赤ちゃんは触ることで成長する!親子の触れ合いや消毒、除菌の必要性
赤ちゃんは五感の中で触覚がいち早く発達するといわれています。ママと赤ちゃんが触れ合うスキンシップは大切だとよく聞きますが、どのような効果があるのでしょうか。どのような親子の触れ合いをすると効果的に成長を促すことになるのか、消毒や除菌は親子間で必要なのかなど親子の触れ合いについてまとめてみました。
赤ちゃんと触れ合うスキンシップの効果
触ることは赤ちゃんの成長を促す
赤ちゃんの体も心もバランスよく育てるには、皮膚をとおしてさまざまな情報を取り入れ、しっかりと体で感じ吸収できるようにすることが大切です。ママとスキンシップすることで赤ちゃんの肌は十分に刺激され、皮膚の感覚を活発化するのです。
赤ちゃんの脳は、人との触れ合いをとおして新しいことを効率的に学ぶことができるしくみになっているようです。体を触られるという心地よい体験が、赤ちゃんの脳の活動によい影響を与えてくれるのですね。
赤ちゃんは皮膚からさまざまな新しいものを学んで、成長しているのです。
愛情ホルモンは触れ合うことで分泌される
このオキシトシンは、人との愛情や絆を深める、信頼関係を築く、幸福感を高めるなどの働きがあります。たった5~10分のスキンシップでも脳からオキシトシンが分泌され、その効果は1時間ほど持続するのです。
子どもの頃に愛情ホルモンがよく分泌されると、大人になっても愛情や幸福感を感じやすい脳になるといわれています。それだけでなく、記憶力がよい、ストレスに強くなるなどという働きもあります。
赤ちゃんのときのスキンシップが、その後の脳の成長や能力、性格にまで影響を及ぼすのです。やっぱりスキンシップは大切なのですね。
「スマホネグレクト」に注意しよう!
ママは育児放棄をしている意識がなくても、結果的に軽度のネグレクトをしてしまっているのです。子どもの目を見て気持ちを込めて対応をしてもらうことが愛着形成には非常に重要になります。
その体験がない子は愛着が築かれにくく、軽度の愛着障害が生じてしまうといわれます。ママが意識していない間に、子どもの社会性や共感性が育ちにくくなったり、不安の強い子になったり、人と安定して関われなくなる可能性があるのです。スマホもほどほどにしないといけませんね。
赤ちゃんが喜ぶスキンシップの方法
赤ちゃんの好きな抱っこをする
赤ちゃんを抱っこしているときに、ママが話しかけることも赤ちゃんにとっては心地よい刺激になりますね。お腹の中にいるときから聞いていたママの声をきくと安心するといいますから、さらに心地よくなりそうです。
抱っこしながら歩いてみたり、ゆらゆらと揺らしてみたり、トントンと背中を叩いてみたり、抱っこしながらでも、色々な刺激をしてスキンシップできそうです。赤ちゃんが喜ぶスキンシップとして、ママがたくさん抱っこしながら遊んでみましょう。
ベビーマッサージをしてみよう
ベビーマッサージは服の上からでも構いません。マッサージの流れとしては、うつ伏せにして背中をなでる、仰向けにして足を下から上になでる、手首から腕を上腕にむかってなでる、赤ちゃんの胸を中心から外に向かって円を描くようになでる、肩から手首にむかってなでる、手のひらをもみもみする、など赤ちゃんの全身をやさしくなでてマッサージをするのです。
ママがやさしく声をかけながらすると赤ちゃんも心地よくしてくれそうです。
手遊び歌や体をつかう親子遊び
ママが赤ちゃんと触れ合っていることが大事ですから、赤ちゃんの手や足をやさしく動かしながら、歌を歌ってみましょう。少し遅めのテンポの方が赤ちゃんとじっくり触れ合えますよ。
「お鼻はどこかな」と話しかけながら、赤ちゃんのお鼻をタッチして「お鼻あったね」などと体を触りながらでも遊べますね。ママが仰向けに寝て赤ちゃんをうつ伏せにして抱っこし、ゆっくりとママの体を揺らして一緒に揺れると全身を触れ合いながら遊べます。
月齢に合わせた遊びをとおして、親子で触れ合いましょう。
赤ちゃんを触るときに消毒や除菌は必要?
赤ちゃんに触る前は手を清潔にしよう
6カ月ほどすると母乳の免疫力も弱まり、赤ちゃんは自分で抗体を作るようになりますから、病気にかかりやすくなるといわれています。6カ月まででも病気にかかる可能性はありますので、油断をしてはいけませんね。
ですから、ママも赤ちゃんに病気をうつさないように注意をする必要があります。感染症などの予防のために、赤ちゃんに触れるときは手を洗い清潔にしましょう。
神経質になる必要はありませんが、外から帰ったときには手を清潔にしてから赤ちゃんに触ると安心です。