幼児食に適した食材を知ろう!幼児食の機能や注意したい食材も紹介
離乳食から幼児食になったときに、このまま大人と同じものを食べてもよいのか悩みますよね。同じものだとママは助かりますが、今まで離乳食だったのにいきなり大人とまったく同じものを食べさせることに、抵抗があるママも多いと思います。そこで、幼児食のタイミングや幼児食にピッタリな食材などをご紹介いたします。
幼児食の機能とタイミングを押さえよう
食べる力を育てる幼児食
よく噛んでいろいろな食材を食べてみたり、量を調整して食べられるようになったり、食事のマナーを身につけながら、楽しく食事ができるようになることが幼児食では大切です。
幼児食期は、食事を楽しむ期間と思いながら幼児食を進めていきましょう。
始める時期と完了の時期
幼児食にははっきりとした完了時期というものがないのですが、だいたい5歳くらいまでといわれています。子どもは歯が少ないので咀嚼力も弱く、消化器官も未発達です。幼児食をしっかり進めてから大人と同じものを食べさせましょう。
幼児食を与える際の4つのキホン
2、薄味にすること。味の濃い物を好むようになると、腎臓に負担がかかるので、素材の味を大事に薄味を心がけましょう。
3、スプーンやフォークの練習をすること。離乳食期では手づかみ食べが基本でしたが、幼児食期ではスプーンやフォークを使って自分で食べられるように、サポートをしてあげましょう。
4、食事の楽しさを教えること。食事の時間も大人と同じになっているので、家族一緒に食事をしたり、行事食を用意して食べたりなど一緒に楽しめる工夫があるとよいですね。
子どもも喜ぶ!幼児食にピッタリの食材
のど越しが楽しい「うどん」
小さめに切ったお肉や野菜を炒めて、焼うどんを作ってもよいですし、野菜スープの中にうどんを入れて煮込んでもおいしくできます。
最初に薄味で作り、子どもの分を取り分けた後に大人用の味付けをすると、ママの分と子どもの分を一度に作れて、一緒に同じメニューが食べられるのでよいと思いますよ。
骨までまるごといただける「しらす」
しらすには、カルシウムが多く含まれていることはよく耳にすると思いますが、それだけではありません。新陳代謝を活発にするタンパク質やビタミンB、免疫力や記憶力を高めてくれるDHAも含まれています。これだけたくさん栄養素が含まれているのなら、子どもにはたくさん食べてもらいたいですよね。
茹でたしらすと野菜や卵を炒めてしらすチャーハンを作ったり、納豆にしらすを混ぜて食べたりしてもよいと思います。子どもでも食べやすく簡単に取り入れられるので試してみてください。
ほんのり甘くビタミン豊富な「かぼちゃ」
かぼちゃにはカロテンが多く含まれているのですが、このカロテンは体内でビタミンAに変換されて、ビタミンAと同様の効果を得ることができるのです。ビタミンAは、鼻や喉などの粘膜を強くする効果があるので、風邪をひきにくくしてくれます。冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないと昔からいわれているのは、こういうことだったのですね。かぼちゃは食物繊維が豊富なので、便秘にも効果的です。
健康な体作りをしてくれて、子どもも好んで食べてくれるかぼちゃは、幼児食にぴったりな食材ですよね。スープや煮物、サラダなどいろいろなメニューを作ってたくさん食べさせてあげましょう。
油断は禁物!幼児食で注意したい食材
塩分の多すぎる加工食品
子どもが好みやすいハムやベーコン、ウインナーなどの食肉加工品には、添加物や塩分が多く含まれているので注意しましょう。細かく切って量を増やして、少量でもたくさん食べたように感じさせたり、茹でて塩分を抜いてから食べさせたりするなど工夫してあげるとよいでしょう。
また、おにぎりなどに使いやすい鮭フレークですが、これにも意外と塩分や添加物が多く含まれています。食べる前にさっと茹でて塩分を抜き、食べさせる量も気をつけるようにしましょう。