共働き世帯のママは正社員がベスト?人生を豊かにする幸せな働き方
子どもが生まれると生活費や食費などの支出が増えるほか、子どもの進学などに備えて貯金するなどお金が必要になります。できるだけ収入を増やすためにも正社員として働きたいと考えているママもいるでしょう。しかし、本当に正社員で働くのがよいのでしょうか。今回は共働きのママの働き方についてご紹介します。
夫婦で正社員だとどんなメリットがある?
2人で頑張れば税負担軽減
しかし、所得税と住民税は収入が多いほど負担が大きくなる「累進課税」です。そのため、パパの年収が高くママが専業主婦の家庭と、パパとママの両方が同等の収入を得ている家庭では税負担に差があります。
例えば世帯収入800万円の場合、パパだけが働いている家庭にかかる年間所得税はおよそ39万円ですが、パパとママが400万円ずつ収入を得ている家庭なら年間所得税は2人分合わせておよそ17万円です。
さらに、2人とも働いていれば「ふるさと納税」などの税金控除なども2人分受けることができます。
正社員は出産手当金や育児休業給付金が手厚い
パートでも産休は取得可能で、一定の条件を満たしていれば育休も取得できます。ただし、扶養内パートのママは「出産手当金」を受け取ることができず、「育児休業給付金」も一定条件を満たしていないと受け取れません。
また、手当金などの支給額は休む前の収入の6割程度になるため、収入が少ないパートは支給額も少なくなります。そのため、産休・育休取得の条件を満たしていても、経済的な理由で取得をあきらめるママもいるようです。
それに比べ、正社員は取得条件を満たしやすく色々な制度を利用しやすいといえるでしょう。
経済的に潤いやすく教育資金や老後も安心
働く人が2人になると、働いている人が1人のときよりも昇進するチャンスが多くなるだけではなく、勤続年数によって増える年収も多くなります。世帯収入を100万円増やすとしても、1人より2人の方が楽ですね。
また、2人で働いていると一方が病気や怪我などで働けなくなったときの経済的なダメージを減らすことができます。
さらに、退職金が2人分になる、受け取れる年金の額が上がるなど、2人とも正社員で働いていれば老後の生活資金にもゆとりができやすく安心です。
正社員ママが子育てと家事を両立するコツ
朝型生活で一日をスムーズに
例えば、朝6時に起床して朝食などの準備を行い、子どもを保育園に預けたあと8時から働き、18時に子どもを迎えに行くというスケジュールの場合、夕食や入浴、就寝の時間が遅くなります。
こんなときは起床時間を早めて朝型生活に切り替えるのがおすすめです。朝のうちに夕食の下ごしらえを済ませたり、家事をこなしたりすると夕方以降の負担を減らすことができますよ。
また、朝早く起きて脳を「活動モード」に切り替えておくと集中力や効率がアップしますよ。
家事の壁はコミュニケーションで越える
仕事と家事・育児を両立させるためには、思い切って家事を簡略化するのがおすすめです。平日の家事は必要最小限に減らし、毎日しなくても困らない家事は週末に片付けるとよいでしょう。
また、ママだけが家事をするのではなく家族で協力することも重要です。ただし、完全に分担を決めると「分担を決めたのに守ってもらえない」など不満のもとになることがあります。
時間や内容をきっちり決めるよりも、それぞれの得意分野に合わせてメインの担当を決めながら、状況に応じて交代するようにするとよいでしょう。お互いにコミュニケーションを取り、家事をやりくりできるとよいですね。
子どもとの時間は長さではなく質を大事に
しかし、子どもと過ごす時間は単純に「長ければよい」というわけではありません。例えば、ママがスマホばかりを見ていたとしたら、時間が長くても子どもは寂しい気持ちになるのではないでしょうか。
しかし、ママが子どもとしっかり向き合っていれば、一日10分しか時間がなくても子どもは高い満足感を得られます。
どんなに時間が長くても関わり方がおろそかになっていると子どもは充足感や安心感を得られません。子どもと過ごす時間は長さではなく質を大事にしましょう。
ワーママが人生を豊かに幸せに生きるために
何を優先したいか考えてみる
仕事が好きでやりがいを感じている、キャリアを積みたいというママは子育てのために仕事を辞めたり、正社員からパートに切り替えたりすると不満を感じるかもしれません。
その反対に、子どもと過ごす時間が欲しい、どちらかというと仕事よりも子どもを優先したいというママは子どもと関わる時間が短いと罪悪感やストレスを感じやすくなります。正社員よりもパートや在宅ワークが向いているでしょう。
ママの幸せは子どもの幸せと考え、自分に合った働き方を選んでくださいね。