子どもと暮らす新築の家、子育てしやすい家の間取りと考え方
子どもが生まれて成長していくと、「そろそろ家がほしいな」と一軒家購入を考える方も多いのではないでしょうか。今回は、新築の家を選ぶメリットやデメリット、新築の家を購入するまでの流れ、子育てをしやすい家の間取りはどのようなものなのかを、ご紹介します。
住むなら新築の家?考え方と購入の流れ
新築の家を選ぶメリット
新築の家の最大のメリットは、誰も住んだことがないという点ではないでしょうか。家の購入は人生に1度あるか、ないかぐらいの大きな買い物です。「せっかく家を購入するんだったら、中古ではなく新しい家に住みたい」と思う方は多いですよね。
ほかにも、家の保証期間が長いことや、分譲地を選ぶ場合は子育て世代が集まることが多いので住みやすい、注文住宅の場合は、自分好みの間取りを考えられるので楽しい、最新の設備がついているので快適に住めるなど、さまざまなメリットがあります。
新築の家を選ぶデメリット
新築の家の大きなデメリットは、中古の家と比べて金額が高額になることです。新築の家は価格がかなり高くなるので、ほとんどの方は35年ローンを組み、長い期間住宅ローンを返し続けなければなりません。
また、注文住宅など、一から家を建てていく場合、間取りやデザインなどを自分で考えていきますよね。好きな間取りを考えられるのはよいですが、実際どのような家が建つのかイメージしにくいことがあります。完成した家を見て「イメージと違う」と後悔する方もいるそうです。
新築の家の種類と購入の流れ
1.建売住宅
住宅が完成してから売られる住宅。新築の家の中で手間や時間があまりかからず購入できる。
2.売建住宅
土地を売ってから家を建てていく住宅。売建住宅の場合は購入申し込みから早くて5カ月ほどで家が完成。
3.注文住宅
注文住宅は土地の購入から家を建てるまで一から自分で決めていくので、家が完成するまでにかなりの時間が必要。
購入の流れは、購入申込みと同時に住宅ローンの仮審査を受け、仮審査に通ったら重要事項説明を聞きハウスメーカーと売買契約を締結します。その後に住宅ローンの本審査を受け、審査に通ればローン契約を結びます。
子育てしやすい家の間取りとは?
子どもの安全を見守ることができる
友人に聞いてみると一軒家購入で間取りを考えているときに、家事の中でもキッチンにいる時間が特に長いのでキッチンからでもリビングで遊ぶ子どもの様子が見られるように、対面式のキッチンにしたそうです。また、リビングで子どもがたくさん遊べるようにリビングも広めに設計してもらったと話してくれました。
子どもが小さいと、少し目を離したすきにケガをすることもあり危ないので、家事をしながら子どもの安全を見守ることができると安心ですね。
コミュニケーションがとりやすい
先輩ママに聞いてみると、2階の寝室や子ども部屋に上がる階段をリビング階段にしたそうです。そうすることで家族が家に帰ると必ずリビングを通るため、「おかえり」「ただいま」以外にも、家族で会話することが増えたそうですよ。
また、リビングの横に家族でくつろげる畳コーナーを設けたそうです。子どもが小さいと畳の上でお昼寝をさせることもできて便利だと話してくれました。休日になると家族でゴロゴロしたり、リビングでくつろいだりする時間が多いそうですよ。
子どもの成長に応じて変えられる
友人に聞いてみると、一軒家を購入するときは小さい子どもが2人いたそうです。子どもが小さいと、まだ1人部屋は必要がないため2階の間取りを寝室と子どもの遊び部屋の2部屋にしたそうです。
子どもの遊び部屋は12帖の広さを確保し、子どもが成長してから専用の収納棚を置くことで2部屋に分けられるようにしたと話してくれました。子どもが小さいときは一緒に遊ぶことが多いので、12帖の部屋があるとすべり台などの遊具がおけて便利だそうです。
子どもの成長にあわせて間取り変更ができるのはよいですね。
子育てストレスを軽くする家づくりとは?
家族が過ごすリビングは家の中心に
リビングを通らないと子ども部屋にいけないような間取りにしておくと、学校から帰ってきたときもまずリビングで顔をあわせることができるので、会話がしやすいですよね。小さいときからリビングですごす習慣をつけておくと、リビングで勉強をしたり遊んだりなど、リビングにいる時間が自然と増えるでしょう。
最近の新築の家の間取りは、家の中心にリビングがある所が多いそうです。ネット社会でコミュニケーション不足になりやすい時代だからこそ、家族で楽しく会話できるようなリビングがあるとよいですね。