節約を意識しても貯金が増えない!ママが無理なく賢く貯める秘訣
子どもの学費や老後の資金のことを考え、少しでも貯金額を増やすために日々節約に励んでいるママもいることでしょう。しかしなかなか貯金額が増えず、悩むこともあるかもしれません。そこで今回は、ほかの家庭の節約状況とママが節約のためにしていること、三つの貯金テクなどについてお話しします。
まずはみんなの節約状況を知ろう
約9割の人が節約を意識して生活している
2018年に2,432人の男女(20歳以上)を対象に行われたあるネットアンケート調査では、節約をまあまあ意識していると答えた人は全体の59.2%、強く意識していると答えた人は32.5%、あまり意識していないという人が7%、まったく意識していないという人が1.3%という結果になりました。
つまり、約9割の人が節約を意識して生活しているということになります。
アンケートに答えたある50代の男性は、会社の事情で年収が100万円ほど減った上に、車の修理代や自宅の温水器の修理代、さらに大学へ通う子どもの授業料などを支払わなければならないため、日々節約を意識せざるを得ないという境遇にあるようです。
節約を意識する理由はやはり老後の不安
ある20代の女性は、将来どれぐらい年金を貰えるかわからないため、念のために貯蓄を増やしておきたいとコメントしていました。このように、若いうちから将来について考え貯金を始めることにより、老後の不安を少しでも減らしておきたいという人もいるようです。
ママの中には、やはり金銭面での老後の不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。子どもの教育資金も必要ですし、少しでも節約を心がけ、将来安心して過ごせるように今から準備しておきたいですよね。
主婦の節約意識は地域差もあり
北海道は寒く雪が積もりやすいので、光熱水道費がほかの地域に比べ高いという事情があります。さらに公共交通機関の利便性があまりよくないので、自家用車を持っている家庭が多く、車の維持費にもお金がかかる家庭が多いとされています。生活に必要な支出のために、ほかの場面で節約を心がけているようです。
四国では、ほかの地域に比べ子どもの教育費への支出が高い傾向にあり、その分ほかの支出を少しでも減らそうと節約に励んでいる主婦が多いとのことです。子どもが他県の大学に進学する率が高く、ほかの地域より仕送り金も多くかかっています。
ママが節約のためにやっていることは?
お家で始めやすい光熱費の節約
たとえば、できるだけ電気をつけっぱなしにしないようにしたいですね。子どもがトイレに行った後、電気がつけっぱなしということも多々ありますよね。こまめに消すように、家庭内のルールとして教えていくのもよいでしょう。
また、歯磨きをしているときにパパが水道を出しっぱなしという話もよく聞きます。水道代の節約のために、うがいに必要な水はあらかじめコップに入れ、歯を磨いている間は水道の栓を締めるのを徹底するようにしましょう。
長い目で見ると、大きな節約につながります。
ママの賢いやりくりで食費を節約
スーパーのお総菜コーナーを見ると、1パック100円台で並んでいる商品もたくさんありますが、一見安いように思えても材料を買って自炊した方が安くつきます。安いからといって出来合いのお惣菜に釣られないようにしましょう。
スーパーの特売日にまとめ買いをしてストックするのも一案です。日持ちしない食材の場合は、調理して冷凍しておくという方法もあります。
また、毎回使い切る量だけを買うようにすると、賞味期限が切れて処分するという無駄がなくなりますよ。
100円ショップをうまく活用する
いつもはガス台で調理する食材も、電子レンジで調理をすればガス代の節約になるだけでなく時短にもなります。また、洗剤を使わずに食器洗いや掃除ができるスポンジであれば、洗剤代を節約できますね。
100円ショップには調味料や食材も売っているので、ある特定の食材を少しだけ使いたいというときに少量だけ購入することも可能です。
また、メイクグッズを少しでも節約したいというママにも100円ショップはおすすめです。ファンデーションのスポンジやマスカラブラシなども100円で揃えることができます。
節約とあわせて始めたい三つの貯金テク
児童手当は使わずに貯める
所得制限に引っかからないのであれば、児童手当は0歳以上から3歳未満の場合、毎月1万5千円を受け取ることができます。3歳以上からは、毎月1万円を中学校を卒業するまで受給することができます。第3子の場合に限り、3歳以上から中学卒業までは毎月1万5千円となります。
第1子や第2子の場合、児童手当すべてを貯金に回すとトータルで約200万円貯められることになります。生活費に使ってしまう前に、児童手当だけを積立貯金にしてもよいですね。