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つわりで仕事がきついときどうする?仕事を休む基準や対処法について

つわりで仕事がきついときどうする?仕事を休む基準や対処法について

妊娠すると、多くの女性はつわりでつらい期間が続くことがあります。仕事をしていると、どう乗り越えたらよいか悩みますよね。今回はつわりの原因や症状、職場の休憩中にできる対処法や仕事を休んだ方がよい症状などをお伝えします。無理せずに、赤ちゃんとママの体を第一に考えるための一助となればと思います。

つわりのおこる原因や症状を知ろう

つわりは体の変化が関係している

つわりは妊娠初期に起こる生理現象の一つです。はっきりとした原因はわかっていませんが、いくつかの説があります。

一つはホルモンの変化です。妊娠を継続させる黄体ホルモンが大量に出て体がついていかないという説です。

妊娠初期は胎盤が未成熟で、お腹の赤ちゃんを異物と認識してしまうからという説もあります。体の変化に自律神経が混乱する、母体の動きを少なくして流産を防ぐという説も。

また人にもよりますが、つわりのときは酸性食品の肉や米が食べられず、アルカリ性食品の果物や野菜は食べられることが多いです。欧米化した食生活はアルカリ性食品が不足しやすくなります。医学的根拠はありませんが、お腹の赤ちゃんのためにママの体をアルカリ性に傾けているのだともいわれています。

人それぞれで違うつわりの種類について

多くのママが経験するつわりは吐きつわりです。ずっと吐き気があるだけでもつらいですが、気持ちが悪くてなにも食べられない、寝ているとき以外は吐いているなど、症状がひどくなると治療や入院が必要なこともあります。

食べつわりも大変です。朝起きたときなど、空腹のときに胃が痛くなったり吐き気がしたりするので、頻繁になにか食べる必要があります。けれど満腹になると、それはそれで気持ち悪いのです。

また、食べつわりは特定のものが食べたくなるのも特徴です。梅干しやかんきつ類、ご飯、ハンバーガーと人により食べたいものはそれぞれです。

ほかにも、唾液が多くなるよだれつわりや、においに敏感になるにおいつわりなどもあります。これらのつわりも吐き気をともなうことが多いです。

持続期間や重症度には個人差がある

一般的につわりは妊娠5~6週から始まり8週目頃にピークになり、12~16週くらいでおさまる人が多いです。しかしつわりの期間は個人差があり、中には出産まで続く人もいます。

また、おさまったつわりがぶり返すこともあります。妊娠中期以降にぶり返した場合は、お腹の赤ちゃんが大きくなりママの胃などを圧迫するためだといわれます。妊娠初期にぶり返すのは、つわりの症状がいったん落ち着いてまた出るというパターンかもしれませんね。

つわりの重症度には個人差がありますよね。つわりが重い人は冷え性、便秘がち、胃腸が弱い、目や頭を使う、気を使う、ストレスが多いなどの傾向があるという意見もあります。

しかし、それは一つの説ではっきりとした理由はわかっていないようです。

休憩中にも活かせる「つわり別」の対処法

「食べつわり」には飴やタブレットを常備

空腹を感じると気分が悪くなる「食べつわり」は、飴などを常備して職場でこまめに口に入れると楽ですよ。口に入れられない職場なら、短時間休憩に行かせてもらってさっと食べられるとよいですね。

飴や一口チョコレート、ドライフルーツなどのほかに、ミントやレモンなど胃がスッとする味のタブレットやガムは気分も一緒にすっきりしますよ。いろいろ試して心身が楽になるものを見つけましょう。

チョコレートやクッキーで楽になる人もいますが、食べ過ぎると気持ち悪くなりがちですし、体重にも影響しやすいです。それしか食べられない場合もありますが、できれば低カロリーのもので紛らわせられるとよいですね。

炭酸水もおすすめです。レモン味などがついていると、よりすっきりしますよ。

「吐きつわり」には炭酸飲料やサプリを

「吐きつわり」の場合、食べると吐くことが多いですよね。もし食べるのがストレスだったりなにも食べられなかったりするのであれば、ランチは無理して食べない方がよいですね。

酸っぱいもので吐き気が軽くなるという人も多いです。ランチにかんきつ類や、助六寿司など自分に合った酸っぱさの食品を選ぶのもよいかもしれません。

「食べつわり」と同様、炭酸飲料で胃がすっきりする人も多いですよ。けれども体重管理が必要な場合はカロリーに注意しましょう。

我慢し過ぎず吐きたくなったら吐いた方がよいですよ。水を飲むと吐きやすいといわれます。赤ちゃんへの栄養が気になりますが、つわりのときはサプリメントで栄養を補えると割り切ることも必要です。

「眠りづわり」はツボ押しか思いきって寝る

吐きつわりや食べつわり以外に、妊娠初期に起こるマイナートラブルで「眠りつわり」があります。とにかく眠くて、夜睡眠を取っているのに日中にも眠気が襲ってくるのが症状です。

眠気のほかにだるさや判断力、記憶力の低下があるので、いつものように仕事がこなせないかもしれません。車の運転など間違いが許されない仕事は危険な場合もあるので、つわりの間は事情を話して配慮してもらいましょう。

眠気を抑えるツボは、中指の爪の生え際で親指側にあります。また耳にもツボがあるので押したり引っ張ったりしてみてくださいね。

眠気は休息が必要という体からのサインです。もちろん家では十分に休み、職場であまりつらいときは、できれば10分だけでも休憩をもらい仮眠を取れるとよいですね。

仕事中の体調も考慮して職場報告は早めに

つわりに対する職場の理解を得ることが大事

妊娠初期には、つわりを始めさまざまな体のトラブルがありますよね。けれどもお腹が大きいわけではないので、妊娠を職場の人に知らせていないときは理解を得られない可能性もあります。眠りつわりなどはやる気がないと誤解されるかもしれません。

妊娠初期は流産の可能性が安定期よりも高くて、妊娠を告げにくいです。また、妊娠出産時の対応に不安のある会社の場合もなかなかいえませんよね。

けれど一番大切なのはお腹の赤ちゃんの安全です。上司だけには、予定日や体調不良で迷惑をかけるかもしれないことなどを報告し、ほかの人にはまだいわないように話しておけるとよいですね。

体調不良で休んだり遅刻したりするときは、申し訳ない気持ちを持つのも周りの理解を得るためには必要ですね。
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