出産後のお見舞いのタイミングは?義両親の注意点と喜ばれる手土産
赤ちゃんが生まれたという報告を受けると、早く赤ちゃんに会いたくなりますよね。それが自分の孫ならば、その気持ちはとても大きいことでしょう。しかし、産後のママは出産によるダメージを受けています。今回は、体に負担を掛けないようなお見舞いのマナーや、喜ばれるお土産について紹介しますので参考にしてくださいね。
出産後のお見舞いのマナーとは?
お見舞いに行くとよい時期は
出産の疲れや帝王切開の傷の痛みで、人と会うのが辛いと感じるママもいます。また、妊娠中毒症になった場合はしばらく面会ができません。ママの体調は少しずつ回復していきますが、お見舞いは出産した日から少し時間をあけるなどの配慮を心掛けましょう。
土日は、ママと家族が赤ちゃんとの時間をゆっくり過ごしていたり、見舞客が集中したりすることも考えられます。できるだけ、平日を選んでお見舞いに行くのもよいですね。ただし、平日でも退院する日はバタバタと忙しいので避けるようにしましょう。
事前にお見舞いに行く日時を連絡しよう
また、ほかの人がお見舞いに来ている時間に自分が行ってしまうと、ママにも相手の方にも迷惑になってしまいます。事前にお見舞いに行く日時をママに連絡し、その日の都合を確認しましょう。
入院前に「お見舞いに来てね」とママから言われていても、出産が思った以上に大変だったり産後の体調が思わしくなかったりすることもあります。数日間で状況が変わっていることも考えられますので、お見舞いの当日にも確認するとよいですよ。
赤ちゃんに触れるときは清潔にしておこう
ママや赤ちゃんに会う前には、手をきれいに洗いましょう。病院のエントランスや病室の入口に消毒液があるケースも多いので、その場合は忘れずに消毒もしましょう。
赤ちゃんに関して敏感になっているママもいます。赤ちゃんを抱っこしたいときには、「抱っこしてもよい?」と、ママに確認してからにしましょう。また、赤ちゃんにベタベタ触ったりするのは避けて、短時間の抱っこを心掛けましょう。
自分が風邪のときや、家族がウイルス系の病気に感染している場合は、お見舞いは控えましょう。
産後のお見舞いに義両親が気をつけたいこと
義両親がお見舞いに行くタイミングは?
出産時はもちろん、産後の疲れているときは、普段気を使わない友人でもお見舞いに来ることは遠慮してもらいたいものです。それが、気を使わなければならない義両親が来るとしたら、産後のママにとっては負担になるかもしれません。
お見舞いへは、ママが余裕をもって会話をできる状態に回復してからがよいですよ。普通分娩では2~3日後、帝王切開の場合は痛みが引いて普通に歩き回れるようになってからが目安です。
また、入院中の化粧をしていない状態で義両親に会いたくないため、退院後に来て欲しいというママもいるようです。しかし、出産前はそう思っていても、退院後「それどころではないことに気づいた」というママもいますので、お見舞いに行くタイミングも難しいですね。
もちろん、すぐに来ても大丈夫というママもいますので、希望を聞いてみるのがよいでしょう。出産前に相談しておくと、今後も良好な関係を保てるでしょう。
義両親がお見舞いに行くときの注意点
生まれたばかりの赤ちゃんは可愛いのでずっと見ていたい気持ちになりますが、病室での滞在時間は基本的に30分以内にするように心掛け、長くなっても1時間以内に帰るようにしましょう。
遠くに住んでいる場合は、観光もセットでプランを立てるのはいかがでしょう。遠くから時間を掛けて来てもらって、短時間で帰ってもらうことを申しわけなく感じてしまうママもいます。義両親が観光も楽しんでくれればママも安心しますよ。また、パパになった息子との家族水入らずの時間を過ごすのもよいですね。
近くに住んでいる場合、可愛い赤ちゃんにたくさん会いに行きたくなってしまいますよね。しかし、お見舞いに行く回数が増えるほどママが休める時間が少なくなってしまいます。ですから、毎日病院に通うのはなるべく控えましょう。
出産後の義両親のお見舞いへの対応は
ママや赤ちゃんの体調を優先してもらおう
帝王切開の場合は、腹部を切開するのでさらに負担が掛かるそうです。とくに、産後直後は麻酔が切れたときの痛みや、出産による精神的な疲れから義両親との会話もしづらいというママもいますよ。
また、生まれたばかりの赤ちゃんはデリケートです。赤ちゃんが過ごしやすく静かな環境を優先したいですね。
義両親から、「ママや赤ちゃんのお見舞いに行きたい」という連絡を受けても、ママや赤ちゃんの体調を優先してもらうとよいでしょう。
退院後にして欲しいと伝えるのもあり
また、出産した日から母子同室の病院もあります。慣れない赤ちゃんのお世話だけで精一杯のママもいるでしょう。
病院によっては、入院中に助産師による母乳指導や栄養指導、沐浴体験、退院後のお話や、企業による調乳指導などもあり、義両親であってもゆっくり面会できる時間がないかもしれません。
ですから、赤ちゃんの写真をメールで送り、お見舞いは退院後にして欲しいと伝えるのも一つの方法ですよ。
余裕があれば喜びを分かち合おう
出産は、その都度状況が違います。出産を経験していても、前回とまったく同じ出産はありません。産後のママの体力面や精神面がどのような状態になるかは、出産を終えてからでないと分からないのです。ですから、義両親には、産後のママの体力や気持ちに余裕があればお見舞いに来てもらうとよいでしょう。
義両親も、出産を終えたママの姿を見て安心したり、生まれたばかりの孫に会えて幸せな気持ちになったりするでしょう。無事に赤ちゃんが生まれた喜びを一緒に分かち合うことができると、素敵な思い出になりますね。