出産時の上の子問題。預け先や赤ちゃん返りなど様々な対処法をご紹介
新しい家族がまた増えるというのは、このうえない喜びです。しかし、上の子の経験で出産やその後の育児がいかに大変か分かっているからこそ、新生児と上の子をちゃんと育てていけるのか不安に思ってしまいますね。今回は2人目が生まれる際、どのように上の子に対処すればよいのかを一緒に見ていきましょう。
出産の入院中問題。上の子預け先候補リスト
実家や義理実家に泊まりで預ける
ただし、ママの実家の両親が仕事をしているなど、頼れない理由がある場合はパパの実家に預けることを考えてもよいかと思います。上の子にとってはどちらのご両親も慣れ親しんだおじいちゃん、おばあちゃんです。ママと離れて不安定な気持ちを少しでも安心させてあげることができるでしょう。
実家、義理実家どちらも、預ける際のスケジュールや上の子の育児方針(してほしいこと、してほしくないこと)をしっかり伝えましょう。
日中は保育園に預かってもらう
申し込みができるようでしたら、上の子が新しい環境になじめるように慣らし保育の期間が必要となりますので、ママの入院本番までに余裕を持って預け先の園を探すようにしましょう。
園への送り迎えについても、それぞれのご家庭の都合で様々な対処方法があります。パパが行うほかに、おじいちゃん、おばあちゃんに頼むこともできますが、家族の手が空かないときは市や区で運営しているファミリーサポートに依頼をすることもできますよ。
一緒に泊まれる病院を選ぶ
ママにとっては、新生児と上の子をダブルで見なければならず少し大変そうなイメージもありますが、はなれている上の子が預け先でどうしているか心配…ということもなく、そばで見ていられる安心感があります。
同伴入院が可能な病院では託児所が併設されているところもあるため、日中は上の子を預けてママも適度に休みながら入院生活を送ることができます。
とくに上の子がイヤイヤ期や人見知りだと、ママとはなれている間が心配なので、こういった方法は助かりますね。
出産前から始める赤ちゃん返り対処法
上の子ファーストで生活する
上の子が未就学児のお子さんの場合は、まだまだママを独り占めしてたっぷり甘えたい年頃ですので、ここは下の子にかかりきりにならないよう、意識して上の子を優先するように心がけましょう。
日常のちょっとしたことも「お兄ちゃん(お姉ちゃん)から先にやってあげるね」「〇〇(下の子)は後でね」とママが行動するだけで、上の子はママが自分の方を見ていてくれる、と安心するでしょう。
とにかく抱きしめて大好きだと伝える
手をつないだり頭をなでてあげたりしてもよいですし、上の子をぎゅっと抱きしめて「あなたが一番大切、大好き」ということをよく伝えるようにしてあげると、上の子の安心感が増します。
下の子がお腹にいる間は、上の子に付き合ってなんでもしてあげることが大変かもしれませんが、お昼寝や夜寝る時間に上の子と添い寝をするのも、身体に負担がかかりにくくおすすめですよ。
上の子はママとのふれあいの時間が多いほど、自分がかまってもらえていると満足し安心するでしょう。
お腹の赤ちゃんのことを伝えておく
このときは「これからお兄ちゃん(お姉ちゃん)になるんだよ」「仲よくしてね」というだけでなく、「赤ちゃんが生まれてもあなたが大好きだよ」といことも伝えてあげましょう。
また、上の子に実際に大きなお腹を触ってもらったり、赤ちゃんが写ったエコー写真を見せてあげたりと「弟(妹)がここにいるよ」という実感を持ってもらうのもよいかと思います。
上の子が赤ちゃん返りした時の年齢別対処法
【2歳児】魔のイヤイヤ期とのダブルパンチ
下の子が生まれると、どうしても新生児と比べて2歳の子は大きく見えてしまいますね。しかし、冷静に考えると上の子もまだこの世に生まれてたった2年しか経っていないのです。幼児というよりは、赤ちゃんに近い存在と考えるとあまりイライラせずにすみます。
2歳児ですと、言葉も発展途上でまだ意思疎通がうまくできない年齢ですので、ママを困らせるようなことをしても怒ってしまうのは逆効果です。本人もよく分からずに困った行動をするので、ママはまず落ち着いて対応しましょう。