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共働き夫婦、口座管理はどうする?共通口座のかしこい活用方法

共働き夫婦、口座管理はどうする?共通口座のかしこい活用方法

あなたはどのようにお金を管理していますか?特に共働きをしていると、お金の流れが分かりにくくなることがありますよね。貯金を増やしたり、いざというときに困らないようにしたりするために、口座は三つに分けるとよいようです。ここではその具体的方法や、貯金を増やすポイントなどを紹介したいと思います。

三つの口座に分けて家計を管理しよう

生活費口座には必要な分だけ入金しよう

生活費は家族の基本的な支出のことです。具体的には食費、住居費、光熱費、保健医療費、交通費、通信費、教育費、娯楽費、服や美容に関わる費用などが生活費にあたります。生活費の口座を作っておけば、今月生活費にいくら使ったのか家計簿をつけなくて一目瞭然です。

家族の人数や各家庭によっても生活費は異なることでしょう。あなたの家庭では生活費がどのくらいかかりますか?ある調査では、全国の2人以上の世帯の生活費の平均は約31万円という結果がでています。

生活費口座にはあなたの家庭の平均的な生活費よりも若干多めに入金しておいたほうが万が一足りなくなったときに便利です。もし、余るような場合は定期的に予備費用の口座にお金を移すとよいでしょう。

予備費口座でいざというときに備えよう

生活費用と貯金用の口座を分けているママは多いようですが、予備費口座を持っているママの割合はぐっと少なくなります。毎月ではありませんが、税金や保険料、車検、冠婚葬祭、旅行など不定期でまとまった額が必要になる月がありますよね。予備口座はこのような出費に備えて貯金しておく口座です。

例えば年末年始や車検の月など手元の生活費だけでは足りなくなり、貯金を崩してやりくりしたという経験はありませんか?せっかく貯めている貯金はなるべく手をつけたくありませんよね。確実に貯金を増やすためにも予備費口座を作りましょう。

予備費口座には毎月決められた金額を入金してもよいですし、ボーナス月にまとめて入金しているというママも多いようです。

貯金用口座で確実にお金を貯めよう

確実にお金を貯めるためには、簡単に下すことのできない=貯蓄用の口座を作りましょう。貯蓄用の口座がきちんと決まっていないと、ついつい「今月は厳しいから」とお金を使ってしまい、なかなか目標額を貯めることができません。

貯蓄用の口座なので、金利の高めな定期預金を利用するのもよいと思います。しかし、定期預金は満期になる前に解約してしまうと、金利が普通預金の金利よりも低くなってしまうことがあるので注意が必要です。

将来、子どもに必要となる学費などに不安を感じるママも多いことでしょう。純粋に子どものための貯蓄を考えているのなら、子ども名義の口座を作ってもよいですよね。毎月決められた金額を決めて入金したり、児童手当をそのまま貯金しているママも多いようです。

お金の管理を共有し、夫婦で貯金を増やそう

給与はそれぞれ把握し、一緒に管理しよう

共働き夫婦の場合、お互いの収入(口座)から毎月一定額を夫婦共通の口座に振込み、その口座で住居費や食費などといった生活費を賄っているという家庭も多いようです。しかし、生活費として支出した後「お互いどのようにお金を使っているのか分からない」という家庭も少なくないようです。

あなたはお互いの収入や通帳の残高を把握していますか?もし、本気で貯蓄を考えるのであれば、すべての収入は2人で管理することをおすすめします。

予備口座は一つでも、貯蓄用の口座はなにも一つだけでなくてもよいと思います。それぞれパパとママ名義の貯蓄口座を作り、毎月決められた金額を貯蓄してもよいかもしれませんね。仮に、万が一離婚の話が出たときにも揉める心配が少なくなります。

積み立ては自動引き落としを活用しよう

人間は目の前の現金に弱い生き物です。「ついつい振りこみを後回しにして忘れていた」なんてことも起きるかもしれません。貯蓄用の口座(積み立て)への入金は給料から自動引き落としにして確実に入金するようにしましょう。

自動的にある一定額が貯金される定期預金もよいですし、定額自動入金(メインの銀行口座から毎月決まった額を資金移動してくれるシステム)を利用するのもよいでしょう。住信SBIネット銀行やソニー銀行は資金移動のときにかかる手数料が無料ですよ。

どうしても自動引落としが難しい理由がある場合は、給料のように貯蓄用口座に振り込む日を決めておくとよいでしょう。おすすめはズバリ給料日です。給料日なら間違いなく入金できますよね。

100万円ぐらいからを目標にしてみよう

貯蓄は、年収の10〜15%を目安にするとよいといわれています。30代の平均年収は300〜500万円といわれており、1年間で100万円の貯金は決して簡単なものではありません。しかし、共稼ぎの夫婦であれば年間100万円の貯蓄も十分可能なのではないでしょうか。

年間100万円ということは、1カ月では83,333円です。夫婦それぞれが月に4万円くらい貯金できれば1年間で100万円が達成できることになりますね。

毎月8万円以上を貯金すると決めても、ボーナス月に多めに貯金して普段の月の負担を減らして貯金してもよいでしょう。ボーナスを当てにせず、毎月の給料から貯蓄をすればボーナスが余った場合などは、さらに上乗せして貯金を増やすことができるでしょう。

実際に共通口座と家族カードを作ってみよう

夫婦どちらかのメインバンクで口座を作ろう

生活費の支出を行う共通口座は、パパかママのメインバンクで口座を作りましょう。まったく違う銀行に口座を作ってしまうと、毎回振込手数料がかかってしまう場合があるからです。同じ銀行でも同じ本店や支店でない場合は手数料がかかる銀行もあります。ゆうちょ銀行の場合は、ATMカードで振りこむ場合は支店が違っても月に3回まで手数料が無料です。

例外として、先ほどもお話しましたが住信SBIネット銀行やソニー銀行の定額自動入金を利用すれば、毎月自分で決めた金額を手数料無料で資金移動することができます。

口座を開設するときに注意するポイントは高額を一度に振りこまないことです。もし本人名義以外の口座へ一度に110万円以上振りこんでしまうと、贈与税の対象となってしまいます。
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