会陰マッサージには馬油がよい?馬油の特徴と使うメリット
出産準備として会陰マッサージをしておくことは、出産に対する不安を和らげることにつながるでしょう。そこでおすすめのアイテムが、肌なじみがよく様々な使い道のある馬油です。馬油を使うメリットを知って、会陰マッサージを始めるきっかけにしてみてくださいね。
オールマイティに使える馬油の特徴
人間の皮脂に近い性質である
馬油は、人間の皮脂に近い性質であるといわれています。一般的に脂肪酸の構成比は、動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く、植物性脂肪には不飽和脂肪酸が多いです。ですが、馬油の場合は人間の皮脂と同じように不飽和脂肪酸の割合が高くなっていますよ。
そのため肌なじみがよく、皮膚にすーっと浸透していきます。マッサージをする際には馬油によって肌が柔らかく伸びがよくなるので、マッサージしやすくなるだけでなく肌に潤いを与え皮膚を整えられるでしょう。
高い保湿力が期待できる
乾燥肌は皮膚の水分と油分とのバランスが崩れ、油分が足りなくなった状態です。馬油は人間の皮脂に近い性質のため、乾燥した皮膚に塗ることで不足している油分の代わりとなって皮膚になじむでしょう。そして、皮膚の水分を逃さずに潤いを保つことができます。
そのため、馬油はアトピーや乾燥ニキビの治療薬としても使われるようになりました。マッサージオイルを探しているけれど敏感肌だから肌に合うか心配という方は、馬油を試してみるとよいでしょう。
リーズナブルで手に入りやすい
市販で売られている馬油は、比較的高価なものから安価なものまで様々な種類があります。これは馬油の品質や純度の違いであることが多いです。馬油100%で防腐剤などの添加物が入っていないものは肌トラブルの恐れも少なく、安心して使うことができるのでおすすめですよ。
無添加で高純度のものでも、70mlで800円程度からと手に入りやすい価格となっています。馬油オイルは伸びがよいので、一度に使う量が少ないことを考えるとリーズナブルで嬉しいですね。
馬油を会陰マッサージに使うメリット
デリケートな部分にも使用できる
馬油は食用として使っても問題がないといわれており、口の中や会陰などの粘膜部分にも安心して使うことができますよ。鼻炎や口内炎などの際に使われることもあり、傷ついた粘膜に馬油を塗って保護することで修復を助けます。
そのため出産前の会陰マッサージだけではなく、産後会陰が痛むようなときにも馬油は活躍するでしょう。デリケートな部分に使えるのか心配でなかなかマッサージが始められないという方は、無添加で高純度の馬油を試してみるとよいですね。
伸びがよくマッサージしやすい
初めて行うというママは、少し抵抗があるかもしれませんね。馬油は伸びがよく、肌になじんで柔らかくする効果があるので、痛みや不快感を覚えにくく初めての方でもやりやすいでしょう。少量を肌になじませて、手で軽くさすっていくだけでもほぐれていき、マッサージ効果があります。
また、馬油は伸びがよく数滴手に取るだけで十分マッサージを行うことができるため、容量の少ないものを購入しても長持ちするので、コストパフォーマンスもよいですね。
肌なじみがよく拭き取りの必要がない
馬油は食用としても使われるため粘膜部分についたままでも問題がなく、むしろ保湿効果があるのでマッサージ後はガーゼやおりものシートを当てて皮膚に浸透させるとよいようです。拭き取る手間がないので、気軽に会陰マッサージを始められそうですね。
また先ほども書いたように、馬油は人間の皮脂と脂肪酸の構成比が似ているので、肌へのなじみがよいというメリットがあります。皮膚への浸透も早いので、拭き取らなくても不快感が残らずに済むでしょう。