ワーキングマザーの帰宅時間は?夜の家事や育児をスムーズにするコツ
働きながら子どもを育てるワーキングマザーが家に帰る時間はどのくらいなのでしょうか。ワーキングマザーならではの家事の時短方法や、子どもとの時間の確保への工夫はあるのでしょうか。家事に育児、そして仕事も頑張るママがスムーズに毎日を送るコツをご紹介します。
ワーキングマザーの帰宅時間と家事分担
ワーキングマザーの割合は年々増加している
ワーキングマザーの仕事には正社員だけでなく、契約社員やパートなども含まれています。毎日働いているわけではないけれど、なんらかの仕事をしているママは多くいるんですね。
また、一番下の子どもの年齢が上がるごとに仕事をしているママの割合が増えていくのも特徴です。ただ、正社員で働くママは子どもの年齢にかかわらず20%台にとどまっていることから、正規雇用で働くママは少数派のようです。
平均帰宅時間はパパよりママの方が早い
ママに比べてパパはというと、フィンランドは16時台、インドネシアは17時台、中国が18時台がピークなのに対し、日本のパパは19~22時までに分散はしているものの、ほかの国に比べても圧倒的に帰宅が遅いことが分かりました。
ママはパパよりも早く帰るのが当たり前の日本ですが、海外ではそこまでの差はないようですね。
家事や育児はママの分担率が圧倒的に高い
ただ、パパはほとんどが正規雇用なのに対し、ママの正規雇用が20%台にとどまっていること、ママの方が帰宅時間が早いことからも家事、育児の分担はママの方に負担が大きいのは変わっていないようです。2016年の総務省による社会生活基本調査では、共働き家庭のパパが家事をする時間は1日平均67分なのに対し、ママは327分という調査結果が出ています。
この結果を見て「パパは1時間以上も手伝っているかしら?」と思うママもいそうですね。
帰宅時間が遅い先輩ママが意識していること
家事分担はお互いの負担を減らせる方法で
家事は大きく分けると掃除・洗濯・料理となりますが、どの家事もワンステップで終わるものではなく、色々な掃除の場所や方法、料理なら献立を考えるところから後片づけまで様々あります。まずはこれらを書き出して、可視化するとパパにも分かりやすくなります。たかが料理、ただの掃除と思われないコツです。
そこからさらにパパの得意不得意などを相談しながら、できることを分担していくようにしましょう。
完璧を求めて頑張りすぎない
完璧主義のママには最初は戸惑いもあるかもしれませんが、家事とは家族が納得していれば完璧でなくてもよいのです。「パパが気になるところは自分でやってね」と最初に伝えるのもポイントです。
綺麗な部屋や手の込んだ料理よりも、ママの毎日に余裕があり、子どもと少しでも触れ合える時間がある方が家族としては嬉しいはずです。
子どもとの時間が短くても罪悪感を持たない
いつも一緒にいるとそれが当たり前になってしまいますが、ママが子どもと向き合える時間が限られている分、より貴重な時間に感じられるはずです。毎日子どもと遊ぶ時間は思いっきり笑顔で楽しむ工夫をすれば子どもにとっても嬉しい時間、ママの愛情を感じられる時間になりますね。
頑張るママの姿を見て、子どもも成長していくはずです。
帰宅後の家事をスムーズにするコツ
作り置きや下ごしらえで夕食作りを時短
家族には新鮮で温かいものを食べてもらいたいと、その都度料理をするママは偉いですが、ここにも一工夫しましょう。週末に買い物をした食材を下ごしらえしておくだけでも、料理の下準備の時間が減らせてスピーディーに食卓に乗せることができます。野菜は皮をむいて切ってから密封できる保存袋やタッパーに入れて冷凍または冷蔵で保存しておきましょう。根菜や葉物は茹でてから冷凍します。
常備菜などを作り置きしておく、肉や魚は揚げるだけ、焼くだけの状態にして冷凍保存するのも時短の基本です。