40代パパママの食欲不振は病気かも?体のサインを見逃さないで
食欲不振は誰でも時折起こりますが、それが続く場合はもしかしたら病気のサインかもしれません。食欲不振が起こる病気には重大な疾患もあるので、気になるときには病院に行くようにしましょう。また、40代のパパママは更年期が原因で食欲不振になることもあります。更年期の乗り越え方もご紹介します。
病気を疑う前のチェックポイント
胃腸に負担のかかる食べ方をしている
早食いや深夜に食べる食事は、どうしても胃腸に負担がかかりがちです。食事以外に意識が向く「ながら食べ」も、胃腸の活動を妨げやすいため、消化不良を起こしやすい食べ方になります。
早食いが習慣化してしまっている場合には、一口食べるたびに20回噛むよう意識してみてください。また深夜の食事になってしまう場合は、消化しやすい食事を心がけるようにします。
子どもとの会話を楽しみながら、胃腸に優しく楽しい食事を心がけてみましょう。
もしかしたら過度のストレスかも
ストレスを感じると、血液中の糖分、つまり血糖値が上がる傾向があります。血液中の血糖値が上がると、脳は「満腹」と判断をして食欲を低下させてしまうのが原因の一つとされています。
さらに、ストレス自体がホルモンバランスを乱れさせて、満腹感を感じる満腹中枢という部分に誤作動を起こさせてしまい「満腹」と感じてしまうことも原因となります。
子育て中はママもパパもどうしてもストレスフルな日々になりやすいですが、少しでもストレスを解消できるよう努めることが必要ですね。
規則正しい生活が送れているか
規則正しい生活を送れていると、自律神経のバランスが整い生活のリズムも整いますが、不規則な生活をしていると自律神経のバランスが崩れてしまいます。食欲にも自律神経がかかわっているため、バランスが崩れることで食欲不振となることがあるのです。
自律神経を整えるにはいくつかのポイントがあります。
・朝日を浴びること
・3度の食事をできるだけ同じ時間に摂ること
・夜は暗くして眠ること
子育て中のママやパパには難しい部分もありますが少し意識しましょう。
40代食欲不振は病気の可能性を疑ってみる
食欲不振で疑われる病気
・胃腸の不調
胃炎や胃潰瘍や胃がん、十二指腸潰瘍や腸炎など、胃や腸に関係する病気のときは、やはり食欲不振になりやすいといわれています。
・腎臓や肝臓の不調
腎臓は体の老廃物を尿として排出する器官で、肝臓は体にとって不要なものや害があるものを代謝して排出するための器官です。腎炎、腎不全、肝炎、肝硬変といった病気の場合も、食欲が低下しやすくなります。
・口腔内疾患
虫歯や口内炎、歯周病などいわゆるお口の中の不調も食欲が低下する原因となりますよ。
・心の不調
自律神経の乱れなどが起こる心の不調もまた、食欲を低下させる原因になります。うつ病や神経性食思不振症などがあります。
パパとママの健康のために病院へ行こう
ですが、パパやママの体調が悪いときも、もしかしたら大きな病気の前兆かもしれません。健康のために病院に行くようにすることも大切です。
パパやママの病気は子どもにも影響を与えます。体調が悪いとどうしても精神的な余裕がなくなり、子どもがそれを感じ取って不安な気持ちになることがあります。また遺伝的な要素がある病気だった場合、子どもも同じ病気になる可能性もありますよね。特に生活習慣が関係する病気が早めに分かれば、子どもが同じ病気に罹らずにすむかもしれません。
ママが病気のとき子育てを乗り切る方法
子育て情報サイト「ハッピー・ノート・ドットコム」のWeeklyゴーゴーリサーチで行った「ママが病気やケガをしたとき、子どもはどうしてる?」という調査では、日ごろからママが病気やケガをしたときの対策をしているかという問いに、31.9%のママが対策をしていると答えたそうです。
対策の内容としては、日ごろからパパが家事をできるようにしているという回答が73.7%でした。パパの協力が大切だと感じますね。
40代食欲不振は更年期の可能性もあり
男性にも更年期がある
パパが、なんとなく人と会いたくないといったりイライラしたりしていることが多い、食欲が低下しているといった症状がみられるときには、更年期障害かもしれません。
ちょうど会社でも責任のあるポジションにつくことが増える年代にもなり、ストレスが増えてくるのが40代の男性の特徴です。うつの症状と似ているので間違われやすいのですが血液検査や問診で診断できます。泌尿器科が診療科となります。