えのきには様々な保存法がある!家族で食べやすい調理アイデアを紹介
ヘルシーな食材として毎日食べたいきのこ類。中でも経済的なえのきを、ママはどのように保存しているでしょうか。なるべく新鮮な状態でえのきを保存したいですが、より美味しくなる意外な保存方法もあります。子どもも食べやすいメニューもあわせてご紹介します。
えのきの選び方と冷蔵、乾燥方法とは
えのきの栄養と新鮮さの見分け方
えのきを購入するときは、全体の色が白く、軸が太く張りがあり、背丈がそろっているものを選ぶとよいそうです。えのきは鮮度が落ちてくると黄色味を帯びてきて張りがなくなり、柔らかくなってくるので白くてシャキッとしているものを選ぶのがコツです。
また、袋の内側に水滴がついている状態のものも時間が経っている証拠です。購入後は水っぽくならないうちに調理しましょう。
袋から出して冷蔵庫で保存しよう
そこで、パックから出し、キッチンペーパーや新聞紙で包むと水分を吸収し、鮮度が落ちるのを防いでくれます。このとき石づきを切り取らずに包むようにしましょう。
包んでからさらに保存袋などに入れて冷蔵庫に入れておけば、約1週間は鮮度を落としにくい状態で保存が可能です。えのきをパックのまま保存した場合は、購入してから数日のうちに食べきるようにしましょう。
乾燥させると甘みが増してだしが出る
晴れた日、ざるなどにえのきをバラバラにして乗せ、半日から3日ほど干せば水分が抜けます。天気や気温にもよるので風で飛ばされないように気をつけながら、好みの干し具合をみつけましょう。
まだ水分が残っているようなら、フライパンで数分乾煎りするとカラッとします。しっかり乾燥されていれば常温、冷蔵でも半年間は保存可能です。
えのきは冷凍することもできる便利食材
冷凍すると旨味が増し長期保存もできる
これは、冷凍することによってきのこの細胞壁が壊れやすくなりグアニル酸を作る酵素が活性化しやすいためで、冷凍してから加熱することで生のままから加熱したよりも旨味成分は約3倍になるそうです。
また、えのきに多く含まれる「キノコキトサン」は脂肪の吸収を抑え、えのき特有の「エノキタケリノール酸」には脂肪燃焼の効果があるとされています。これらも冷凍して細胞壁を壊れやすくすることで効率よく体内に取り込むことができるようになります。
よいことずくめの冷凍保存はきのこ全般に適しています。
ペーストにして冷凍するとダイエット効果も
毎日のみそ汁にだし代わりとしてえのき氷を使えば、えのきのダイエット成分を手軽に摂取できる美味しくて簡単なダイエット習慣にもつながります。えのき氷の作り方は、えのき300gを洗わずに石づきを取って適当な長さに切り、水400ccとともにミキサーに入れてペースト状にします。
これを小鍋に入れて沸騰させない程度の火加減で1時間ほど煮詰めます。粗熱を取ってから製氷皿に入れて冷凍します。凍ったら保存袋などに入れると使いやすいですね。えのき氷は冷凍で1カ月程度保存可能です。
きのこ類はまとめて冷凍しておくと便利
しいたけや舞茸、エリンギなどをたっぷり使ったきのこ炒めは美味しいですが、たくさん種類をそろえると使い切れないこともあります。そんなとき、冷凍ミックスきのこを作っておけば、使いたいときに使いたい分だけ色々な料理にきのこをプラスすることができます。
きのこは洗うと栄養分が流れてしまうので、洗わず普段使うサイズにカットして保存袋に入れるだけ。きのこは水分が出にくいので凍らせてもきのこ同士くっつくことがありません。
子どもが食べやすいえのきの調理法とは
離乳食の場合は後期以降から
離乳食後期に使う場合でも柔らかい傘の部分を細かく切って煮込む、とろみをつけたあんかけにするなど工夫しましょう。ほかの食材と同じように、初めて食べるときは小さじ1杯程度からスタートして様子をみるようにします。
万が一アレルギーなどがおきたとき、判断しやすいように初めて食べる食材は一回につき一つにとどめ、食後数時間経った後症状が出ても比較的病院に行きやすい午前中に食べるようにしましょう。