妊娠中の働き方や会社での過ごし方!働くママにも楽しい妊娠生活を
妊娠おめでとうございます。妊娠してまず悩むのが、今後の働き方についてではないでしょうか。妊娠中でも働くことが一般的になったとはいえ、「今までどおり働いても大丈夫?」「職場にはいつ報告しよう?」など、さまざまな悩みがあると思います。そこで今回は、妊娠中でも安心して働くために大切なポイントをご紹介します。
妊娠中の体調変化と職場での付き合い方
妊娠初期はつわりとの戦い
つわりは、早い人だと生理予定日付近の妊娠3週目から始まる人もいます。胃のむかつきや、食欲不振、眠くて仕方がないなどつわりの症状はさまざまです。
一般的につわりというと、胃のむかつきや吐き気などを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、なにかを食べていないと気分が悪くなったり、眠くて仕方がなかったりなど、妊娠したことがない人からすると「それもつわりなの?」と、わかりにくい症状も多いものです。
つわりの症状があるときは、「ママ休んで」という赤ちゃんからのメッセージです。体調が悪いと感じたら無理をせず休憩しましょう。
安定期に入っても油断はしないこと
しかし、安定期に入っても油断は禁物です。体調が安定してくると「今までの遅れを取り戻さなくては」と、頑張りすぎてしまうママがとても多いです。
つわりは落ち着いても、貧血など周りの人からはわかりにくい症状に悩まされることがあります。また、だんだんお腹が大きくなってくると、お腹の張りを感じることも。お腹の張りの感じ方には個人差がありますが、お腹が苦しいと感じたときは仕事を中止し休憩しましょう。
安定期とはいえ、体調は非妊娠時とは違います。無理をせず、異変を感じたらすぐに休んでくださいね。
マイナートラブルの多い妊娠後期
産休を目前に控え、引き継ぎや仕事のラストスパートをかけて頑張ってしまうママが多い時期です。しかし、妊娠後期はマイナートラブルや早産のリスクも多いため注意が必要です。
腰痛や頻尿、むくみなどさまざまなトラブルがありますが、中には後期つわりといって再びつわり症状に悩まされる人も少なくありません。こまめな休憩が必要不可欠です。
また、お腹が頻繁に張る時期でもありますので、すぐに休めるように仕事を調整しておきましょう。妊娠後期に入り無理をすると、早産のリスクもあります。いつ仕事を抜けても大丈夫なように、引き継ぎも早い時期から始めておくと安心ですね。
会社で働くときに気をつけるべき点
こまめに休憩や水分補給を
仕事中に気をつけるべきことは、定められた休憩時間以外でも体の異変を感じたら少しの間だけでも体を休ませることです。「デスクワークだから大丈夫」と思っている方も、妊娠中は長時間座っていることも負担がかかるため、無理は禁物ですよ。
また、休憩だけでなくこまめな水分補給も大切です。妊娠中は羊水や赤ちゃんの方に血液が取られることから、非妊娠時よりも水分が必要になります。トイレが近くなったりむくみがひどくなったりすることもありますが、水分補給を控えることは避けましょう。
トイレに行ったら休憩もかねて水分補給をする、ということを意識しておくと安心ですね。
電車が辛い人は通勤の時間をずらしてみる
特に妊娠初期は見た目では妊婦とわからないため、周りの方から理解を得られないことが多いのでつらいですよね。各駅停車に乗る、空いている時間帯や路線を利用するなどして満員電車を回避できる場合はよいですが、回避できないという方も多いと思います。
そういったときは医師に相談し、「母性健康管理指導事項連絡カード」を記入してもらうようにしましょう。
妊婦が働くうえで、つわりがひどい場合や流産や早産のリスクを抑えるために必要な措置です。気軽に通勤時間をずらしてもらう相談ができない場合などは、このカードを会社に提出することをおすすめします。
帰宅後の家事は家族で分担
初めての妊娠の場合、実感がわいていないパパもいるかもしれません。そういったときは、妊婦健診についてきてもらい、お医者さんから助言してもらうのもよいかもしれませんね。
今まで家事の多くをママが負担していた場合、パパのやり方に口を出したくなるかもしれませんが、そこはグッと我慢です。妊娠中に家事を完璧に覚えてもらえれば、赤ちゃんが生まれたあとも安心です。
ママが安全に働き続けるためには、仕事から帰ったあとはできるだけ体を休ませることが大切です。妊娠中から、家族まるごと巻き込んで出産や子育てをしていく基盤を作っておきましょう。
会社の人との関わり方や上司への報告
妊娠報告は7週目からがベスト
一般的には、心拍が確認できる頃である妊娠7週目からがベストであるといわれています。
つわりの有無や仕事内容にかかわらず、妊娠初期は最も注意が必要な時期です。仕事の量や通勤、就業時間の調節をお願いする必要がでてくることも考えられます。そのため、早い段階で報告していたほうが、会社側も人員配置などを考慮できるため安心です。
「どうしても報告は安定期に入ってからがしたい」という場合でも上司にだけは報告し、ほかの人には安定期に入ってから報告する、というふうにするとよいですよ。