夫婦のへそくり事情を知りたい!隠し場所や使い道と貯め方について
教育や進学など子どものために使う
ただ、一般的に教育資金は家族に隠れて貯めていくものではありませんね。わざわざへそくりにするのにはママの思惑があると考えられます。
例えば「パパが浪費家で教育資金用に貯めたお金を使いそう」という切実なものや「子どもがお金のかかる学部を希望したときに足しにできるように」と将来の子どもの後押しをするためもあるようです。
一方、へそくりの使い道をパパに聞いたアンケートで「子どものため」と答えたパパはママの約半数でした。ママの方が子どもの教育に関心を持つ人が多いのかもしれませんね。
自分のストレス解消や欲しいものを買う
具体的にどんなものを購入しているのかを聞いたところ「コツコツ貯めたへそくりで、思い切って3万円の枕を購入。とても快適で買ってよかった!」という声がありました。また別のママは「大好きなミュージシャンのコンサートへ行きました。楽しくてストレス発散にもなって、頑張って貯めてよかった」そうです。
「今は欲しいものはないけれど、欲しいものができたときのために貯めている」というママもいます。自由に使えるお金を確保できる点は、へそくりを貯めるメリットかもしれません。
へそくりを上手に貯める方法とは
クレジットカードなどのポイントを換金
「ポイントが貯まるほど普段クレジットカードを使わない」と思うママもいるかもしれませんが、クレジットカードで支払いできる生活費は意外と多いです。
光熱費や水道代、スマホ代、食費などの支払いを合計すれば、10万円近くなる家庭もあるのではないでしょうか。これらをクレジットカードで支払えば、還元率によって月々500~1,000円程度のポイントを貯めることができます。
貯めたポイントは生活費の支払いに使えるので、その分をへそくりに回しましょう。また最近お店によっては、貯めたポイントを使って支払いができるようですよ。
生活費で余ったお金をコツコツ貯める
生活費で削りやすいのが食費です。食材選びに気を配れば、コツコツとお金を貯めることができますよ。また生活費に外食の予算が含まれていて、頻繁に外食をする家庭なら、1~2食分を節約して家で食べるだけでも生活費を抑えることができます。
ただし生活費をへそくりにするなら、あくまで余ったお金を貯めることが大切です。余剰金を作るために食費を無理やり削って栄養の偏った食事になったり、パパに交渉してお小遣いを減らしたりなど、やりすぎて家族に迷惑をかけないようにしてくださいね。
株式投資や投資信託を始める
「株式投資や投資信託なんて難しそう」「リスクが怖い」などマイナスなイメージを持つママもいると思いますが、現在のようなマイナス金利政策の時代、貯めたお金を銀行などに預けてもほぼ増やすことはできませんね。へそくりを増やしたいなら、有効な手段の一つになります。
ある適度の知識があって自分でお金を増やしたいなら株式投資、リスクを最小限にしたいならプロに預けて資産運用してもらう投資信託を選ぶママが多いようです。
最近では500円という少額で始められる投資信託もあります。手持ちのへそくりを増やしたい、投資未経験ママにおすすめです。
へそくりがばれたときのために
1カ所に隠すのではなく分散して隠そう
そんなリスクを減らすためにもへそくりは分散して隠しておくことをおすすめします。1カ所のへそくりがばれてもほかのへそくりが無事なら、ママの自由なお金を守ることができますよ。
分散する方法は様々です。現金をクローゼットやキッチンなど、場所を分散して隠す方法もありますし、ご紹介したインターネットバンキングや投資信託、また「ナナコ」「Suica」などの電子マネーなど、現金以外の様々な方法で分散して貯めておくのもよいですね。色々な隠し方をしておけば、いざというときも安心です。
前もって言い訳を考えておく
例えば、ママがへそくりをする理由としてご紹介した「いざというときのため」「子どもの教育資金」などはパパも納得しやすいですね。生活費からへそくりを捻出している場合でも、生活費を減らされる可能性は低いかもしれません。
ただしどんな言い訳をしても、見つかったへそくりを再びママの自由なお金にすることは難しくなります。ママの自由に使えるお金を確保するためにも、やはりへそくりは分散して隠すようにしましょう。
専業主婦のへそくりも税金対策が必要
贈与税を支払わないためには税金対策が必要です。年間110万円以下なら贈与税はかからないので、貯めるならそれ以下にしましょう。ただしパパのお給料からお小遣いなどをもらっている場合は、それも含めた額が対象となるのでご注意を。
また、パパにもしものことがあって相続税の申告をしないといけなくなったら、そのとき持っているへそくりも申告対象になります。しかし配偶者の場合1億6,000万円まで相続税が課税されないので、相当の高額でない限り安心して申告してください。