仕事の長い会議中につわりが!つわりの症状と乗り切るコツとは
妊娠の喜びとともにやってくるのが、つらいつわりですよね。仕事をしていると、気軽に席を立てない会議の時間は体調が悪くならないか不安になりますよね。ここでは、そんな会議中のつわりをうまく乗り切るポイントを紹介しますので、これを参考に無理のない妊娠生活を送りましょう。
つわりで起こる症状とその仕組みを知ろう
まだ解明されていない「つわりの原因」
女性は妊娠をすると、受精卵からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが急激に分泌されます。このホルモンは妊娠を維持するために重要なものなのですが、急激に分泌量が増えるために体がついていかず、つわりが起こるともいわれています。
また、妊娠初期は受精卵をまだ異物として体が認識するため、その拒絶反応がつわりであるという説もあります。ほかにも妊娠することで自律神経が乱れ、体調不良になるともいわれています。このように、つわりの起こる原因は解明されていませんが、ママにとっても赤ちゃんにとっても大切な時期であることは確かです。
ひとそれぞれ違う「つわりの症状」
代表的な「吐きづわり」は、乗り物酔いのような気持ち悪さが続き、吐き気や嘔吐によって食事が摂れなくなる人もいます。一日に何回も嘔吐し、水分の摂取も難しいようなら病院を受診しましょう。
ほかにも「においづわり」といって、においに敏感になり食べ物や生活臭、人のにおいなどでも気分が悪くなる場合もあります。「食べづわり」は空腹になると気持ちが悪くなってしまうので、少量の食べ物を常備しておくと安心ですね。
また、「眠りづわり」に悩む人は、一日中眠気が取れない場合もあるので、睡眠時間を確保しつつ、車の運転などは控えたほうがよいでしょう。
平均的なつわりの期間は7~16週目
目安と違うと不安になるかもしれませんが、つわりの期間は個人差が大きく、初期の1~2週間だけ具合が悪くなる人もいれば、出産するまで続いたというママもいるようなので、なかなか終わらなくても気にしすぎることはないでしょう。
ただし、安定期に入っても重いつわりが続き、食事が摂れない場合は、赤ちゃんの成長にも影響することがありますので、産婦人科に相談してみることをおすすめします。
会議中のつわりを乗り切るコツを知ろう
軽めの飲食でつわりを乗り切る
また、食べづわりの人は空腹状態になるとつわりが悪化するため、手軽に口に入れることができるビスケットや、一口サイズのおにぎりを常備しておくとよいでしょう。
しかし、会議中となると気軽に飲食というわけにはいきませんよね。そのようなときは、あらかじめ上司に一時退席などの許可をもらっておいたり、会議の冒頭部分で事情を説明し、みんなの理解を得ておいたりするとよいでしょう。つわりだからといって引け目を感じることはなく、乗り切るための環境を整えておくことが大切ですね。
ゆるめの服装と下着で締め付けを減らす
下着はノンワイヤーのブラジャーや、ブラトップタイプのキャミソールがおすすめです。胸の部分の締め付けがなくなると、呼吸もしやすくなるため、気持ち悪さも少しよくなるかもしれません。
また、服装もお腹周りの締め付けがないワンピースや、ウエスト部分がゴムでできているパンツなどがよいでしょう。最近では、フォーマルのマタニティ服も販売されているので、仕事に着ていくことができそうなものを探してみるのもよいですね。
マスクをして苦手なにおいをシャットアウト
そのような人はマスクをしてみましょう。使い捨てタイプの紙マスクでも、想像以上ににおいが気にならなくなります。仕事をしていると、朝の通勤のときから電車や人ごみのにおいで気持ちが悪くなってしまいますよね。マスクをしていれば、感じるにおいもわずかなので、朝から憂うつな気分にならずに出社できるでしょう。
また、会社でもお昼の食べ物のにおいや、喫煙者の服についたたばこのにおいなど、つわりのときには避けたいにおいがたくさんあります。マスクでにおいを防ぎ、少しでも快適に過ごしたいですね。
つわりの症状が出始めたらやるべきこと
職場の上司へ妊娠報告とつわりの理解を得る
そのため、つわりがあり今までどおりに仕事をすることが難しい場合には、早めに職場へ報告しておいたほうがよいでしょう。
あまり広く妊娠を知られたくない方は、まずは直属の上司だけに報告してもよいかもしれませんが、ともに仕事をする仲間につわりを理解してもらうことで、つらいときにフォローしてもらえる可能性もあります。周りの助けに感謝しながら、上手に頼っていけるとよいですね。