妊活中にお風呂入る際の注意点とは?ポイントを押さえて妊娠力アップ
妊娠を望むなら、シャワーより身体が温まる湯船につかった方がよいという話を聞いたことがあるでしょう。ところが、お風呂も単に入るだけでなく注意した方がよい点があります。これはママだけでなく、パパにも当てはまるのです。そこで、妊活中の入浴で気をつける点をご紹介します。
妊娠力をアップさせるお風呂の入り方
適切な温度と時間でお風呂に入ろう
38~40℃の少しぬるめの温度のお風呂につかることで、自律神経である副交感神経の働きが活発になります。そうすると血管が広がり体の細部まで血液が流れるようになるので、緊張がほぐれ体の芯から温まることができます。
また、半身浴をするように20分ほどゆっくりと湯船につかると、骨盤が温まって血行がよくなります。人は湯船に10分つかることで、体温が1℃あがるといわれているので20分ほどつかることで十分温まることができます。
熱すぎると逆に体を冷やしますし、長すぎると体力を消耗して疲れてしまいます。正しい入浴方法を知って妊娠力をアップしてくださいね。
シャワーではなく湯船につかろう
シャワーは全身に浴びるので熱いお湯で体の表面は温かくなります。でも血行がよくなるほどではないので体の芯は温まらないままになります。そのままシャワーから出るとすぐに寒さを感じたりするのは、体がしっかり温まっていないからなのですね。そのことが体の冷えにつながってしまいます。
妊活中の入浴は毎日お風呂につかって温まることが大切です。湯船につかることで血行がよくなり体が芯から温まりますが、ほかにも生理痛を和らげたり、リラックスしたりなどのメリットもありますよ。
生理中などは足湯で体を温めよう
その結果、古い子宮内膜の排除がうまくできず子宮内の環境が乱れ、妊娠の可能性が低くなる恐れがあるのです。だからこそ生理中は、より一層体を温めることが大切です。
でも、生理中は湯船につかることが難しいときもありますよね。血圧が低い人や貧血を起こしやすい人が生理中にお風呂につかると、めまいや立ち眩みなどを起こす場合もあります。
そんなときはお湯を張った洗面器に足をつけながらシャワーをすることで、下半身を温めながら入浴できます。10分程度の足湯だけでも、全身がポカポカするくらい温まるので試してみてくださいね。
妊活中のお風呂のポイントや注意点とは?
熱すぎるお風呂と長時間の入浴はNG!
また、末梢血管がギュッと縮まってしまい、体のすみずみに熱が運ばれにくくなります。そのため体の表面のみが温まるだけなので、すぐに体が冷えてしまうことになります。
熱いお湯に10分以上や、ぬるくても長時間つかってしまうと、体力の消耗も激しくなるのでかえって疲労してしまいます。体を温めることは大切ですが、だからといって熱いお風呂や長い時間つかることは逆効果になってしまうのですね。
入浴剤でリラックス効果を高めよう
炭酸ガス系の入浴剤は毛細血管を拡げて血流をよくしてくれます。血行がよくなると体がほぐれていくので同時に心も休まります。
また、人の体はよい香りを嗅ぐと安らげるようにできています。お気に入りの香りのものならより一層リラックス効果が期待できるでしょう。
保温効果のある入浴剤であれば入浴後でも体がポカポカして温かく、質のよい睡眠をとることにもつながります。
入浴剤を入れてゆっくりと入浴することで副交感神経が優位になりやすく、体温がゆっくりと上がりリラックスした状態になるため、体への負担も少なくなります。好みの入浴剤を活用して心身ともにリラックスしてくださいね。
性交渉後のお風呂は入ってもOK
射精された精液の中の精子は、すぐに自分で動いて約1分で膣から子宮の中にたどり着くといわれています。ですので、お風呂につかって精液が膣から流れ出たとしても、シャワーで洗ったとしても、精子はすでに子宮の中に十分入っているので大丈夫なのです。
体を洗う際、膣内は自浄作用があるため洗わず、流れ出た精液や膣の外側を洗い流すようにしてくださいね。
もし心配に思う人は、射精後数分のあいだは横になって体を休めていると気持ちの上でも安心かもしれませんね。