赤ちゃんがしゃべるための練習方法!発達プロセスと遅れの原因対策も
赤ちゃんと楽しくしゃべりたい!と思っているパパやママに、赤ちゃんがしゃべるまでの流れ、赤ちゃんがしゃべるための練習方法、しゃべるのが遅い原因と対策を紹介します。しゃべるための練習は簡単にできます。毎日楽しく赤ちゃんとコミュニケーションを取りながら、しゃべるための練習をしましょう。
赤ちゃんがしゃべるまでの流れをチェック!
最初はクーイングや喃語
生後1カ月ごろは、無意識で泣いたり、笑ったりして声を発します。生後2~5カ月ごろになると、機嫌がいいときに、クーイングといって「あー」「うー」といった母音を発するようになります。
クーイングは赤ちゃんが何かを伝えたいというよりは、音を出すことを楽しんでいる状態で、とくに発している言葉に意味はないようですね。
生後6カ月くらいからは「アーアー」「ダーダー」などといった「喃語」を話すようになります。同じ文字を2文字以上連続した言葉で、意味のある言葉を話すための前段階です。
意味のある言葉が出るのは1歳前後から
初めて話した意味のある言葉は「マンマ」「はーい」「ばいばい」などが多いようで、日常的にパパやママとのやりとりで使っている言葉を早くから理解する傾向があるようです。
我が子がどんな言葉を最初に話すか、パパやママは楽しみですよね。でも、おしゃべりが上手な同年齢の赤ちゃんをみると、ついつい比べてしまう気持ちもよくわかります。
焦らずに赤ちゃんに歩幅を合わせて、毎日楽しくコミュニケーションを取ることを心がけましょうね。
2語文や文章で話すのは1歳半以降
でも、この時期の子どもの言葉は、家族には理解できても、ほかの人にはわかりにくいことがあります。ほかの人と恥ずかしくて話せないという子どもも出てきますので、パパやママは無理強いせずに、温かく見守ってくださいね。
また、1歳半健診が終了して、言葉の面で指摘を受ける子どももいるかもしれませんね。パパやママが我が子の発達を心配に思うならば、専門医を受診するとよいでしょう。子どもの療育は早い方がよいようですよ。
赤ちゃんがしゃべるための練習方法
ママが話すのが苦手でも絵本を使えば大丈夫
そのようなパパやママには、絵本の読み聞かせをおすすめします。絵本の読み聞かせによって絵本が赤ちゃんとパパやママの共通の話題になるので、楽しくコミュニケーションが取れますよ。
そして何より、赤ちゃんがしゃべるため練習になります。最初の本は、わかりやすい2~3語文で構成されている絵本や、「トントン」「ワンワン」など擬音の多い絵本を選びましょうね。
赤ちゃん向けの絵本には、赤ちゃんがわかりやすい表現が多く使われているので参考になります。毎日の赤ちゃんとのやりとりに役立ててくださいね。
気持ちの代弁やママの実況中継をする
そのようなときは、赤ちゃんの様子を話したり、気持ちを代弁したりしてあげるとよいでしょう。赤ちゃんが笑っていたら「うれしいね、ニコニコだね」のように話していれば、会話が途切れませんし、パパやママが話したことの中に赤ちゃんが話したかったことがあるかもしれませんよ。
また、ママが家事をしているときは、赤ちゃんのことは後回しになってしまいますね。家事をしながら「ママ洗濯物たたみまーす」「ママ掃除機かけます」など、ママの実況中継をしましょう。ママの赤ちゃんへの声かけもだんだん上手になってきますよ。
歌や手遊びで楽しく練習する
「むすんでひらいて」など、言葉と動作が結びつく手遊び歌で遊んでみましょう。体を動かしながら歌うと、言葉が脳に残りやすくなりますよ。
また、幼児番組をみて、一緒に歌ったり、踊ったりすることもおすすめです。歌もダンスもマネをすることが大切ですね。
歌は人間の耳に入ってきやすい形です。1回しか聞いていないのに、覚えてしまう歌詞やメロディーはありますよね。でも、赤ちゃんがちょっとわかりにくそうだな…と思ったら、ゆっくり、繰り返し歌うことが大切ですよ。