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里帰り出産はいつからいつまでにする?里帰り前と最中の準備について

里帰り出産はいつからいつまでにする?里帰り前と最中の準備について

赤ちゃんを生む場所を考えたときに、両親の近くの方が安心と考えるママは多いでしょう。しかし、いざ里帰り出産をする場合に気になるのがタイミングです。あまり長く家を空けると、パパや自宅のことが気になるのではないでしょうか。そこで、里帰り出産をする時期の目安やパパと事前に話し合う内容などをご紹介します。

里帰りは出産前いつまでにする?

体調が安定している34週までに

里帰り出産を希望するときは、まず里帰り先の「どの病院で出産するか」を決め、妊婦健診を受けた後「分娩予約」を行う必要があります。予約や初診のタイミングは病院によって違うので、事前に確認してくださいね。

分娩予約ができたら、里帰りをするときまでは地域の病院で妊婦健診を受けましょう。妊娠の経過は病院同士が連携して情報を共有してくれます。とはいえ、初診の後一度もママの状態を確認できないまま分娩するのは、病院やママにとっても不安ですよね。できるだけ早いタイミングで里帰りして、分娩先の病院で妊婦健診を受けましょう。

実家に帰る時期は、体調が安定している妊娠34週ごろまでが目安です。ママの体調や環境を考えて決めてくださいね。

双子など、特別な場合は病院の指示に従って

赤ちゃんが双子など、多胎妊娠の場合は早産になりやすいため、妊娠30週ごろから管理入院が必要になることがあります。また、低置胎盤、前置胎盤などで帝王切開になることが予想されるママ、妊娠高血圧症などになっている場合など、リスクが高いと判断されたママも管理入院が必要になるかもしれません。

ほかにも、入院の必要はないママでも、早い時期から分娩先の病院で健診を受けておいたほうがよいというケースもあります。里帰りの時期について指示があったときは病院に従ってくださいね。

働いているママの場合、産休が使える時期より早く里帰りしなくてはならないこともあります。多胎妊娠や前置胎盤などが分かった時点で、勤務先と相談しておくとよいでしょう。

仕事があるママは産休が取れる34週以降に

仕事を持つママは雇用形態に関わらず、法律上では産前6週にあたる妊娠34週から「産休」を取得することができます。そのため、産休に入る34週以降の帰省が現実的でしょう。

産休中は基本的に無給ですが、自分で社会保険に加入しているママは社会保険の制度である「出産手当金」を受け取ることができます。ただし、出産手当金は給与の2/3程度の額になるほか、受け取りには申請が必要となり、申請から支給までには2週間~2カ月程度かかります。一時的に収入がない期間ができてしまうので注意してください。

また、病院の指示で34週より前に里帰りする必要がある場合は指示に従いましょう。入院になった場合は、「傷病手当金」を受け取れることもあるので安心してくださいね。

出産後の里帰りはいつまでするママが多い?

赤ちゃんとママの1カ月健診が済むまで

出産後のママがいつ里帰りを終えるかは個人差がありますが、ママと赤ちゃんの1カ月健診が済むまで実家で過ごすケースが多いようです。

赤ちゃんの健診が行われる場所や時期は地域によって異なりますが、1カ月健診は赤ちゃんの健康状態だけではなくママの体の回復もチェックするために病院で行われます。出産の状況を一番理解しているのは、分娩に立ち会った医師です。、産後のママや赤ちゃんにトラブルが起こっていないかを見極めるのは、分娩に立ち会った医師が最適でしょう。

また、体力がなく抵抗力も弱い新生児は外出を避けなくてはなりません。ママの体調も不安定で長時間の移動は難しいため、1カ月健診よりも前に里帰りを終えるのは避けたほうが安心ですよ。

体調によっては2~3カ月程度になることも

産後1カ月ごろで里帰りを終えるママが多いとはいえ、出産のときに大量出血したママや帝王切開で赤ちゃんを産んだママ、産後の回復がよくないママは里帰り終了を2~3カ月程度先延ばしにしたほうがよいかもしれません。

医師から安静を指示されていない限り、ママが希望すれば里帰りを終えることもできます。しかし、パパが仕事に行っている間は、ママがひとりで赤ちゃんのお世話をしなくてはなりません。さらに、掃除や料理といった家事もこなさなくてはならないため、パパや祖父母のサポートを受けることができないと負担が大きくなってしまいます。

産後の体調がよくない場合は無理に里帰りを切り上げようとせず、体調が回復するまで体を休めてくださいね。

長過ぎるとパパが寂しがることも

里帰りの期間が長くなると、ママや赤ちゃんに会えないパパが寂しがることがあります。パパといっても性格には個人差があるので、数カ月離れていても平気なパパもいれば、ママと1週間離れただけで寂しさを感じるパパもいます。特に、上の子も連れて里帰りしている場合は、寂しさを感じやすいようです。

また、仲間外れにされているような気分になるパパもいます。パパと赤ちゃんの時間を増やすためにも、できるだけ早くパパと一緒に生活できるとよいですね。

体調の関係などで里帰りが長引くときは、電話やメールでパパとコミュニケーションを取りましょう。赤ちゃんの話ばかりするのではなく、パパの生活や気持ちを聞くようにするとよいですよ。
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