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10代で出産するのはリスクがある?10代出産のメリットデメリット

10代で出産するのはリスクがある?10代出産のメリットデメリット

高齢出産はリスクが高いので避けるべきという話はよく聞きますが、反対に、10代の出産は「はやすぎる」という意見を聞くことができる程度で、具体的に何が良くて、何が悪いのか分からないことが多いですよね。今回は、10代で出産するリスクや、メリット、デメリットをご紹介します。

10代で出産することによるリスク

「若年出産」ってどういう意味?

35歳以上の出産は「高齢出産」と呼ばれますが、19歳以下の出産は「若年出産」と呼ばれます。

個人差はありますが、日本の女性は大体10歳から13歳の間に初潮を迎え、体が「妊娠可能」な状態になります。まだ小学生の女の子でも妊娠できると聞くと少し驚いてしまいますが、イギリスでは12歳の女の子が出産したという記録もあります。

また、江戸時代のころは地域によって違いはあるものの、農村部などでは10代のうちに結婚、出産をして、一生のうちに4人以上の子どもを産むことも多かったそうです。

現在でも、アフリカ諸国をはじめとした発展途上国では、子どもが成人するまでに死亡する確率が高いなどの理由から、10代のうちに結婚して子どもを産むケースが多いので、若年出産は決して珍しいものではありません。

しかし、若年出産が昔から行われてきたことや、現在もさまざまな国で若年出産が行われているということは事実ですが、若年出産が安全だということではありません。実は、若年出産には高齢出産と同じくらい、さまざまなリスクがあります。

若年出産のリスクとは?

女性の体は、初潮を迎えた後から妊娠や出産をするためのホルモンバランスを整え始め、女性ホルモンの分泌が活発になることで、子宮や骨盤が出産に向けた大きさや形に成長していきます。

そのため、初潮からあまり時間がたっていない若い女性は、ホルモンバランスや子宮、骨盤の状態が整っておらず、妊娠することはできても「お腹の赤ちゃんを育てる」「赤ちゃんを産む」という力が弱いということになります。

若年出産の中でも特に15歳以下の場合、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)のリスクが他の年代に比べて高く、胎盤の早期剥離、胎児発育不全、流産を起こしやすいといわれています。

また、25歳の妊婦の早産率が5.6%であるのに対し、10代の早産率は14.0%から16.0%と非常に高く、低出生体重児の出生率も、9.4%と、20歳から34歳までに比べて高くなっています。

さらに、骨盤が小さいため自然分娩が難しい、難産になりやすい、ホルモンバランスが整っていないため、つわりが重く長引きやすい、情緒が不安定になりやすいなどの問題があります。

10代で出産することによるメリット

若いので体力がたくさんある

赤ちゃんのお世話は、夜中に何度も起きて授乳やおむつ交換をしなくてはならないほか、おんぶや抱っこをすることも多いので、とにかく体力が必要です。

また、子どもが幼稚園や保育園に行くようになると、20代や30代で出産したママだと、体力が落ちて遊びについていくことができないことがありますが、10代で出産したママは体力がたくさんあるので、プールや動物園など、子どもと一緒にたくさん遊ぶことができます。

子どもがいろいろな体験をできるというだけではなく、「体力がないせいで子どもに不自由な思いをさせている」「もっと一緒に遊びたいのに…」といった悩みを抱えることが少ないため、ママが自信を持ちやすいこともメリットです。

子育てが落ち着くのがはやい

10代で出産すると、20代や30代の期間、ずっと子育てをしなくてはなりませんが、子どもが成人したとき、ママはまだ40歳前後です。

40歳前後ならまだ元気なので、子育てが落ち着いて自分の時間を持てるようになったとき、それまで我慢してきた趣味や習いごとをたっぷりエンジョイすることができます。また、成人した子どもと一緒に食事やショッピングに出かけたり、一緒に旅行やレジャーを楽しむ体力もあります。

さらに、30代で子どもを産んだ場合などは、子どもが成人したときは50代になるため、再就職が難しい傾向にありますが、40歳前後だと再就職もしやすく、老後の資金を長い期間貯めることができるので、豊かな老後を送ることができます。

親や周りの人からのサポートが受けやすい

10代でママになることのメリットは、ママ自身が若くて体力があるだけではなく、ママの両親、つまり赤ちゃんにとってのおじいちゃんとおばあちゃんも比較的若いため、育児のサポートを受けやすいということがあげられます。

また、30代でママになった場合、育児と両親の介護が重なってしまう可能性がありますが、10代でママになった場合は、育児と介護が重なりにくくなります。

さらに、若いママはほかのママと年代が合わず孤立しやすいことから、地域に若ママサークルが作られていたり、若いママを支援してくれる福祉団体が作られていたりします。また、地域の人が気にかけてくれることも多いので、家族以外の人からもサポートを受けやすいといえます。

10代で出産することによるデメリット

経済的に余裕があまりない

働き始めてから間もない10代は給与や賞与が低く、貯蓄もほとんどない状態ですので、出産の前から経済的な問題を抱えやすい傾向があります。

また、パパの収入だけでは生活できない場合、ママも産後すぐに働かなくてななりませんが、赤ちゃんのお世話をおばあちゃん、おじいちゃんにお願いできないときは、保育園を利用する必要があります。

しかし、地域によっては認可保育園への入園ができず、就職ができないことがあります。認可外保育園は保育料が高額なので、収入のほとんどが保育料に消えてしまうので、生活費はあまり増えません。

おばあちゃん、おじいちゃんから育児のサポートを受けられないときは、経済面のサポートをお願いするか、自治体に相談するとよいでしょう。

考え方や心がまだ大人になっていない

考え方や心の成長は個人差がありますが、社会経験が少なく、年代が異なる人と交流する機会も少ない10代は、心や考え方がまだ大人になっていないことがほとんどです。

10代ママの周りには、恋愛や遊びに夢中になっている同年代の友達がたくさんいますので、ママも遊びたい気持ちをガマンできなくなるかもしれません。また、遊びたい気持ちをガマンすることができても、自分だけガマンしなくてはならないということに強いストレスや孤独を感じ、うつ状態になってしまう可能性もあります。

さらに、意見の食い違いや価値観の違いを受け入れることが難しいため、パパとママがケンカになりやすく、すれ違った気持ちを修正できないまま、離婚してしまうケースも多いといわれています。

学業との両立が大変になる

海外では、10代の妊婦さんや、出産して赤ちゃんを抱えた若ママが、高校や大学に通っている光景は珍しくないそうです。

しかし日本では、高校生で妊娠すると「退学」を勧められ、中学生の場合は「休校」という形になるケースが多いようです。いずれの場合も、妊娠すると学校に通うことが難しくなるということですね。

通信高校や自主学習で「大検(高卒認定)」を取る、放送大学を受講するなどの方法で学業を続けることもできますが、赤ちゃんのお世話や育児と学業を両立することは、体力的にも精神的にも大変です。

最近は、妊娠しても学校に通えるよう、改善を求める運動も起こっているようですが、実現するのはまだ先になりそうです。

まとめ

10代で出産する「若年出産」は、ママの体にかかる負担が大きく、赤ちゃんが低体重や早産で産まれるリスクが高いほか、経済面や学業面など、さまざまなデメリットがあります。

一方で、ママが若くて体力があるので、子どもとじっくり関われる、子育てが早く終わるなどのメリットもあります。

10代だけではなく、どの年代も一生に一度しか経験できませんので、メリットとデメリットをしっかり理解して、妊娠や出産のタイミングを考えてくださいね。

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