夫婦のへそくり事情を知りたい!隠し場所や使い道と貯め方について
多くのママが関心を持つお金にまつわる事情。今回はその中でも「へそくり事情」についてお伝えします。へそくりをしている夫婦の割合や金額、またママたちがパパや子どもに見つからないためにどんな工夫をして隠しているのか、どんなふうに貯めているのかなどをご紹介します。興味のあるママ、参考にしてくださいね。
目次
- 夫婦のへそくり事情を知ろう
- へそくりとは家族に内緒で貯めたお金
- 夫婦の約4割以上がしている
- 女性は男性の約2倍へそくりがある
- へそくりを隠すのに適している場所
- タンスやクローゼットの衣類の中
- 家族があまり入ってこないキッチン
- 通帳もなく見つかりにくいネットバンク
- ママはへそくりをどんなことに使う?
- 病気などいざというときのため
- 教育や進学など子どものために使う
- 自分のストレス解消や欲しいものを買う
- へそくりを上手に貯める方法とは
- クレジットカードなどのポイントを換金
- 生活費で余ったお金をコツコツ貯める
- 株式投資や投資信託を始める
- へそくりがばれたときのために
- 1カ所に隠すのではなく分散して隠そう
- 前もって言い訳を考えておく
- 専業主婦のへそくりも税金対策が必要
- まとめ
夫婦のへそくり事情を知ろう
へそくりとは家族に内緒で貯めたお金
さて、この「へそくり」という言葉、一体いつごろから使われていると思いますか?ずっと昔、なんと古事記にその名が記載されています。
その当時、村の女性たちが内職として「綜麻(へそ)」を作っていました。綜麻は麻糸を巻きつけた糸巻きのことです。この綜麻を作ることを綜麻を繰る(くる)といい、内職で貯めたお金のことを「へそくり」と呼ぶようになったのだそうです。
別の由来もあります。昔はお金などを腹巻きに入れて持ち運んでいて「ヘソの奥から繰りだすお金」から転じて「へそくり」となったそうです。
夫婦の約4割以上がしている
まずへそくりをしているパパやママの割合です。アンケートによるとパパやママのうち41.4%、実に4割以上の夫婦がへそくりをしていることがわかりました。
4割というと5人いれば2人はへそくりをしている計算になります。意外と身近なパパやママも、こっそり貯めているかもしれませんね。
また男女別でへそくりをしているパパやママの割合を見てみると、パパが38.6%、ママが44.2%となりました。ママの方がへそくりをしているケースが若干多いようです。
女性は男性の約2倍へそくりがある
まずへそくりをしているパパやママの平均金額は約160万だそうです。がんばって貯めている印象を受けますが、下記の金額別の割合(抜粋)を見ると、多くの人が貯めている額はそれより少ないことがわかります。
へそくり金額:割合
10万円未満:23.6%
10〜50万円未満:26.5%
100〜200万円未満:15.0%
また男女別では、パパの平均が約102万円、ママが約211万円でママが約2倍となっています。これはママの方が将来を心配しがちで、パパの方が楽観的な傾向があるためといわれています。
へそくりを隠すのに適している場所
タンスやクローゼットの衣類の中
よくある隠し場所として「タンスの中」が有名ですが、これは王道すぎて逆に見つかることも多いのだとか。そこでママたちは一工夫。タンスやクローゼットの「衣類の中」に隠すことで、見つかりにくくするのだそうです。
あるママは丸めたお札を布で包み、それを下着で巻いて隠しているそうです。「パパが私の下着をごそごそ荒らすことは考えにくいし、実際に長年見つかっていない」そうですよ。
そのとき着用しない、季節ものの衣類を利用するママもいます。夏はコートのポケット、冬は短パンのポケットなどです。これも確かに、パパに見つかりにくそうですね。
家族があまり入ってこないキッチン
具体的な隠し場所としては食器棚の奥や冷蔵庫などです。冷蔵庫はパパも利用する場所ですが、野菜室の底やシチューの箱の中など、工夫次第で見つかりにくくなりますよ。またパパがほとんど開けることがない床下収納を隠し場所にするママも多いようです。
パパが料理好きでも、普段あまり使用しない食器が入っている棚の奥などであれば、見つかりにくいですね。またママしか使わないような調味料、例えばクミンやグローブなどインド系の調味料の保管場所に隠しているママもいるようです。
通帳もなく見つかりにくいネットバンク
ネットバンクはインターネット上に口座を持つことができるので、スマホで管理が可能です。もしネットバンクを開設していることがばれても、暗証番号を教えない限り金額を知られることがない点も安心です。
また通帳が無いので「この通帳は何?」とパパに聞かれる心配もありません。キャッシュカードは必要ですが、ほかのカードと一緒に管理すればバレにくいでしょう。
ただし注意点として、入出金時に手数料がかかる場合があります。入出金で損をしないためにも、まとめて入金するなど対策をしているママが多いようです。
ママはへそくりをどんなことに使う?
病気などいざというときのため
あいまいな理由ですが、確かに生活をしていると「いざというとき」はつきものですね。
例えば家族が病気になったとき。治療費だけでなく通院の交通費やママが看病で忙しくなって外食が増えたときの補填など、お金は何かと必要になります。「保険だけではいざというとき不安」という気持ちからへそくりをするのかもしれません。
また「いざというとき」には、お給料が減ったり、万が一離婚をしたりしたときの用心も入っているようです。人生には色々な「いざというとき」があるので、不安を減らすためにへそくりをする気持ちはわかりますね。