6歳の子どもがひどい花粉症に!幼児に負担の少ない予防と治療
地球温暖化や大気汚染が原因で、年々子どもの花粉症発症率が増加しているそうです。「6歳の子どもがひどい花粉症になってしまい、自宅でできる対策を探している」「負担の少ない予防法が知りたい」などと考えているママも多いはず。ここでは、幼児に負担の少ない予防法や治療についてご紹介します。
幼児期の花粉症発症は年々増えている
目に見えて分かりやすい目の症状
しきりに目をこすっていたり、目がしょぼしょぼしたりしている場合は、花粉症の可能性が高いでしょう。子どもは目が痒いと我慢できずに掻いてしまうことが多いですが、できるだけ掻かないように気をつけましょう。
目を掻きすぎると、粘膜が傷つきやすくなってしまいます。その傷が原因で炎症を起こし、目の痒みや充血などが悪化してしまうこともあるので注意が必要です。どうしても目を掻いたりこすったりしてしまう場合は、子どもでも使用できる目薬を病院で処方してもらうとよいでしょう。
気づかずに悪化しやすい鼻の症状に注意
花粉症の症状といえば、大人のようなサラサラの鼻水が思い浮かびますよね。6歳ごろの子どもであれば、サラサラではなく粘っこい鼻水が出ることも多いです。数週間くしゃみがあまり出ずに粘っこい鼻水が出たり、鼻づまりが起きたりしている場合は花粉症が疑われます。
子どもの鼻づまりは、見た目では分かりにくいですよね。鼻の症状は気づかずに悪化しやすいので注意が必要です。
花粉症には喉や皮膚の症状もある
花粉症が原因で喉に痛みが出る場合は、アレルギー性咽頭炎と診断されることが多いようです。喉そのものが炎症を起こしたり、鼻水が喉まで降下して喉の粘膜が傷つけた結果、ウィルスや細菌が繁殖してしまい、咽頭炎を引き起こしてしまうそうですよ。
また皮膚に症状が出る場合もあります。顔が痒かったり、ヒリヒリして赤くなったりすることが多いようです。目や鼻、喉の症状は軽くても皮膚が荒れている場合は、花粉が原因かもしれませんよ。特に下まぶたから頬骨あたりは皮膚が薄く、花粉が付着すると痒みを感じやすいそうです。
子どもに合った治療法と薬をみつける
受診して薬を処方してもらう
また花粉症は、人によって症状や原因が異なります。症状の出方や重症度によって処方される薬の種類も違いますので、一度病院を受診してみるとよいでしょう。
花粉症の原因を特定したい場合は、アレルギー検査を受けるとよいかもしれません。病院によって検査方法は異なりますが、最近は1~2歳の赤ちゃんから行える簡易検査もあるそうです。アレルギーの原因物質によって薬が処方されるので、適切な治療を受けることができるでしょう。
薬局で症状に合った薬を購入する
薬局では子ども向けの市販薬が販売されています。ただし薬には年齢制限がありますので、6歳が使えるものを選びましょう。子どもが飲みやすいように、甘い味付けのシロップや水なしで舐めて溶かすように服用するタブレットなどがあります。
一般的に市販薬は、多くの症状を対象として作られています。病院で処方される薬よりも効き目は弱いですが、その分副作用も弱いといわれています。市販薬を服用して子どもの様子に異変があれば、病院を受診してくださいね。
体の負担が少なめの民間療法を併用してみる
一つ目は、鼻の中に純度の高いワセリンを塗る方法です。花粉が直接鼻の粘膜に付着するのを防ぎ、鼻の痒みや炎症を抑える役割がありますよ。
二つ目は、ヨーグルトやカルピスを摂取する方法です。どちらも花粉症に直接的な効果があるわけではありませんが、乳酸菌が多く含まれていて腸内環境を整える役割がありますよ。
三つ目は、ルイボスティーを飲む方法です。カフェインやタンニンが含まれていないので、子どもでも安心して飲めますよ。抗酸化作用が強く、アレルギー症状が緩和することもあるそうです。
症状を少しでも軽くするための予防策
シーズン前に予防を始めるのが大事
花粉症を予防するにあたって重要なのは、「花粉との接触を減らすこと」です。一般的に花粉症の症状は、アレルギーの原因となる花粉が減ると落ち着くことが多いです。予防として花粉と触れる機会を減らすと、症状が軽くなるでしょう。
どの時期に花粉症を発症しやすいか分かっている場合は、その約2週間前から予防を始めるとよいですよ。4月に発症しやすいならば、3月ごろから民間療法を試したり薬を服用したりすると、症状が改善されるでしょう。