遊びの中でつかまり立ちの練習を!得られる効果や便利なおもちゃとは
テーブルなどを支えにして立ち上がることで、赤ちゃんが今までとは違う視野で世界を見られるようになるのがつかまり立ちですよね。つかまり立ちは視野が広がるだけではなく、赤ちゃんに色々な効果をもたらせます。つかまり立ちで得られる効果やつかまり立ちの練習方法、練習に使えるおもちゃを三つご紹介します。
つかまり立ちで得られる効果と練習時期
ひざの屈伸や踏ん張りなどの動作を覚える
身体を支えるためには足の指を使い踏ん張る動作や、左右に揺れても倒れないバランス感覚も必要ですよね。これらも、赤ちゃんはつかまり立ちをすることで覚えていきます。体をまっすぐに保つために必要な体幹を鍛えることにつながっていくのです。
つかまり立ちは、今後伝い歩きやひとり歩きを始めるために必要な体幹を鍛えることや、平衡感覚を自然に覚えるために必要な動作といえますね。
視野が広がり視力も好奇心もアップする
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は未発達な状態で、30cmくらい先がなんとなく見えていますが、つかまり立ちをするころには0.2~0.4くらいの視力になります。物の立体感や遠近感も備わってきますよ。
物が見えるようになるため、好奇心もアップします。人差し指で指さしを行って「あーあー」などと声を出しながら、興味を持つものを知らせてくれることも増えますね。つかまり立ちは手や指も使うため、指先も器用になり色々な物を掴めるようにもなります。
ハイハイができるようになったら練習しよう
赤ちゃんの体は、ハイハイによって手や足腰など全身の筋肉が自然と鍛えられていきます。つかまり立ちをするためには、このような筋肉の発達が必要ですよね。筋肉の発達が追いついていない状態でつかまり立ちを行うのは赤ちゃんの体に負担がかかりますので、ハイハイができるようになってからがよいといえます。
月齢でいえば生後10~11カ月ごろですが、個人差もあるためハイハイができるようになってからと思うとよいですね。
遊びを取り入れたつかまり立ちの練習方法
ママが脇や腰を支えてサポートしながら練習
つかまり立ちの練習をこれから始めるという場合は、ママが赤ちゃんの脇や腰を支えてサポートを行いながら練習をするとよいですよ。赤ちゃんはスキンシップの延長として大好きなママとのふれあいを楽しめますし、ママも心配せずにつかまり立ちを見守れますね。
少しずつつかまり立ちができるようになってくると、ママの足に赤ちゃんがしがみついて立ち上がろうとすることも多くなります。このようなときに、赤ちゃんの手をとって立たせたりしゃがみ込んで脇を支えたりするのもよいですよ。
手を伸ばしたら届く位置に興味をひくものを
壁にイラストや鏡などを飾ってみるのもよい方法です。鏡を飾ると、赤ちゃんは自分の顔が映ることを不思議そうにのぞき込み、手で体を支えながら立ち上がることも多いですよ。また、ママやパパの姿が写り込むことにも興味を示します。赤ちゃんが好きなキャラクターがある場合には、イラストを目線の位置に合わせて貼ることで、自分の目線をイラストに合わせよう、触ってみようとして立ち上がることも多いですよ。
ダンボールで練習用具を自作する方法も
ダンボールに布を貼り、好きな動物の顔をフェルトで作って興味を引いたり、色々な形の穴をあけて型はめパズル風にしたりするママもいるようです。
ダンボールの上側と側面にボールが入る大きさの穴をあけ、中にスロープをつけて上からボールを入れると側面からボールが出てくる、というダンボールおもちゃを作ったママもいます。アイデア次第で色々な練習用具をダンボールで作れますね。
つかまり立ちの練習に使えるおもちゃ3選
仕掛けが豊富「頭と体の知育ボックスDX」
大きなサイコロのような形のおもちゃで、側面と上面に合わせて26種類以上の仕掛けが施されています。上面には音が出る仕掛けが6種類あります。触ってみたい、音を出してみたいなど赤ちゃんが興味を持ちやすい仕掛けなので、つかまり立ちに導きやすいですよ。立方体の形は安定感もあり、つかまり立ちをしてもおもちゃが倒れ、赤ちゃんが転倒するリスクが少ない点もうれしいですね。
おもちゃとして使わなくなった後は、おもちゃ箱としても使えるよう工夫されています。中身が空洞なので軽い点は片付けやすくてよいですね。