共働きと専業主婦どちらが大変?それぞれの気持ちと乗り切り方
共働きママに専業主婦ママ、肩書きは違ってもどちらも同じ子どもを持つママに変わりはありません。ですが、お互いをよく知らないために、少し違う存在に感じているママもいらっしゃるようです。それぞれのママが感じている現状や、大変な時期の乗り超え方をご紹介します。
目次
専業主婦ママが大変だと感じるときとは
自由にお金を使いにくい肩身の狭さ
ママの楽しみであるランチに行ったり洋服を買ったりするときに、何か言い訳をしてしまうという話を聞きます。お友だちのママの中には、「一緒にランチに行ったことをパパにいわないでほしい」といっているママもいました。
またママ自身の楽しみに使うと、なんだか悪いことをしたような、後ろめたい気分になるそうです。専業主婦ママも家事や育児という仕事をしていますが、日常生活の一部になってしまって評価されることもないため、自由にお金を使うことができない肩身の狭い思いをされているようです。
完璧にこなさなければいけないプレッシャー
「テレビの後ろにホコリがたまってるよ」「今日の夕飯のおかずはこれだけなの?」など、パパのなにげない一言もつらく感じることがあります。お友だちのパパは「いつも家にいられていいね」や「日中の暇な時間はテレビをみておやつを食べる時間があっていいね」などいうそうです。
周りから見ると専業主婦ママは、時間に余裕があって暇だから家事や育児は完璧にできて当然、という感覚のようですね。当然と思われている日常を維持することが、なおさら完璧にこなさないといけないというプレッシャーに変わってしまうようです。
頑張りを評価してもらえない孤独感
一方、専業主婦ママを評価するのは家族です。もちろん子どもはママを必要としていますし、パパもママなしでは生活が成り立ちません。しかし、評価される機会はあるでしょうか。
パパがママにお給料を払うことはありません。料理を食べた後に代金を支払うこともないですよね。すべてが当たり前のことで済まされてしまい、評価されることもないため、専業主婦ママは社会に取り残されたような孤独感を感じています。
やりがいを感じない仕事ほどつらいものはありませんね。
共働きママが大変さを感じるときとは
家事や育児をパパと分担できない不平等感
共働きのお家でも家事や育児を完全に分担されている家庭もあり、パパが洗濯物や布団を干しているのを見かけます。ですが周りのママの話を聞いても、そのようなパパはごくわずかだそうです。
ほとんどのパパは家事や育児はママの仕事と考えていて、ママは家事と育児に追われてから出勤し、退社後も買い物に子どものお迎え。さらに夕飯の準備…そんな毎日を送っています。
この原因の一つに、パパの仕事の帰りが遅いことがあげられます。また子どもの成長に関して、母親の愛情が関係するという考えがあります。その考えからママ自身もできることはやってしまい、パパと分担ができなくなって不平等感を感じるようです。
時間にも心にもゆとりがもてない
共働きママは時間に追われ、心にゆとりがもてないと感じているママが多いようです。朝から家事と育児、それに加えてママ自身の用意をして子どもを保育園に送り出す…これらを限られた朝の時間にやらなければなりません。
また、帰宅した後も寝るまでは予定でいっぱいです。ママによっては、残業をしない代わりに持ち帰りで仕事をされているママもいらっしゃるでしょう。
家に帰ってもやらなければならないことが多く、睡眠時間を確保できなくなり、体力面からもゆとりがなくなってしまうママが多いようです。
子育てとの両立を理解してくれない職場環境
現状はこのような会社はごくわずかで、まだまだ子育てママが働きやすい環境にはなっていないようです。共働きママが働きやすい環境は、残業がなくて子どもの都合に合わせた休みがとりやすいことです。
しかし休みをとるとほかの社員にしわ寄せがあったり、上司や同僚から非難されることも。そのようなことにならないように誰よりも努力をして、家事や育児も手抜きをしないで頑張ります。
ですが、この大変さを理解してくれる職場環境が少ないため、精神的に追い込まれてしまうこともあるようです。
大変な時期を乗り越えるためにできること
専業主婦ママも保育園を上手に活用しよう
保育園には、保護者の所用や育児負担の軽減を目的とした一時保育があります。一時保育の料金は、例をあげると4時間まで2,000円、8時間まで3,000円など様々。保育園によって違うので預ける予定の保育園に確認してみてください。
育児や家事は本当につらくても人に頼れないことが多いですよね。保育料を支払うことに負い目を感じるママもいると思いますが、一時保育を利用するのは悪いことではありません。活用してママの時間も大切にしましょう。