生後5カ月ごろの寝ぐずりの原因は?赤ちゃんがよく眠れるためのコツ
赤ちゃんが寝る前にひと泣きするのは、よくある光景ですね。生後5カ月ごろになると、そろそろ夜まとめて寝られるようになる赤ちゃんも増えてきます。寝ぐずりが酷くてなかなか赤ちゃんが寝てくれないというママに、寝ぐずりの原因とぐっすり眠るコツをご紹介します。
生後5カ月ごろの寝ぐずりの主な原因とは
体内時計が整っていないため
生後3~4カ月ごろになると、徐々に体内時計が働き始め、夜まとめて寝ることができるようになってくるでしょう。とはいえ、まだまだ未完成で、体内時計が整ってくるのは生後6カ月ごろといわれています。
ただ、体内時計は不規則な生活リズムによって崩れてしまうことがあるので、眠りたいのに眠れないという状況を作ってしまうことがあります。生後5カ月ごろはまだ体内時計が整わず、眠りたいタイミングとずれてしまうと寝ぐずりしてしまうんですね。
日中に疲れすぎると寝つけずぐずってしまう
生後5カ月ごろの赤ちゃんは眠くなってから寝かしつけるのではなく、日中の活動から判断して疲れる前に寝かしつけをスタートさせた方がスムーズに眠ることができます。新しいことをどんどん吸収している赤ちゃんは、日中の刺激が強すぎると脳が活発に活動し寝ぐずり、脳が情報を処理できずに夜泣きをするといったパターンもあります。
生後5カ月ごろの赤ちゃんの1回の活動時間は1時間半程度なので、これを目安に疲れる前に寝かしつけを始めましょう。
不安感で眠れないという場合も
暗い部屋で目覚めることや、目が覚めたときにママがいない状況にも恐怖を覚え始めます。ほかにも「眠いけどお腹が空いた」「ママに抱っこしてほしい」など寝ぐずりの理由は様々です。
眠りたいのに眠れないことに対するイライラも寝ぐずりの原因になります。「眠いときはすんなり寝ればいいのに」とは多くのママが思うことですが、赤ちゃんなりに頑張って寝ようとしている結果が寝ぐずりとなって表れているのかもしれませんね。
生後5カ月ごろの寝ぐずりへの対処法
抱っこやマッサージで不安を取り除く
赤ちゃんの不安といっても漠然としたもので、どうしてよいか分からなくて泣いているだけかもしれません。ママのぬくもりや温かい手を感じるだけで、安心して眠りにつく助けになります。
赤ちゃんはママに抱っこされて、さらにママが歩く振動に身をゆだねると安心します。マッサージも赤ちゃんは好きですが、難しく考えずに優しく体をなでたり、背中をトントンと叩いたりするのも効果的です。
体に不快なところがないか確認する
体温調整がまだうまくできない赤ちゃんは室内温度にも敏感です。大人が快適だと思う室温も、赤ちゃんには暑過ぎたり寒過ぎたりすることがあるので注意しましょう。
これらの不快感が解消されるとすんなり寝てくれることも多い赤ちゃんですが、泣き方が激しいときやいつもと違う泣き方をしているときは体に不快感が強いか痛みなどを感じている可能性があります。熱がないか、体に炎症や発疹などがないかチェックしてみることも必要です。
抱っこ紐やおんぶ紐も活用しよう
なるべくママの負担を軽減して赤ちゃんにも快適な環境を作るために、抱っこ紐やおんぶ紐を活用しましょう。抱っこ紐を使用することでママは家事などにも手が回り、赤ちゃんはママの体温に包まれて安心することができます。
おんぶ紐も家事がしやすく腰の負担も少ないのでおすすめです。後ろの赤ちゃんの様子が見えないのが難点なので、長時間の使用は避けて眠りについたらベッドに下ろすようにしましょう。ほかにもおしゃぶりやバウンサーなど、色々試してみてくださいね。
赤ちゃんがよく眠れるようになるコツは
朝起きたら日の光を浴びる習慣をつけよう
まず、赤ちゃんが気持ちよさそうに寝ていても、朝は8時までに起こすようにしましょう。薄暗い部屋では目覚めにくいので、カーテンを開けて朝日をたっぷり取り込むのがポイントです。朝日を浴びることは体内時計をリセットする有効な方法なので、寝不足気味のママの生活リズムを整えるのにも最適です。
お天気がよければ朝の散歩に出かけて日中の活動をしっかりしておくと、赤ちゃんの寝つきがよくなりますよ。