子どもの整理整頓は自立への第一歩。子育て中にできる整理整頓のコツ
成長するごとに増えてきた子どものおもちゃ。遊ぶだけでなく片づけることも、きちんとしつけていきたいですよね。就学前に、子どもにも自分で片づけの仕方をマスターしてもらえたら、ママも今よりぐんと楽になるはず。ママが子どもに伝えやすい、整理整頓の方法とコツを一緒に学んでみませんか。
目次
- トレーニングを始めるタイミングとコツは?
- 1歳ごろがトレーニング開始の目安
- まずはお手本を見せましょう
- コツは遊び感覚で楽しむこと
- どんな風に収納方法を工夫したらよいの?
- おもちゃや靴は決まった場所に片づける
- 一目でわかる「ラベリング」がおすすめ
- 洋服は「かける収納」で子どもでも簡単に
- お片づけのために親が気をつけることは
- おもちゃや絵本など増えすぎに注意
- 収納場所は子どもの目線に合わせましょう
- 「片づけなさい」よりも一緒に楽しむ
- 片づけの方法に悩んだら参考にしたいこと
- 近くの整理収納アドバイザーに相談してみる
- インスタの写真を参考にしてみる
- 「子どもがどんどん整理整頓したくなる! お片づけ帖」
- まとめ
トレーニングを始めるタイミングとコツは?
1歳ごろがトレーニング開始の目安
トレーニング開始の時期はまちまちですが、1歳過ぎたあたりからが始めどきでしょう。
年齢ごとのポイント
・0〜1歳 まだまだ散らかることの方が多いので、見守りながらママも一緒に
・2〜3歳 遊びの延長からうまく片づけに誘導して、できたときにはたくさん褒める
・4歳〜 ひとりでも片づけられるようになる。みずから進んでできるよう習慣づける
このように、子どもの成長に応じて伝え方にも工夫が必要です。
まずはお手本を見せましょう
ただし、このときにはあくまでも子どもにもわかりやすくするために、片づける動作を素早くしすぎないことが大切です。
片づけ方に自分のこだわりがある場合、もしも子どもが自分が伝えたとおりにやれていなくても、決して責めずに大目に見るようにしましょう。
また、食事の前や、散らかし過ぎているときなど「お片づけの時間だよ〜」と声がけして、片づけのタイミングを一緒に伝えていくのもよいですね。
コツは遊び感覚で楽しむこと
そんなときには、片づけごと遊びに変えてしまいましょう。ママやパパが一緒になって楽しそうに片づけ競争や、ゲームをやり始めたとわかれば、子どもはあわててそこに加わってくるはずです。みんなで楽しめて、さらに部屋まで片づくのはまさに一石二鳥ですね。
また、遊びながらも
「上手にできると気持ちがいいね〜」
「わぁ、小さなママみたい!」
「お片づけできてかっこいいね〜」
などの褒め言葉をかけ続けていくことが大切です。とくに、自分から進んで片づけてくれたときには、すかさず褒めるようにしょう。
どんな風に収納方法を工夫したらよいの?
おもちゃや靴は決まった場所に片づける
子どもにも定物定位置をわかりやすく伝えるために、おもちゃには帰るお家【決まった収納場所】があることを伝えるとよいでしょう。「このおもちゃのお家は、どこだったかな〜」と、パズル感覚で片づけられような収納の仕方にすれば子どもも楽しいはず。
また、靴を脱ぐときには、「ちゃんと隣に並べてあげないと、靴がひとりでお散歩に行っちゃうよ」などと伝えれば、2足で一組だということも覚えられますね。
一目でわかる「ラベリング」がおすすめ
おもちゃが増えたと感じたら、ラベリングをしてみましょう。
カテゴリー別に分けた箱に、それぞれにラベルを貼るだけですが、そうすることで子どもも覚えやすく、片づけ時間の短縮にもなります。また、箱の色を分けてもいいですし、ラベルに絵を描いたり、ひらがなで書いたりすると子どもも区別しやすいでしょう。
ただし、ひとつの箱におもちゃを詰め込みすぎると、余計にごちゃ混ぜになってしまうので、半分くらいの余裕を持たせておくとよいですね。
洋服は「かける収納」で子どもでも簡単に
服をたたんで引き出しにしまうのは、まだまだ難しいので、ハンガーにかけるものがあるときに「お願いこれ、ハンガーにかけておいて」と頼んでみましょう。自分ひとりでできるので、お手伝いしていることも感じられて、子どもはきっと楽しくなります。
2歳ごろには、男の子はお気に入りの服もでてきて、女の子ならオシャレに興味を持ち始めるでしょう。かける収納なら、子どもが自分で着る服を選びやすくなりますし、また、かけておくだけで、部屋の見た目がポップになってよいかもしれませんね。
お片づけのために親が気をつけることは
おもちゃや絵本など増えすぎに注意
頻繁に遊ぶ一軍のものは、すぐ出し入れできるところに、二軍以降のものは押し入れに収納しておけば、部屋もすっきりして気持ちよいですね。
また、ママが判断して勝手におもちゃを処分すると、後になって子どもから「あのおもちゃはどこにいったの?」と怒られることがあります。
この方法なら、しばらくは押し入れに寝かせておけますし、おもちゃや、絵本の存在を忘れたころに処分したり、子どもにひとつひとつ確認しながら一緒に処分したりすることもできますね。