幼児期のスマホが子どもに与える影響。メリットやスマホ中毒の解決策
【先輩ママに聞きました】子どものスマホ離れのために、どんな対策をしましたか?
「子どもの前でむやみにスマホを使わない」と回答したママの体験談
- まだ1歳なので、あまりスマホに執着することはありませんが、普段から子どもの前でスマホをむやみにいじらないようにして、あまり子どもが興味を持たないようにしています。
- 基本的にスマホをみるのは、子どもが昼寝中と夜に寝付いてからにしています。ただ電話は好きなようなので、かつて使っていたガラケー本体をおもちゃとして与えています。
「他の遊びを提案する」と回答したママの体験談
- どうしても見たくなってしまう時は目安を決めて一緒にみたりもしますが、そうではない時はスキンシップをしたり、一緒に室内でも体を動かす、お絵かきをするなどの違う遊びに誘っています。
- 基本的にスマホに子供向けのアプリは入れず、ロックもかけて触っても何も面白くないものだと思わせます。そして、他のおもちゃや子供向けのテレビ番組に誘導してそちらの方が面白いと思わせるようにしています。
「『一日○○分まで』と時間のルールを決める」と回答したママの体験談
- 完璧にやめるとなると大変なので外食の時だけだったりと一時的なものとしています。大体30分未満にしています。
- スマホを使いたいと言った時はタイマーを10分くらいにセットして「ピピピピってなったらおしまいだよ」と言って使わせています。1日に何回か言いますが、時間を少しずつ短くしています。その習慣のおかげでスマホ以外のいろんなこともタイマーを鳴らすと切り上げてくれます。
■編集部コメント
また、スマホを使うときにタイマーを上手に活用しているママの体験談もありました。スマホだけでなくどのような遊びにもルールや時間制限があることについて、子どもに理解させる環境を少しずつ整えていくとよいかも知れません。
次のコーナーでは、スマホとのつき合い方を知ることの大切さについてご紹介します。
スマホとのつき合い方を知ることも大切
スマホが当たり前の時代
幼児期のスマホが子どもに与える悪影響を心配して「小さいうちからスマホを見せたくない」と思っているママは多いと思いますが、「まったく触れさせない」というのは難しいでしょう。
将来、子どもが自分用のスマホを持ったときに失敗しないよう、多少は触れる機会があってもよいかもしれません。問題なのは、子どもにスマホを渡して見守ることなく放置している、長時間スマホを見せているといったことです。
ママも子どものときに、時間を忘れてテレビやゲームに夢中になっていた経験がありますよね。たまにスマホを見ることで悪影響があるとは限りません。
ルールを守ることの大切さを教えよう
例えば「スマホを使うのはリビングだけ」「スマホを見るときはママと一緒に」「スマホを見るのは朝食後の10分だけ」などというように、スマホを使うときのルールを作ってみるのはいかがでしょうか。
「なぜルールを守る必要があるのか」「インターネットの危険性について」を子どもに説明することで、ルールを守ることの大切さを学ぶきっかけにもなりますよ。
スマホは様々な知識を手軽に得ることができる便利なアイテムです。安全に使って幼児期の教育にも役立てましょう。
守れなかったときのルールも決める
もし、ルールを守れないようなことがあれば「2日間はスマホを見るのはナシ」というようなペナルティを決めておくと、ルールを守ることへの意識も高まるでしょう。
子どもが小さいうちは、親が一方的にルールを決めても構いませんが、成長に合わせて子どもと話し合ってルールを更新していくことをおすすめします。
あまり理解できないままルールを決められるより、一緒に決めたほうが子どもも納得できるものとなり、ルールを守ることの大切さをより考えるようになるのではないでしょうか。
子どもがスマホ中毒かも?解決策について
子どもの前で親がスマホは使わない
親が楽しそうにスマホを触っていれば、子どもの目にもスマホが魅力的なものに見えるのは当然です。子どもは親が触っているものにはなんでも興味が湧くそうですよ。それがただのチラシだったとしても、子どもの目には魅力的に映ります。
だからこそ、子どもがいる前で不必要にスマホを使うことは避けたいですね。子どものスマホ中毒を心配する前に、親も自分自身のスマホの使い方を振り返る必要があるかもしれません。
子ども向け動画アプリを削除する
それでも子どもがスマホに執着するようであれば、電源を切った状態で「壊れちゃったから、もう使えないよ」と言いながらスマホを子どもに渡しましょう。動かない状態になれば子どももあきらめがつくようです。
「何分まで」というルールが理解できるようになれば、親子でまた違ったスマホの使い方ができるかもしれませんが、それが難しい場合にはスマホと距離を置くように親が対処する必要がありますね。
熱中できるものを見つけ、親子で遊ぶ
このときに、子どもだけほかの遊びをさせるのではなく、親も一緒になって遊んであげるとより効果的です。ひとりで遊ぶよりも誰かと遊ぶ方が楽しいですし、親が楽しそうに遊んでいれば、スマホに興味を持ったとき同様に子どももその遊びに熱中します。
一緒に自然の中で遊ぶのもおすすめです。遠くの景色を見ることは視力にもよい影響を与えてくれますよ。
スマホに子守を任せて減ってしまった親子のコミュニケーションの時間を取り戻し、たっぷり楽しみましょう。
まとめ
そんなスマホは大人にとって魅力的なツールですが、それは子どもにとっても同じこと。ハマりすぎると子どもの発育や安全面に不安が出てきます。
幼児期にスマホを使うメリットとデメリットを見極め、スマホに頼りすぎることなく上手に使いながら親子の時間を楽しみたいですね。