赤ちゃん誕生後に生活費はどれだけ必要?活用したい手当や節約術
赤ちゃんが生まれ家族が増えると、その分生活費も増えてきます。「生活費がどれだけかかるか心配」というママも多いでしょう。今回は、赤ちゃんとの生活で具体的に必要なお金や、知っておきたい出産育児の手当て、上手な節約のコツをまとめてみました。
赤ちゃんが生まれたら必要なお金
赤ちゃんと夫婦3人家族の平均年収と生活費
20代であったり共働きかどうかなどで、少し前後しそうですね。
次に生活費を見てみましょう。平均は以下のような感じです。
【食費】 41,480円(産前39,538円)
【電気代】 6,625円(800円アップ)
【水道代】 5,420円(800円アップ)
【ガス代】 5,238円(倍以上になったという人も)
このように、ほとんどの項目で出費が少しずつアップしています。
体温調節の苦手な赤ちゃんのために冷暖房を使ったり、沐浴や洗濯回数が増えるのが要因のようです。
ベビー用品にかかる毎月のお金はいくら?
1カ月の平均を調べると以下のような結果が出ています。
【ミルク代】 4,038円(完全母乳の場合は0円、混合やミルクの場合7,225円)
【おむつ代】 4,873円
【ベビー服代】 8,921円
【その他】 5,921円(おしりふきや綿棒、スキンケア用品など、こまごましたもの)
これは毎月の平均金額ですが、その他にもベッドや布団、ベビーカーなど、出産準備にもたくさんのお金がかかってきます。おもちゃなど、その都度必要になるものもあります。
赤ちゃんが1人増えるだけで、生活費にもベビー用品にも、それまでよりもたくさんのお金が必要になってくるのですね。
赤ちゃんのお祝いに必要な費用は?
平均額は以下のようになります。
【出産祝い内祝い】18万円
【お宮参り】38,676円
【初節句】25,263円
【お食い初め】23,750円
お宮参りでは、ご祈祷の他に着物代やスタジオでの記念写真代などにも、お金がかかることが多いようです。お食い初めは、自宅でお祝いする場合は漆器類を含めた準備に費用がかかります。最近はお祝いプランのあるホテル・料亭を利用する場合も多いようです。
このように赤ちゃんが生まれると、様々な行事があり、色々な出費が必要になってくるのですね。
出産・育児でもらえる3つの手当て
働くママがもらえる「出産手当金」
1日あたりの支給額は、支給開始日以前の継続した12ヶ月間の給与の平均額÷30日×2/3になります。
また条件に当てはまれば、雇用保険から「育児休業給付金」という手当ても支払われます。雇用保険に2年以上加入していた場合、当てはまるかもしれないので調べてみましょう。
最初の180日間は休業前の賃金の67.0%、それ以降は50.0%が支払われ、条件により最大2歳まで給付されます。
専業ママももらえる「出産育児一時金」
この支給は、妊娠4か月(85日)以上で出産した場合は、流産、早産、死産、人工中絶などの場合も対象になっています。
また出産育児一時金を、そのまま出産費用に充てることができるように、協会けんぽから直接医療機関などへ支払うこともできます。その場合、出産費用としてまとまったお金を準備する必要がなくなるので、退院時の手続きがスムーズにできますね。
子どもの生活費を支援する「児童手当」
支給額は、0~3歳未満は1人当たり15,000円、3歳~小学校卒業までは、第1子第2子の場合10,000円、第3子以降は15,000円となっています。中学生は1人当たり10,000円が支給されます。
また、高額所得者世帯で所得の制限を超えている場合でも、特例として1人5,000円は支給されます。
児童手当は、出産届けを出す際に一緒に申請します。そして年に一度「現況届」というものを、居住地の自治体に提出して更新していきます。
また「医療費助成制度」というものもあり、医療費の援助もあります。