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子どもの身長が低くて心配。これって病気?身長を伸ばす方法は?

子どもの身長が低くて心配。これって病気?身長を伸ばす方法は?

子どもの成長は、親にとって何よりの気がかりですよね。特に身長は発育の大きな目安になるので心配しているママも多いことでしょう。子どもの身長が伸びないと、本人はもちろんママも気になりますよね。ここでは子どもの身長について分かっていることや、身長を伸ばすための基礎知識、家庭での取り組み方をご紹介します。

身長を伸ばすための基礎知識をチェック

子どもの身長が低い原因はさまざま

子どもの身長が低い原因には、どんなものがあるのでしょうか。

遺伝
子どもの身長には、ある程度親の影響があることが分かっています。身長に関する書籍には、親の身長から子どもの最終身長を求める計算式が紹介されることもあるようです。

心理・社会的な影響
親から愛情を得られない子どもの場合、成長を促す重要な成長ホルモンが分泌されにくくなるという研究結果が出ています。

病気の影響
・成長ホルモンや甲状腺ホルモンの分泌異常による病気
・ 染色体の病気
・ 子宮内発育不全
・ 骨や軟骨の病気
・ 心臓、肝臓、腎臓などの臓器の異常
など

原因不明
身長の伸びには個人差があり、早い時期に伸びる子や、時間をかけて伸びる子などさまざまです。

「成長曲線」があるのをご存知ですか?

母子手帳に載っている「成長曲線」とは子どもの身長、体重、頭囲などの年齢(2歳までは月齢)ごとに発育状況を男女別にグラフ化したものです。データは10年ごとに調査され、成長曲線に反映されています。

「成長曲線」というのは小児科医などの医療機関で使用する言葉で、厚生労働省や文部科学省では「発育曲線」と呼びます。母子手帳にも「身体発育曲線」と書かれています。

成長曲線の目的としては、「成長異常の早期発見と早期治療のため」、「異常が見つかるまでは成長が適正だったことを保証するため」などです。成長曲線は身長の「高い」「低い」の原因が病気かどうかを見つけるきっかけになります。

どうすれば「成長障害」かどうか判断できる?

もしかして自分の子どもが、病気が原因で身長が伸びない「成長障害」ではないか、と疑うようであれば、しかるべき専門家に相談してみましょう。

「成長障害」の子どもの場合、ホルモン系を専門に診察・治療する「内分泌系」になります。

・ 大学病院や総合病院などの小児科内の内分泌科
・ 子ども専門の大病院の内分泌科

大病院の場合は、紹介状を持っていないと受診できないことも。そのような場合はかかりつけの小児科医に紹介状を書いてもらいましょう。そのためにもまずは、かかりつけ医の先生に相談するとよいでしょう。

検査の結果によって治療が必要な場合、ホルモン療法が行われることが多いようです。副作用などが気になる場合は、主治医に相談するとよいでしょう。

他の子に比べて身長が低い気がします

子どもの身長が伸びるメカニズム

「身長が伸びる」といいますが、、そもそもなぜ身長は伸びるのでしょうか。その答えは「骨の成長」にあるといわれています。人間の身体には成人の場合、大小約206個の骨が存在しています。

子どもの頃は骨と骨の繋ぎ目に近い、骨の両端部分に「骨端線(こつたんせん)」あるいは「成長線」と呼ばれる軟骨で構成されたライン状の部分があります。

この軟骨部分は成長とともに増え、固くなるにつれて1本の骨が長くなります。軟骨が少しずつ成長し骨が成長する現象が起こると、結果的に「身長が伸びる」ことに繋がります。

しかし、なんらかの理由によって成長ホルモンが十分に分泌されないと、身長は伸びません。身長を伸ばすためには、十分な量の成長ホルモンの分泌が不可欠なのです。

背がぐんぐん伸びる「成長期」とは?

一般的に身長が伸びる「成長期」とは、具体的に何歳から何歳までのことをいうのでしょうか。もちろん個人差はありますが、一般的な年齢の目安を紹介したいと思います。

成長期とは身長や体重などを含む体格の成長速度がピークを迎え、大人の身体へと変化を遂げる時期を指します。具体的には「思春期」と呼ばれる約3年間を指し、一般的には「男子は11〜13歳頃」「女子は10〜12歳頃」といわれています。

この頃の身長の伸びの目安としては、1年間に男子は約8〜9cm、女子は1年間に約7~8cmといわれています。身長の「成長率」がピークを過ぎた後、1年毎の成長率は徐々に落ち着き、やがて完全に身長が伸びなくなる時期(男性で概ね18歳、女性で概ね16歳)を迎えます。

「肥満」は身長を伸ばす壁になる?

成長期に肥満の子どもは、体重に比例して身長が思うように伸びないということが医学的に分かっています。肥満の場合、成長ホルモンもたくさん分泌されて身長が伸びるのでは?と、疑問に思う方もいるかもしれません。

しかし実際は、肥満であるほど成長ホルモンの分泌量は減ってしまいます。成長ホルモンを分泌させる指示を出す脳が、肥満によって大きくなった身体を「大人になった」と勘違いし、成長期に必要な量の成長ホルモン分泌を抑えてしまうのです。

この「大人になった」という脳の錯覚は、思春期を迎える時期を早めてしまうこともあります。最終的な身長は10歳前後に始まる思春期までにいかに身長を伸ばせるかが鍵となるため、子どもの肥満はその後の成長の妨げになるのです。

家庭でできる身長を伸ばすための3大要素

栄養素をバランス良く摂取する「食事」

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