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幼児の自立を上手に促したい!気持ちに寄り添いながらサポートしよう

幼児の自立を上手に促したい!気持ちに寄り添いながらサポートしよう

「子どもを自立させるってどうしたらいいのかしら」と悩むママは多いのではないでしょうか。どんなことが適切な対応になるのか難しいところですね。「自立」と一口にいっても、生活習慣の自立、心の自立など様々です。そこで、子どもがうまく自立するための促し方などをご紹介します。

まずは幼児期の自立について知ろう

身の回りのことが自分ひとりでできる

自立と聞いて最初に思い浮かぶのは、最低限は身の回りのことができることですね。例えば、きちんと座って最後まで食事をする、自分で服の脱ぎ着ができる、歯磨きができる、ひとりでトイレに行って処理ができる、などが挙げられます。

また、ママがいない幼稚園や保育園でも準備や後片づけができるのも自立の第一歩です。園でもできるようにするには、家でもできるようにしておかなければなりません。例えば、ハンカチを畳んだり、出席簿などをカバンにしまったり、水筒にお茶を入れて飲んだりする一連の行動もやり方を練習していなければ、いきなりできるものではないでしょう。

それまでママにしてもらっていたことをひとりでできるようにしていくことが、自立の道へと繋がります。

自立することでさらなる成長や意欲も

幼児期の自立は、これから迎える小学校入学以降にも影響が出てきます。幼児期に段階を踏んで上手に自立できれば、その後もそのまま成長していけるでしょう。

ママにとっては、いつまで経っても子どもです。特に、毎日見ていると線引きが難しく感じ、何かと手を出しがちになります。しかし、そこをグッと堪えて見守ることで、自分で立ち向かったり、何度もやり直す根気強さがついたり、相手の気持ちを考えたりできるようになるのです。ママが先回りしてしまうと自分で考える力や、やる気が下がります。

せっかく自分で服を着ようと思っても、ママが手を出すことが何度か続けば「どうせママがしてくれる」「面倒だからもういいや」という気持ちになり自立の大きな妨げになるかもしれません。

子どもが自然と自立できる環境作りが大切

実は、ママがよかれと思って子どもにしていることが、逆に自立を妨げていることがあります。愛情のつもりが過干渉になっていたり「こうでなくてはダメ」と思い込み過ぎて子どもに押しつけていたり、育児書どおりに進めたりすることは子どもの意思ではないため、自立を遅らせる原因といえるでしょう。

それでは、どのような環境作りが子どもの自立を促すのでしょうか。大切なのは、パパとママの愛情やそのほかの人たちとの繋がりです。パパとママからの愛情はあっても、周りの環境がよくなければそこからの影響を受けます。

パパとママは愛情を与えるだけでなく、環境を整えることも大切です。その上で、過剰に手を出すのではなく、やり方を伝えて自然と自分でする気持ちを育てていきましょう。

生活習慣における自立を上手に促すためには

食事中に無理強いをせずに意思を尊重する

食事をしているときにママが気になるのは、食べ物の好き嫌い、食べこぼし、ダラダラ食べる、お箸の持ち方などでしょう。このうち、好き嫌い以外は練習したり、年齢が上がったりすれば落ち着いてくることが多いですね。

しかし、好き嫌いは味や食感が嫌いという理由がある場合が多く、なかなか克服できないものでしょう。食べないと栄養が偏ると心配なママは、食べてくれるように悪戦苦闘するものです。ところが、子どもはどんなに小さく刻んで料理に混ぜ込んでも敏感に気づいてしまいます。

これは子どもの味蕾の数が大人より多く、味に敏感なためです。そんな子どもに無理強いをしても何もよいことはありません。子どもの意思を尊重し、いつかは食べてくれると見守ることも自立に繋がっていくでしょう。

洋服などは子ども自身に選んでもらう

成長してくると、服や靴の好み、その日にしてほしい髪型などを主張してきますよね。しかし、出かける場所や季節によってはママが考えているものと違うこともあるでしょう。

そのときに「こっちにしなさい」と言うと、反発したり、意思を抑え込んだりすることになります。これは、自立する上での妨げになるでしょう。

もし、ママが選んでほしい服があったとしても子どもは違うものを着たがることがあります。そのときは、複数の候補を並べて選ばせたり、ボトムスをママが選んでトップスは子どもに選ばせたりしてみるのです。そうすると、子どもはママの意見ではなく自分で選んだ気分になり、意思を無視されたという思いや反発の気持ちが薄れます。また、自分で選んだということが自信にもなるのです。

片づけ後の達成感や満足感を実感してもらう

ママも掃除をして部屋がきれいになったり、断捨離をして物がなくなったりするとすっきりしませんか。それと同じように、子どもも自分でできたという達成感や満足感を感じることは大切です。

子どもはおもちゃや絵本を片づけず、そのままにして次の遊びに取り掛かりますよね。そうするとママは片づけるように呼び掛けますが、しない場合は痺れを切らして片づけてしまうのではないでしょうか。

しかし、ここで「片づけなくてもママがしてくれる」と思わせてしまっては、自立の芽を摘むことになります。そこで、最初は呼び掛けるだけでなくママも一緒に片づけをしましょう。片づけができたら「すっきりして、気持ちいいね」と気持ちよさを実感することで、自分で片づける方向へ導いていけるのです。

子どもの気持ちに寄り添って自立を促そう

「甘え」が自立に必要なことだと理解する

「甘え」と「甘やかす」は、よく混同されがちですね。簡単にいえば、甘えは子どもが物ではなく心を要求してくること、甘やかすはママなどの都合に合わせて甘く接することになります。

甘やかすは、子どもが自分で服を着ようとしているのにママが着せてしまったり、お菓子がほしいと言えば買ったりすることです。一方、甘えとは、いつもは自分で着ているのに急に「ママ着せて」と言ってきたり、抱っこをせがんだりすることが当てはまるでしょう。

甘えたいときの子どもの気持ちとしては、寂しかったり、不安になったりしてパパやママに構ってほしいという心理になっています。この心の状態のときに、忙しくても拒絶せずに受け入れているとパパやママの愛情で心が満たされ、自立が早くなるでしょう。
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