【第4回】いろんな経験が言葉を育てる!子どもの言葉の発達目安
言葉の発達を促すためにできること
・早寝・早起き
・口を使う(かじり取る・奥歯で噛む・舐める・吸う・吹くなど、あご・舌を使えるように)
・全身を使って遊ぶこと
・パパ、ママはできるだけ穏やかに
・子どもが話したい時にできるだけ相手をする
・テレビやスマホを見過ぎない(一緒にテレビなどを見ながら話すなどは○)
・子どもが笑った、声を出した時にパパやママが反応する
・お世話する時に話しかける(ごはんで「おいしいね」など)
・全身を使える遊びと指先を使う遊びをたくさんする
・子どもの言い間違いや発音は無理に直さず、さりげなく正しい言葉を聞かせる
・子どもが興味のある絵本で読み聞かせや質問に付き合う
<4歳〜5歳くらいまで>
・楽しかったことや面白かったこと、思ってることをゆっくり聞く
・なぞなぞ遊び、早口言葉、カルタなどの遊びを取り入れる
・お手伝い、きょうだいのお世話など、家族と関わる・話す場面を増やす
悩んだ時には早めに専門家に相談を
言葉以外の気がかりがあるとき
目的なく動く、意味なく飛び出す、動きを止めるとかんしゃくを起こすなど
注意欠陥や多動性障がい(AD・HD)の子にこのような行動が見られることがあります。子どもは好奇心旺盛で落ち着きがないものですが、このような状態が常だったり、大きな怪我や事故をしてしまう場合は相談を。
動作をつけて話しかけても注目しない、聞いてるのに全く違うことをするなど
知的障がいや発達遅延の子にこのような様子が見られることがあります。子どもは少しの環境変化や体調で様子が違うことが多いですが、このような状態が常の場合は相談を。
【3カ月以上同じ遊びばかりをしている、他の遊びに乗らない】
おもちゃをくるくる回す、本をペラペラめくる、何かを一列に並べるなど
自閉症スペクトラムの子で、このような様子が見られることがあります。対人関係を結んだり、自分の気持ちを整理して伝えることが苦手ですが、適切なサポート受けて育つと本人が困ることがなくなります。早めに相談できるといいでしょう。
モヤモヤは早めに相談でスッキリ!
もし言葉など、子どもの発達で心配や気がかりがある場合は、お住いの自治体が発行する母子手帳や子育て支援情報冊子などに発達の相談窓口が記載されていますので、そちらに連絡するとスムーズです。
まとめ
子ども以上に、パパやママが気持ちを楽にして子育てができるように、うまく相談やサービスを活用していけるといいですね。
監修
岡崎市こども発達センターすくも
発達に心配のある子が早期に相談・医療・支援を受けられるようにと設立された岡崎市の発達相談の窓口。こども発達相談センターでは、臨床心理士・保健師・保育士などによる、子どもの発達についての心配ごとや対応方法に関しての相談が可能。岡崎市・幸田町在住の方が利用可能。