作り置きおかずで日々の料理を時短!始め方やコツ、レシピ本を紹介
毎日の食事の用意は本当に大変ですね。ただでさえ育児に追われながら、毎回メニューに悩んだり、調理にも時間がかかったりしてしまう…そんなママは多いでしょう。毎回の食事の用意をなるべく短く、でも食卓が寂しいのはイヤ!そんなママのために、様々な「作り置きおかず」の調理のコツや、レシピ本をご紹介していきます。
作り置きおかずのよさや問題点を知ろう
作り置きのメリットは?
メリットはほかにもあります。一度に何日分ものおかずを作るので、一つの食材からいくつかのメニューができて品数が増え、レパートリーも増えます。作り置きだからといってもやはり色々なメニューを食べたいですよね。
さらにお弁当にも重宝しますよ。朝のお弁当作りは大変です。作り置きをしておけば、ご飯だけ炊いて、あとは作り置きのおかずをお弁当箱に詰めるだけで終わりなので、とても朝が楽になります。
作り置きのデメリットは?
賞味期限はレシピに載っていますが、気にされる方はそれよりも早めに食べきろうとするため、作り置きのおかずの量によっては、賞味期限が近くなるとまとめて食べないといけなかったり、結局は捨ててしまったりして、食材が無駄になってしまうこともあるかもしれません。
また作り置きは長期保存を考えた味付けになるので、殺菌作用のある食材がよく使われています。子どもによっては苦手とする食材が入る可能性があるかもしれませんね。
作り置き、栄養価はどうなるの?
また酸化した食品を摂取すると、体の中に「活性酵素」という物質が溜まります。「活性酵素」は大量に溜まってしまうと、細胞を酸化させ健康に悪影響をおよぼしてしまうため、体はビタミンやたんぱく質を余分に消費して活性酵素を分解します。
食品を酸化から防ぐには、フリーザーバッグなどに入れて密閉したり、抗酸化力の高い油(ごま油・オリーブオイルなど)を使用したり、オイル漬けや漬け汁に抗酸化力の高い油を少量加えるのがおすすめです。
おかずの作り置きをはじめてみよう
作り置きの基本を知ろう
それぞれ詳しく見ていくと「作り置きする日数およびメニューの決定」は冷蔵庫の中に残っている物をチェックし、残っている物を使って何ができるか考えます。それから作り置きする日数を決め、メニューを考えていきます。
本にはよく1週間分でメニューが組まれていますが、一度に7日分のおかずを作るのは大変ですね。初めは3~4日分の作り置きがおすすめです。
次に「調理」になりますが、できるだけ効率よく調理するにしましょう。一つの食材や調理した物からいくつかの料理ができますね。最後は「保存」です。保存にはタッパーを使うと便利ですよ。
作り置きおかずの調理のコツ
1.よく加熱する
食中毒の原因の代表的な菌(サルモネラ菌、病原性大腸菌、カンピロバクター)は、ほとんど75℃以上1分間加熱(ノロウイルスは85℃以上)で死滅しますので十分加熱しましょう。
2.水分を減らす調理法にする
細菌は菌繁殖の原因となりますので、加熱して飛ばしましょう。
3.濃い目の味付けや抗菌効果のある食材を使う
塩や砂糖は水分が減り、梅干しやわさび、酢、からしなどは抗菌効果が期待できます。
作り置きおかずの保存のコツ
1.保存容器は清潔にし、作った食材は冷ます
菌の繁殖を防ぐため清潔な保存容器を使います。容器に入れる際、清潔な取り箸を使うこともポイントです。温かい物を冷蔵庫に入れるとほかの食材が傷む原因になるので、冷ましてから冷蔵か冷凍保存しましょう。
2.レシピに書かれている保存期間を守って食べきる
作りおかずのレシピには保存期間が記載されています。全体的に3~4日間が多いようです。記載されている期間は守るようにしましょう。
3.お弁当に入れるときは加熱する
お弁当に作り置きおかずを入れるときは、レンジなどで再度加熱し、よく冷ましてから詰めるようにしましょう。まとめて作るので、作った日がわかるようにすることも大切です。
試したい!作り置きおかずレシピ本3選
初心者向け「冷蔵庫で保存・作り置き事典」
ありがちな詰込み冷蔵庫をどのように見直していったのか。また見直した結果どのようにすれば冷蔵庫が使いやすいかということを、各部屋写真付きで引き出しごとに書かれています。
あとはよく使う食材の保存方法にひと手間を加えてさらに使いやすくする方法や、そのひと手間保存食材を使った時短調理法、捨ててしまいがちな食材の使い切り方法。さらに作りおき食材の冷凍保存方法のテクニックや保存食材での作りおきなど、作り置きの基本事項といえる事柄がしっかりと載っている本になります。