10年ぶりの出産は初産と同じ?高齢出産と案ずるより産むがやすし
10年ぶりの妊娠、出産は経産婦ならではのメリットやデメリットがあります。10年前にはなかった国の制度や最新ベビーグッズがある一方、ママのコンディションは10年前と同じというわけにはいきません。今と10年前では、どんな違いがあるのかチェックしておきましょう。
10年ぶりに出産するということ
高齢での出産になる可能性が高い
「10年ぶり」ということは初産ではないので、実際には高齢出産の定義には当てはまりませんが、ブランクがあることを考えると、初産に等しいくらいの身体への負担や高齢出産と同等のリスクがあると思っても間違いではありません。
経験があることは心強いですが、年齢が上がった分だけ予期せぬ症状やトラブルに見舞われるリスクが上がります。出産に「絶対大丈夫」はないので、「何歳だから」「何度目だから」と簡単にいうことはできませんが、経産婦であることに過剰の自信を持たずに、しっかり準備して出産に挑むようにしましょう。
パパママも確実に体力が落ちている
10年経過すれば、ママの体力も確実に落ちています。もちろん、この10年の間にトレーニングを重ねて大きな変化を遂げたというなら話は別ですが、そういうママばかりではありませんね。
若いころは誰でも体力の回復がはやく、多少睡眠不足であっても仕事に行く、家事、育児をすることが可能です。しかし、ある程度の年齢になると、疲れやすく体力の回復も遅くなるため、育児が大変だと感じるママが多くなります。
これはママだけでなくパパも同じなので、子どもと一緒に遊んだり抱き上げたりするのも大変になるかもしれませんね。
「上の子」という強い味方がいる
年子の兄弟と違って、10歳以上年齢が離れていると新しく生まれてくる赤ちゃんをとてもかわいがる傾向があります。ママの手伝いをしようと、上の子がミルクをあげたりおむつを替えたりしてくれるかもしれませんね。
育児は孤独感を感じがちですが、上の子の存在が大きな助けになることもあります。忙しいパパに代わって、話し相手になってくれるだけでもありがたいものです。
上の子のときはトイレにもゆっくり行けなかったというママは、なにかというと赤ちゃんの面倒をみてくれる上の子をたくましく感じることでしょう。
経産婦であることを最大限に活かす
出産の反省点を書き出してみよう
たとえば、揃えるベビーグッズで足りなかったものや必要なかったもの、出産前にいけばよかった所など、品物だけでなく時間の使い方も経験がある分計画しやすくなりますね。とくに出産間近に美容院に行くのは体調的につらいと知っているのも経産婦ならでは。
さらに産後もしばらくいけないと知っているので、余裕のある妊娠中期までに美容院に行って「髪をカットしよう」など早め早めの対応ができます。ぜひ前回の出産で思い残したことを書き出してみてくださいね。
少し先が読めることが強みになる
妊娠期間も経験があるのとないのでは大違いです。つわりの苦しみも、陣痛の痛みも、いつかは終わりが来ることを知っているのは経産婦ママの強みです。
産後も上の子を育てた経験を生かして、赤ちゃんの泣き声に一喜一憂しなくてすみます。もちろん、赤ちゃんそれぞれに個性があるので、まったく同じように育児が進むとはいい切れませんが、それでも前回よりもちょっと余裕をもって子育てに取り組めるのではないでしょうか。
頼めることは頼んでしまうのが鉄則!
ただ、出産経験があるママはちょっと先を読むことができるので、ここでママがやるべきか、やらざるべきかの判断がしやすいというメリットがあります。新生児のお世話で無理をして身体を壊してしまったら、ママの代わりがないことを経験上よく知っているはずです。
10年ぶりの出産では、上の子が10歳を超えているため赤ちゃん返りをする心配も少なく、育児の負担が単純に2倍になることもありません。逆に大きな助けになることが予想されますので、パパや上の子に遠慮しないで、頼めることはどんどんお願いしてみましょう。