妊婦の自転車利用はOK?流産や逆子の危険性や気をつけたいこと
普段、ママは保育園や幼稚園の送迎などで自転車を利用する機会は多いですよね。しかし、妊娠中は自転車に乗ってもよいのか気になるママもいるでしょう。そこで今回は、妊娠中に自転車に乗ると流産や逆子の原因になるのかという疑問や、自転車に乗るときに気をつけたいことなどについてご紹介します。
目次
- 妊婦の自転車は流産や逆子の原因になる?
- 人によっては流産や逆子につながることも
- 転倒や事故により流産や早産することもある
- 自転車に乗って出血などがあるときは病院へ
- 妊婦が自転車に乗るときに気をつけたいこと
- サドルを下げて足が地面につくように調整を
- 悪天候の日やデコボコ道での乗車は避ける
- スピードを出すことや長時間の運転は避ける
- 妊婦の自転車は慎重に判断することが大切
- 妊婦が自転車に乗って大丈夫な保証はない
- 妊娠中の体調や気分によってリスクは異なる
- 妊婦が自転車に乗るときは主治医に相談を
- 自転車以外の移動手段も考えよう
- 散歩をしながらゆっくり歩こう
- バスや電車を利用しよう
- どうしても自転車に乗る場合について
- まとめ
妊婦の自転車は流産や逆子の原因になる?
人によっては流産や逆子につながることも
自転車に乗るとサドルを通して子宮に振動が伝わります。とくに、路面状態がよくない道を走ると、振動が激しいこともありますね。それにより、子宮が刺激されお腹が張りやすくなってしまい、流産や早産、逆子といったリスクの可能性があります。
妊娠中は、運動不足になりがちです。ですから、体重コントロールのためにも自転車に乗って適度な運動をしたいというママもいるかもしれません。その場合は、できれば自転車以外の方法で適度な運動を心掛けるようにしましょう。
転倒や事故により流産や早産することもある
妊娠していないときは、ほんの擦り傷ですむような事故の場合もあります。しかし、妊娠中に転倒したり何かにぶつかったりすると、お腹の赤ちゃんへの影響が心配です。
普段から自転車に乗り慣れているママでも、妊娠中はホルモンバランスの影響で集中できず、注意力が散漫になる傾向があります。転倒や事故などにより、流産や早産につながる可能性がありますので、できるだけ自転車の利用は控えるようにしましょう。
妊娠した時点で、ママの体はママだけのものではありません。お腹の中にいる赤ちゃんの安全を第一に考えるようにしましょう。
自転車に乗って出血などがあるときは病院へ
妊娠中は、体内の血液量がいつもよりも増えています。ふとしたきっかけで腹圧が掛かり、出血することもあります。比較的よくあることとはいえ、それが自転車に乗ったことが原因なのか、お腹の赤ちゃんに影響がないのかということの判断は、ママには難しいですよね。念のため、産婦人科医に行き診察してもらうと安心です。
出血後は、自転車に乗ることは避け、できるだけ安静にして過ごしましょう。母体はもちろんのこと、お腹の赤ちゃんのためにもあまり無理をしないことが大切ですよ。
妊婦が自転車に乗るときに気をつけたいこと
サドルを下げて足が地面につくように調整を
信号待ちで自転車に乗ったままの状態のときも、両足でしっかりと体と自転車を支えることができることがポイントです。お腹が大きくなってくると、今まで以上に自転車のバランスが取りにくくなってきます。ですから、走行中はもちろん、停止中もバランスが取りやすい高さを見つけましょう。
サドルが低すぎるとペダルを漕ぎにくく、ハンドルを操作するのが難しくなります。パパに横からバランスを見てもらいながら、サドルの高さを合わせるとよいですよ。
悪天候の日やデコボコ道での乗車は避ける
路面がきれいに舗装されていないデコボコ道を走ると、いつも以上に激しい振動がお腹に影響をする可能性もあります。また、タイヤが引っ掛かって転んでしまうこともあるでしょう。たとえ少し遠回りになったとしても、できるだけ表面の滑らかな道を走るように心掛けてくださいね。
どうしても自転車に乗らなければならない場合は、できるだけ悪天候の日やデコボコ道を避けるようにしましょう。
スピードを出すことや長時間の運転は避ける
しかし、妊娠中はとっさの判断力が鈍りがちです。ママが止まりたくても急に反応できないことがあります。
さらに、妊娠でお腹が大きくなってくると体重も増加します。ですから、下り坂では今まで以上にスピードが出やすくなっています。ママは、妊娠によって体が変化していることを意識しましょう。
ブレーキを掛ければ、すぐに止まれる程度の速さで走行することが望ましいですよ。最近は、自転車と自動車の接触事故が少なくありません。くれぐれも事故に巻き込まれないように注意しましょう。