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子育てに早期教育は必要?メリットやデメリットと成功に導くコツ

子育てに早期教育は必要?メリットやデメリットと成功に導くコツ

早期教育については、各家庭の意見はさまざまだと思います。幼児教室や教材などがたくさんありますが、早期教育は本当に必要なのかはわからないと思っている方もいるのではないでしょうか。今回は、早期教育の効果やメリット、弊害やデメリットをまとめてみました。早期教育を考えている方は、参考にしてみてくださいね。

早期教育のメリットと期待される効果

基礎学力を早くつけることができる

早期教育は、胎児・乳幼児期から行う「超早期教育」と小学校就学前の幼児期から行う「幼児・就学前教育」があります。現代では、家庭内で学ぶことができる教材などもあり、家庭外では、知育や運動・音楽などとたくさんの教室がありますよね。

子どもの脳や神経系などは、0歳~5歳の時期に急激に発達し、5歳になると大人の80%ほどまで成長するといわれています。そのため、知的好奇心が旺盛で、脳が柔軟な時期に教育を行うと脳が活性化し、よりたくさんのことを吸収しやすくなるのだそうです。

このような早期に教育を受けた子どもは、基礎学力を早く身につけることができます。また、子ども自身の自信につながり、達成感などを実感することができます。

記憶力や理解力が鍛えられる

脳が柔軟なうちはたくさんのことを吸収することができます。乳児期や幼児期のうちに、子どもが興味のあるものや集中できるものを与えることによって、脳の神経細胞をつなぎ合わせている「シナプス」が多くなり、記憶力や理解力を伸ばすことができ、運動能力や創造力も高くなるそうです。

気をつけたいことは、親がやらせたいからと親の興味のあるものを取り入れても、子どもが興味がなければ記憶力も理解力も伸ばしにくいということです。子どもの好きなもの、好奇心をもった分野をみつけ取り入れることで、シナプスは増えていきます。

また、乳幼児期のうちから親が積極的に話しかけたり、絵本の読み聞かせをしたり、五感を使った遊びをしたりすることも大切ですよ。

得意な分野を早く見極めることができる

早期教育は、文字や英語・図形・フラッシュカードなどを使う知育系だけでなく、スポーツ教室や音楽教室など、さまざまな分野があります。子どもが興味を持ったものを小さいうちから続けることで、子どもの得意な分野を早く見極めることができ、伸ばすことができます。

外国語など普段の生活では関わりがありませんが、小さいうちに始めることで、ネイティブに近い発音や聞き取りを習得することができます。水泳やサッカーなどの運動機能、ピアノなどの音楽の専門教育を受けることにより、将来につながる技術や能力を鍛えることができるかもしれませんね。

子どもの得意分野を作ることで、自信に変わり、子ども自身で進んでいく力を伸ばすチャンスが広がっていきます。

早期教育のデメリットと指摘される弊害

自発性や創造性が育ちにくい

子どもがやりたくないのに親の都合で早期教育をやらせようとすると、子どもの自発性や創造性が育ちにくくなり、親の顔色をうかがったり、親が望む回答だけをしようとする子どもになってしまうという弊害があるそうです。「やりたくないけど、怒られるからやる」と子どもは我慢してしまいます。

また、習い事で遊ぶ時間が無くなってしまうことにより、周りとのコミュニケーション能力が育ちにくくなってしまう可能性もあります。

早期教育が悪いということではありませんが、「子どもにとってマイナスな影響を与えてしまうこともある」という可能性も考えられるので、早期教育を始めるときは、子どもにとってよいものなのか、ということを考える必要があるのかもしれませんね。

子どもにストレスを与えることもある

子どものためではなく、親の欲求を満たすための早期教育を行ってしまうと、子どもに「親の期待に応えなければいけない」と大きなプレッシャーとストレスを与えてしまうことになります。そのストレスにより、頭痛や過呼吸などを引き起こしてしまうこともあるそうです。

親が子どもに期待しすぎてしまうと、子どもは常に緊張状態になってしまい、交感神経が活発になり身体は興奮状態になります。長時間興奮状態が続いてしまうと、脳に酸素が行き届かず、脳の正常な発達ができなくなり、キレやすい人格や自己抑制ができない人格に育ってしまう可能性もあるそうです。

早期教育の主役は子どもなので、親が真剣にならずに子どもが楽しんで行える環境が整えられればよいですね。

中学生ごろになると差が見られなくなる

子どもの将来を考えて早期教育を行う家庭もあると思います。知育の早期教育で土台を作ることで、幼児期や小学校就学時は周りの子どもよりできることが多く感じられますが、言葉や文字・数字などを多く記憶する早期教育では中学生ごろになると差が見られなくなる傾向にあります。

特にIQ(知能指数)に関しては、幼児期にIQが高い子どもでも13歳ごろから19歳あたりになると、平均的なIQに落ち着いていき、早期教育の効果は薄れていくという調査結果もでているそうです。

IQが高いから勉強ができるわけではないので「小さいころは勉強ができていたのに」と子どもが追い込まれてしまうような言葉は避け、IQは平均的になる可能性があるということを頭に入れておきましょう。

先輩ママからのアドバイス

子どもの成長に合わせたものを取り入れる

先輩ママの話では、子どもの成長は、年齢はもちろんですが、同年齢の場合でも個人差があるのだそうです。周りの子どもがやっているからといって親が焦ってしまい、周りに合わせた教育を行ってしまうと、子どもは難しすぎると感じたり、つまらないと感じたりしてしまいます。年齢よりも、子ども自身の成長段階に合わせた早期教育を選びましょう。

また、子どもの個性により向き不向きがあるので、子ども一人一人の興味や得意なことは違います。保育園や幼稚園に通っていると「周りの子はできているのに…」とほかの子どもと自分の子どもを比べてしまうこともありますが、比べることは、子どもを否定していることと同じです。親が広い心を持ち、子どものことを受け入れることが1番大切ですね。
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