1歳児の人見知りが悩みの種。人見知りについて知っておこう
1歳ごろといえば乳児期から乳幼児期へと成長を遂げる時期であり、成長に伴い子どもが一時的に人見知りになることもあります。ママ以外の人に子どもが人見知りをするのが悩みの種だというママも多いのではないでしょうか。そこで今回は1歳の子どもはなぜ人見知りをするのか、その解決策などについてご紹介します。
人見知りについての知識を得よう!
人見知りの原因とは?
人見知りは、それほどまでに赤ちゃんの脳が発達してきたという目安ともいえるのです。赤ちゃんは目の前に知らない人が現れた際に怖いと思う反面、興味も持っています。心の中に怖いもの見たさにも似た「近づきたいけれど怖いからどうしよう」というような葛藤が生まれることで泣いてしまうともいわれています。
もしかしたら好奇心旺盛で色々なものに興味を持つ赤ちゃんや、敏感で少し怖がりな子の場合は、人見知りが強くなる傾向にあるのかもしれませんね。
人見知りの時期はいつからいつまで?
人見知りは一般的には2歳前後に落ち着くといわれていますが、まったく人見知りをしないままの子もいますし、2歳を過ぎたあたりから出始める子もいます。また、一度はおさまったと思っていたのに再び人見知りが始まるなど、その期間や程度にも大きな個人差があるようです。
子どもの性格と親子関係、育児環境など、様々な違いが関係しているので、子どもの個性に合わせてじっくりとつき合っていきましょう。
発達障害や自閉症の可能性も?
しかし、大人でも誰一人として同じ人間がいないように、子どもも生まれたときからしっかりとした個性を持っているものです。
もともと社交的な子だったり、月齢が低いころから大勢の人に囲まれて育ったりした子は、人見知りをしにくいともいわれています。また、同じ環境で育っても、兄弟によってまったく反応が違う場合もありますよ。
多くの場合は、子どもの性格や生活環境によるものなので、必要以上に心配することはないでしょう。
1歳児が人見知りするときの行動
慣れていない人を睨む
周りの方と少し気まずい雰囲気になったとき、子どもはママの気持ちを敏感に察知します。ママが相手に対して申し訳ないと思って焦るほど、余計に子どもの機嫌が悪くなることもありますよ。
そんなときには、相手にも一言、人見知りの時期だと伝えた上で、子どもには「気になるね」などと優しく声をかけながらあやしてみるのも効果的です。そして「睨むと怖いよ」と少しずつ伝えてみてくださいね。
人が近づいてくると固まる
もしかしたら、少し怖がりで繊細な性格の子に多いのかもしれません。小さな子どもは知らない人を見つけて怖いと思いながらも、興味はあるのでその人のことをおそらくじっと観察しているのでしょう。
ママのそばから離れようとせずに、動きがぎこちなくなる子もいます。ママは心配になるかもしれませんが、大人も周りとコミュニケーションを取るときに緊張したり、うまく話せなかったりすることもありますよね。
子どもも新しい刺激に緊張しているだけなので、優しく見守りましょう。
ママ以外だと泣いてしまう
このころの子どもは、もうしっかりとママのことを特別な存在なのだと認識していますので、ママにとっては嬉しい反面、負担も増えて大変なのではないでしょうか。特に、子どもが一緒に入れない場所に連れて言った場合は、預けた瞬間に大泣きして困ってしまいますね。
そんなママと赤ちゃんの不安を少しでも解消できるように、普段から赤ちゃんがママ以外の人と過ごす時間を作るのも大切です。始めはママと離れるのが嫌でたくさん泣きますが、少しずつ時間を伸ばしていくと少しずつママがいない環境でも楽しく過ごせるようになりますよ。