共働きは子どもに悪影響?仕事と子育てを上手に両立するポイント
共働き家庭ではどちらも仕事で忙しく、子どもと一緒に過ごす時間が少ないので、「子どもにとって悪影響では?」と悩むパパやママもいるかもしれません。ここでは、共働き家庭をすると子どもに悪影響があるのかや、仕事をしながら子どもと充実した毎日をすごせる方法などをご紹介します。
子育て中の共働き夫婦が知っておきたいこと
共働きなら子どもの扶養で得する可能性あり
パパとママ、どちらも職場の健康保険に入っている場合は、世帯主(収入の高いほう)の扶養に入るのが一般的です。しかし、家族手当などの保証が充実している会社に勤めている場合は、給料が低いほうの扶養に入れたほうが得する可能性がありますが、念のため会社の担当者の方に確認してみましょう。
また、パパとママ、どちらかが国民健康保険の方もいますよね。国民健康保険では扶養に入れることができないので、会社勤めのほうの扶養に入れたほうが扶養控除があるので得になります。
保育園と幼稚園どちらが親子にとってよい?
共働き家庭のほとんどは、保育園に子どもを預けていますよね。保育園を利用している理由で1番多いのが、預かってもらえる時間が長いことです。
幼稚園は長くても14時頃までしか預かってもらえないところが多いです。また、午前保育のときもあるので、働いているママには少し利用しにくいかもしれませんね。幼稚園は土曜日も休みですし、夏休みなどの長期休暇もあります。
保育園の場合は休園日が日曜日と祝日のところが多く、朝から18時頃までは延長料金なしで預かってもらえるので、フルタイム勤務の方には保育園がおすすめです。
子どもが発熱など病気のときの対応方法
子どもが病気のときはどのように対応するのかを、事前に決めておくことが大切ですよ。保育園などでは、子どもが元気でも37.5℃以上の熱があると保育園に預けることはできません。勤務中に保育園からお迎え要請の電話がかかってくることも多いので、しっかり話し合っておきましょう。
子どもの体調不良のとき、ママが仕事を休み対応する家庭が多いですが、体調不良が長引くとなかなか仕事に行けないので、ママも職場に迷惑をかけてしまいますよね。ママに任せきりではなくパパの協力が重要ですよ。
共働き夫婦が心配する子どもへの影響とは
帰宅時間の関係で寝る時間が遅くなりがち
帰宅時間が遅い家庭は、寝る時間も遅くなっている傾向があります。帰宅してからお風呂や夜ご飯をゆっくり食べていると、21時なんてすぐにすぎますよね。子どもの成長には規則正しい生活(早寝早起き)はとても重要です。なるべく21時には寝かしつけができるように、ダラダラせずにテキパキ行動しましょう。
寝るのが遅いと朝起きるのが辛くなり、朝ごはんも食べられなくなったり、保育園や学校に行くのを嫌がったりするようになることもあるので、注意が必要ですよ。
子どもの学力は働き方以外の影響が大きい
共働き家庭だからといって、子どもの学力にはほとんど影響はありません。子どもがさまざまなことを学べるような環境作りや、パパやママが短時間でも子どもと一緒に遊んだり学んだりする時間を共有することが大切です。
「共働きだから習いごとをいくつもさせてあげられない」「働いているから勉強を教えられない」ではなく、短い時間のなかでどのように子どもと過ごすとよいかを考えましょう。
愛情をしっかり伝えていれば性格に影響なし
子どもへの愛情の深さと、過ごす時間の長さはほとんど関係ありません。過ごす時間が毎日短くても、短い時間のなかでたっぷり愛情をそそいでいれば、子どもの性格には影響しないといわれていますよ。
子どもへの愛情表現は言葉でしっかり「大好きだよ」と伝える、スキンシップをかかさないなど、子どもが「パパとママに愛されている」と自信がもてるように大げさなくらい愛情をそそいであげましょう。
共働き夫婦が子どもと過ごすときのポイント
一緒のときは子どもとしっかり向き合おう
先輩ママの話では、夫婦共働きで忙しい毎日だそうですが、できるだけ子どもといるときは「今日は保育園でなにがあった?」などと会話をするようにしているそうです。
子どもから話しかけてきたときも、家事の手をいったんとめて子どもと会話をするように意識し、子どもと短い時間でもしっかり向き合えるように意識していると話してくれました。
短い時間のなかでもパパやママが子どもと真剣に向き合おうとしていると、子どもも親を信頼してくれるでしょうね。