【第3回】子どもにネイティブな英語を!幼児期の英語教育のメリット
感情の動きの中で英語を覚える
言葉や英語は子どもが感じた喜怒哀楽、人との関わりの中で感情が動いた瞬間など、生活の中の経験一つ一つが、言葉とともに記憶され、覚えていくことで身についていきます。
また、英語のビデオ教材ではなく、楽しく人の話を聞く、人と話すことが言葉の発語にもつながり、話そうという能動的なコミュニケーションへと繋がります。
だからこそ園という場所で、カリキュラム・体験を通じて、先生や友達と一緒に過ごす園の中だからこそ芽生える、人とコミュニケーションをとりたい、自分の気持ちをみんなに話したいという思いを持つことができるよう、日々さまざまなカリキュラムを実践しています。
どこにいても活躍できる可能性を育てる
“日本人である”があってこその英語
さまざまな国の人と交流する中では、日本文化や日本の価値観を理解していることもとても重要です。自国のことを知り、他国の人に伝えることができるからこそ、国を超えた共感やリスペクトを得ることができます。これは将来子どもが大きくなった時にとても大切なことです。
また「名前を呼ばれたら返事をする」「挨拶は自分からする」「脱いだ靴は揃える」など、日本に昔からある基本的なマナーや思いやり、集団行動の大切さなど、日本人にある和の心も養っていきます。
英語だけでなく、日本語も大切に
日本語もまだ十分じゃない幼児期からの早期英語教育について、母国語も中途半端になるのではという心配する方もいるかもしれません。ただ、海外で母国語と並行して第二言語の教育を幼児期から行っている国の子どもが母国語が話せなくなっているということはあまりありません。
Shiho先生は子どもの時に海外生活をしていたバイリンガル。ご自身の経験からお話してくれました。
「"バイリンガル"というのは、2つの言語を同じレベルで話せることを言い、どちらかに偏っている場合当てはまりません。英語だけに偏るのではなく、母国語でもある日本語もしっかり話せることが大切。そのためには、ご家庭ではたくさん日本語でお話して欲しいですね!」
園では英語で生活する分、家での日本語でコミュニケーションも大切にして欲しいと、園では日本語の絵本も設置していて、家で読めるように貸出もしています。母国を大切にする気持ちも育まれていきます。
子どもにあったプリスクールを!
早期英語教育の重要性が高まる中、企業主導型の保育所運営が可能になったことが後押しして、さまざまなプリスクールが増えています。制度上の制限もあり、施設の多くが認可外または市町村認可の保育施設になっています。その分、方針やカリキュラムも園によって個性があります。
子どもをプリスクールに行かせたい、興味がある方はまずはオープンスクールなどの体験や説明見学会に足を運んでみましょう。その上で、子どもの性格に合う園なのか、先生たちはどんな様子か見てみてください。
まとめ
英語を特別な"勉強"ではなく、人と楽しく過ごすための"言葉"として、自然と話し、会話する子どもの姿が、明るく元気に溢れていたのが印象的でした。生活の中でのコミュニケーションツールとしての英語であり、大人が思うほど特別なことではないのかもと感じました。
コミュニケーションには言葉、文字、ボディランゲージなど伝えるための"ツール"が必要になります。子どものいろいろな可能性を広げる一つとして、言葉の幅を育てる環境も大切なことなのかもしれません。
監修
名古屋市緑区のプリスクール。和の心を大切に、英語の日常生活を通じてお子様の豊かな感受性を育てます。2歳から小学校に上がるまでの4年間、英語の習得だけでなく、日本人らしいマナーや素養の習得、食育にも熱心に取り組んでいます。広々とした園庭とぬくもりある木の園舎でのびのび過ごせます。
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