赤ちゃんに野菜はいつから?離乳食時期別のおすすめ野菜や注意点
お粥などの炭水化物から始まる離乳食。ミネラルやビタミンが豊富な野菜を試すという次のステップに進みたいけれど、どんな野菜を選んでいけばよいか悩みませんか。そんなママへ、野菜を取り入れる時期、離乳食時期に合わせたおすすめ野菜、注意点などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
野菜はいつから?何を?どう与えればいい?
赤ちゃんの野菜スタートの時期
そこで、「10倍がゆを1回に何さじか、うまく食べられる(飲みこめる)ようになってきたら」野菜をスタートしてみましょう。しかし、赤ちゃんが嫌がるときは無理をせずに、かたさ・なめらかさを見直したり、少し日にちを置いたりして再度試してみます。
初めての食材を試すときは、アレルギーの心配もありますので、何かあった時のために医療機関が開いている時間帯を目安に“1日1種類を1さじずつ”あげて様子をみてくださいね。
離乳食で注意が必要な野菜
そのため、最初からいきなり苦いピーマンやすっぱいトマトを与えると、赤ちゃんがビックリして嫌がってしまう可能性があるのです。
「酸味」「苦味」は少しずつ慣れさせていけば大丈夫ですので、まずはにんじんなど、赤ちゃんが好む「甘味」がある野菜から与えると受け入れてくれやすいでしょう。
ほかには、ゴボウやきのこ類など繊維が多い野菜や、茹でてもつぶしづらいオクラやもやしも注意が必要です。飲みこめなかったり、消化器官が未発達なので胃腸に負担をかけてしまいます。
野菜の調理方法や選び方のコツ
免疫力もまだ弱いので必ず加熱してから、ミキサーやブレンダー、すり鉢を使ってすりつぶし、薄皮や繊維が残るものはさらに裏ごしをするとなめらかになります。
圧力鍋で時間をかけずに柔らかく煮ることができますが、調理する量が少ない初期は炊飯器での調理もおすすめです。にんじんなどをアルミホイルで包み、お米と一緒に入れて炊飯すると甘く蒸すことができますよ。
調理した野菜は100円ショップなどで売っている製氷皿や離乳食用の保存容器を使って、冷凍保存することが可能です。1週間以内で使い切るようにしましょう。
離乳食の時期別!おすすめの野菜リスト
離乳食初期は食べやすいものからスタート
おすすめの野菜は、にんじん、たまねぎ、かぼちゃ、トウモロコシ、大根、かぶ、小松菜、白菜、キャベツ、ブロッコリーなどです。酸味のあるトマトも加熱をすると甘味が増すので、初期からあげることができます。赤ちゃんが苦手そうにする場合は、甘い品種を選んだり、酸味が強い種をしっかり取りのぞいてから加熱したりして、少しずつ慣らしていってくださいね。
初期は1回にあげる量が少なく、裏ごしする手間もかかりますので、大変なときは市販の裏ごし済みのペーストやフリーズドライを利用するのも1つの方法です。
離乳食中期はアクのあるものもチャレンジ
ほうれん草、パプリカ、なす、 ズッキーニ、アスパラガス、長いも、里いも、オクラがおすすめの野菜です。長いもや里いもは、口の周りにつくとかゆくなる可能性があるので気をつけましょう。
お味噌汁やポトフ、肉じゃが、カレーなど、大人の味付けをする前に赤ちゃんの分の野菜を取り分けると楽です。味噌などの調味料は、風味づけ程度の少量なら使えますが、離乳食には素材そのものの味を楽しんでもらう目的もありますので、野菜を煮たときのスープや、ベビー用のコンソメやだしを使ってみるとよいでしょう。
離乳食後期はほとんどの野菜が食べられる
苦手な酸味や苦味にもだんだんと慣れてきますので、ほとんどの野菜を食べさせることができますが、いくら成長してきたと言っても消化器官はまだ未熟です。きちんと加熱し、バナナほどのかたさになるように意識しましょう。
追加できるおすすめ野菜はピーマン、ニラ、もやし、きのこ類、いんげん、ゴボウなどです。ニラやきのこ類など噛み切りづらいものは細かく刻み、ゴボウはアクをとって柔らかく煮ます。
手づかみで食べることにも興味が出てくる頃なので、野菜を持ちやすくスティック状に切ったり、みじん切りの野菜をたくさん入れたお好み焼きを作ってあげたりすると食が進むきっかけになるでしょう。
どうすればいい?野菜を与えるときの疑問
生野菜はいつから与えればいい?
まずは柔らかくクセが少ないレタスや皮をむいたトマト、細く切ったキュウリから与えてみます。加熱するとどうしても破壊されてしまう栄養素がありますが、生野菜だとまるごとの栄養が摂れますね。
赤ちゃんの体調が悪くなってしまうのを防ぐために、よく洗って水気をしっかり取ったものを、少量から与えるようにしましょう。