白菜の正しい保存方法とは?長持ちさせておいしく白菜を食べよう
スーパーの生鮮食品売り場や八百屋の店頭に白菜が並び始めると、冬の始まりを感じるというママもいることでしょう。そこで今回は、ママなら知っておきたい白菜の一般知識と白菜はどのように保存したらよいのか、鍋以外でもおいしい白菜のレシピ3選についてご紹介します。
ママなら知っておきたい白菜の一般知識
白菜は健康維持に大切な養生三宝の一つ
養生三宝という考えは、中国の不老長寿のための薬膳の教えを参考にしたものですが、白菜は菜類の中でも特に積極的に食べるべき食材だとされています。白菜は漬物としてはもちろん、お鍋や炒め物など温かくしてもおいしく食べられる食材なので、冬の食卓テーブルに登場する機会も多いことでしょう。
白菜は疲れた胃腸や肝臓、腎臓を労わり、利尿作用があるとされています。体の中に溜まった毒素を積極的に出すのにも有効なので、家族の健康のためにもぜひ意識的に取り入れたい食材ですね。
白菜は栄養成分がバランスよく含まれる野菜
白菜には、カルシウム、カリウム、ビタミンC、ビタミンB2などの成分がたっぷりと含まれています。食物繊維も豊富に含まれているので、便秘防止にも有効ですし、いつも食べすぎてコレステロール値や体重増加が気になるというママやパパにもぴったりですよ。
高血圧気味のママやパパの場合、白菜は積極的に食べるようにしたいですね。白菜に含まれるカリウムは体内の余分な塩分を排出してくれる効果がありますよ。
加熱すると少なくなってしまう栄養素も
たとえば白菜に含まれるビタミンCは、長時間茹でたり蒸したりして加熱しすぎると変性してしまいます。ビタミンCを摂りたいのであれば、できるだけ加熱時間を短くするのがコツですよ。
また、白菜に含まれる栄養成分の一つ、カリウムは水に溶ける性質があるため、茹でると白菜から出ていってしまいます。この場合、茹でたスープを一緒に飲むように心がけましょう。
白菜は葉っぱの部位によっても、ビタミンCの含有量が変わってきます。ビタミンCは外側の色の濃い葉に含まれているので、この部分の葉は短時間で蒸して食べるようにしたいですね。
白菜はどのように保存すればよいの?
新聞紙にくるんで丸ごと常温保存する
そのまま冷蔵庫に入れて保存しているというママも多いかもしれませんが、白菜は冷蔵庫のスペースを取るので悩みますよね。方法によっては常温保存することも可能です。
丸ごとの白菜をそのままキッチンペーパーでくるみ、さらにその上から新聞紙でつつんでみましょう。このままの状態で冷暗所においておけば、3~4週間保存することができます。
冬の玄関やベランダであれば、保存場所にもぴったりです。野菜は生えている状態と同じように保存すると長持ちするので、白菜は立てておくように心がけたいですね。寝かせないようにしましょう。
一度カットした白菜は冷蔵で保存する
カットした面から水分が蒸発してしまうので、それを防ぐために濡らしたキッチンペーパーで断面を保護します。また、芯が残っていると成長を続けて鮮度が落ちてしまうので、芯を取るか、芯に切り目を入れておきましょう。
そのままジッパーのついた袋に入れて冷蔵庫に保存するようにしましょう。カットした白菜の場合は、丸ごとのものに比べ保存期間が短く、できるだけ1週間以内に使い切るようにしたいですね。
六つ切りや八つ切りにした白菜を炒め物に使うのであれば、全体的にしぼむまで数時間から2日程度干してから冷蔵庫で保存すると、ほどよいシャキシャキ感を味わうことができますよ。
食べやすい大きさに切って冷凍保存もできる
白菜を食べやすい大きさにざくざくと切り、そのままジッパーつきの袋に入れて冷凍庫へ入れるだけです。1カ月程度保存することができ、解凍せずに冷凍された状態でスープに入れて煮込んだり、次回の鍋料理のときに使ったりすることもできますよ。
夕食に1品足りないときには、解凍して水気を絞れば和え物に使うことも可能です。和え物に使う場合は、あらかじめ細切りにして塩もみしてから冷凍するのも名案ですよ。
白菜を冷凍保存しておくと、調理の時短にもつながります。
鍋以外でもおいしい!白菜レシピ3選
やさしい味わいの白菜と油揚げの卵とじ
油揚げは一口大に切り、しいたけは軸を取り除き薄切りにし、ネギも斜め薄切りにしましょう。卵は割りほぐし、白菜の芯は食べやすい大きさのそぎ切りにし、葉は手で適当にちぎります。
中火に熱した鍋に油揚げを入れて炒り、白菜の芯とだし汁を入れて蒸し煮にします。そこに白菜の葉、しいたけ、酒と砂糖を各大さじ2杯、しょうゆを大さじ2.5杯入れてさらに煮込みます。具材がしんなりしたらネギと溶き卵を入れて強火にし、卵が半熟になったら蒸らして完成ですよ。