ロシアの子どもはこれで育つ?ロシアの定番朝ごはん「カーシャ」
「食文化」という言葉があるように、外国に行くとその国独自の食事に度々驚かされることがあります。ロシアからの影響が色濃い、旧ソ連の国「キルギス共和国」で出会った「カーシャ」もその一つです。ロシア人はこれを食べて育ったと言っても過言ではない「カーシャ」のレシピをご紹介します。
カーシャを食べずにロシアは語れない
ロシアのおかゆ「カーシャ」は種類がたくさん
中でもポピュラーなのがそばの実のカーシャで、朝ごはんに限らず夕食のつけ合わせとしても食べられています。実は、ロシアはそばの消費量世界一であり、日本の10倍も食べられているんです。
ほかにもとうもろこし、大麦、小麦などのカーシャがあり、インスタントのカーシャもたくさん売られています。ドライフルーツが入っていたり、数種類の穀物がミックスされていたり、健康的な朝ごはんとして定着しています。
私の子どもたちも朝食は幼稚園で提供されるのですが、毎朝カーシャを食べているようです。
日本人が衝撃を受けるカーシャ
おかゆといえば、上記のようなものを想像する多くの日本人にとって、ロシア風のおかゆカーシャはきっと衝撃的な味だと思います。残念ながら美味しいと思えない人もいるようです。
なぜならば、カーシャの味つけは大抵甘く、牛乳で煮ているので日本の塩味のおかゆをイメージして食べると違和感があります。ただ、甘いと分かって食べたなら、子どもにも食べやすい優しい味が病みつきになるのだそうです。
できあがったカーシャにはバターをのせて、はちみつやジャム、ナッツなどお好みのトッピングをして食べます。ロシア人は大人になっても甘いカーシャを食べると元気になると信じています。
日本人でも食べやすい!カーシャの作り方
そばの実のカーシャの作り方(2人分)
・水・・・300cc
・塩・・・少々
【トッピング】
・牛乳・・・適量
・バター・・・ひとかけ
・砂糖、はちみつなどお好みで