゃんはママが離れようとしたり、姿が見えなくなったりすると後ろから追いかけようとすることがよくあります。不安になって泣いてしまう子や、泣きながら追いかける子もいるでしょう。
この後追いは生後8カ月ごろから現れ始めるといわれています。黄昏泣きの時期が長引くと、そのまま後追いの時期に突入して「黄昏泣きが治まらない」という状態に思えてしまうこともあるかもしれませんね。
生後8カ月の赤ちゃんの発育や発達の特徴
おすわりが上手になり早い子はハイハイも
友人ママの子どもはハイハイすることなくつかまり立ちをし、伝い歩きをし始めたと言っていましたよ。
先ほど、黄昏泣きの起こる時期についてご説明しましたが、すべての赤ちゃんに共通していることではありません。成長速度と同じように赤ちゃんによってはあまり当てはまらないこともあります。生後6カ月になって急に黄昏泣きが続くようになる子もいれば、一度も黄昏泣きをすることなく過ごす子もいるでしょう。
脳も発達して人見知りや夜泣きが始まる
しかし、今までは遊んでくれる人ならとりあえず興味を持って接していたのに、脳が発達することで知らない人を認識して人見知りする赤ちゃんが多いです。人見知りの大人の場合は、積極的に話せないという状態になりますが、赤ちゃんの場合はママにぴったりくっついて警戒するか、知らない人がいるところでママが離れると泣き出してしまうこともあるでしょう。
また「日中に知らない人に会った」というような赤ちゃんにとって嫌だったことがあると、夜になって思い出して夜泣きすることが多いです。
感情のコントロールはまだできない
たしかに、楽しいことがあると足をバタつかせたり笑ったりしてくれるかもしれません。しかし、大泣きしているときに赤ちゃんが好きなおやつを見せても、好きな歌を歌っても泣きやんでくれないことも多いのではないでしょうか。
一度泣いてしまうとうまく気持ちを切り替えられないときもあります。反対に、気持ちを切り替えて泣きやむこともあるでしょう。そういった感情の変化を何度も経験することで、徐々に感情をコントロールできるようになっていきます。
黄昏泣きと8カ月の赤ちゃんの不快の対処法
近所をのんびりお散歩やスキンシップを
家の外には赤ちゃんにとって新しく目にするものがたくさんあるので、よい気分転換になって泣きやむことがあります。「わざわざ外出するのは面倒くさい」と思われるママもいると思いますが、ずっと家の中にいて泣きやんでくれないことのほうが面倒ですよね。
また、お散歩するときはベビーカーよりも、抱っこ紐を使ってママと密着しているほうが赤ちゃんが安心してくれるのではないでしょうか。
また黄昏泣きは、お腹にガスが溜まっていることが原因の一つではないかと考えられていますので、スキンシップを兼ねて赤ちゃんのお腹をマッサージしてみるのもよいですよ。