おむつはずれのトレーニングとは?スタートの時期や目安を見極めよう
おしっこの間隔が開いてくるとおむつ替えの手間も減りママは楽になりますが、今度はおむつはずれやトイレトレーニングが始まります。おむつはずれのトレーニングをどのような時期に始めればよいのか迷いますよね。おむつはずれが始まる時期や目安となる発達状態などを参考に、無理のないおむつはずれを目指しましょう。
おむつはずれについて知っておこう
おむつはずれとはトイレトレーニングの準備
子どもが2歳くらいになると、おむつを卒業してトイレでの排泄の練習をさせなければと焦って「おむつはずし」を目指すママもいますが、子ども自らトイレに興味を持つようになります。無理におむつをはずす「おむつはずし」ではなく、自然な流れで子どもがおむつからはなれる「おむつはずれ」を待つほうが、子どもがトイレに興味を持っている分トイレトレーニングも楽になりますよ。
おむつがはずれる平均年齢は2~3歳過ぎ
以前は3歳までにはおむつがはずれてほしいと希望するママが8割以上いたそうですが、今は7割以下に減り、おむつはずれが3歳以上でもよいというママが増えています。「おむつはずし」ではなく「おむつはずれ」を待っているママが増えているようですね。
トイレトレーニングは季節を問わず始めよう
反面、寒い季節は着る服も多くなり着脱に時間がかかったり、汚してしまった服がなかなか乾かなかったりとママにとってはデメリットがあります。ですが、子どもの発達と季節とに関係はありません。トイレトレーニングを始めるのに適した発達時期に子どもが差し掛かってから始めることが、トイレトレーニングをスムーズに進めることにつながりますよ。季節を問わず、子どもの発達に合わせるとよいですね。
おむつはずれのトレーニングを始める目安は
足腰が発達してひとりで歩くことができる
子どもの足腰が発達し、トイレにひとりで座れるようになることもトイレでの排泄には大切なことです。自分で歩いてトイレに行き、便座に座って排泄ができるようになった段階が、おむつはずれのトレーニングを行う目安の一つとなります。
ひとりで歩けるようになるころ、ちょうど大脳皮質も発達して膀胱におしっこが溜まってきたと自分で感じられるようになります。おむつはずれを促すのには、ちょうどよい時期ともいえますね。
おしっこの間隔が2~3時間ほどあく
2歳くらいになると徐々に膀胱も発達し、おしっこを溜めることができるようになります。だいたい2~3時間くらいはおしっこを溜められるようになります。
頻繁にトイレに行くと、子どもはおしっこが少量だけ溜まっては都度「おしっこにいきたい」と感じるようになり、頻尿状態で我慢ができなくなるというデメリットがあります。おしっこを2~3時間ほど溜められるようになると、自然な尿意を感じられるようになってきます。
そのため、おしっこの間隔が2~3時間ほど空くようになったころも目安の一つとなります。
言葉を理解できるようになった
「おしっこ」という言葉の意味が分かり、自分から「おしっこ、行きたい」などと伝えられるようになれば、ママもスムーズにトイレに案内できますよね。
子どもが尿意を感じてママに伝え、トイレでの「排泄に成功した!」という成功体験の繰り返しが子どもの自信につながり、おむつはずれがスムーズに進んでいきます。「おしっこ」という言葉の意味が分かるように、そわそわしている様子があれば「おしっこにいきたいの?」と声掛けをしてみるとよいですね。
おむつはずれ完了を目標にトイトレを開始!
おまるや補助便座やパンツなどを用意しよう
トイレが子どもにとって怖い場所にならないように、最初は部屋の中でトイレに座る感覚になれてもらうために「おまる」を用意したり、トイレに「補助便座」を用意するなど快適にトイレに行ける工夫をしましょう。
パンツも用意するとよいですね。最初は「トイレトレーニングパンツ」という普通の布パンツに比べておしっこがある程度吸収されるパンツを使うこともあります。パンツが濡れる不快感も感じられトレーニングにぴったりです。