服についた口紅の落とし方!基本方法から実用テクまでをご紹介
お気に入りの服にうっかり口紅をつけてしまい、焦ったという経験があるママもいることでしょう。もしくは子どもがママに飛びついてきた拍子に、子どもの服に口紅がついたというケースもあるかもしれません。そこで今回は、口紅の汚れの種類と落とす前の確認事項、口紅の落とし方を基本編と上級編に分けてご紹介します。
口紅の汚れの種類と落とす前の確認事項
口紅の汚れは油汚れと同じ種類
確かに水で洗って落とそうとすると、水を弾いてしまい落すことができません。しかし口紅は、油に溶ける性質がある油溶性のものなので、油汚れに有効な方法であれば、スムーズに汚れを落とすことができますよ。
たとえばメイク落としにオイルクレンジングを使っているママもいることでしょう。それと同じで、口紅の汚れに油を馴染ませるときれいに落とすことができるはずです。
水で落ちないからといって諦めないようにしたいですね。油汚れと同じ要領で落としてみましょう。
落とす前に洗濯表示と色落ちの確認をしよう
その衣類が水洗いできるのか、洗濯表示をチェックしてみましょう。もし、水洗いのマークの上にバツがついているようなら、水洗いはできないのでクリーニングへ出すようにしましょう。無理に水洗いすると、生地が縮んだり傷んだりしてしまいますよ。
洗う前に色落ちしないか確認することも必要です。服の目立たない箇所を水で濡らし、白い布をそこに当てます。もし白い布に色が移っていたり、濡らした部分の色がにじんでいたりする場合は、色落ちするので水洗いは不可です。
落ちにくいと思うときはクリーニングへ
出しに行ったり取りに行ったりするのが面倒に感じるかもしれませんが、プロにお任せすれば安心です。染みが繊維の奥にまで染み込んでいなければ、きっときれいに落としてくれるはずですよ。
染みが何カ所あるか、衣類の種類や素材によっても費用は変わってくるので、いくらぐらいかかるのかクリーニング店に相談してみましょう。
大切な衣類、必要なときに必要な手入れをプロにお任せすれば、きっと長く愛用することができますよ。
ママなら知りたい口紅の落とし方【基本編】
クレンジングオイルで落とす
まず、タオルとクレンジングオイル、歯ブラシを用意します。口紅の汚れがついている部分を下側にしてタオルの上に置きます。
汚れの裏側からクレンジングオイルを多めにつけ、歯ブラシで汚れがタオルに移るようにしっかりと押しつけます。このとき、歯ブラシを横方向に動かしてこすらないようにしましょう。
タオルをずらし、タオルに汚れが移らなくなるまで繰り返します。その後は汚れていた部分を水に浸け、オイルを乳化させるとさらに汚れが落ちやすくなりますよ。よくすすいだ後はいつもどおりに洗濯しましょう。
消毒用アルコールを使って落とす
タオルを敷き、その上に汚れを下側にした衣類を置きます。ガーゼもしくは綿棒に消毒用アルコールを含ませ、汚れの裏側から叩いていきます。汚れがタオルに移ったら、タオルの位置をずらして作業を繰り返しましょう。
一通り汚れが見えなくなったら、水ですすぎ、いつもどおりの方法で洗濯をしましょう。
敏感肌やアルコールに弱いママの場合、消毒用アルコールによって手肌が荒れる可能性があるので、なるべくゴム手袋をはめるようにしたいですね。汚れの面積によって、ガーゼと綿棒を使い分けましょう。
食器用中性洗剤を使って落とす
まず食器用中性洗剤と歯ブラシ、タオルを用意します。ほかの方法と同様に、タオルと口紅の汚れが直接触れ合うようにして衣類を置きます。
汚れの裏から食器用中性洗剤をたっぷりと染み込ませます。このとき、下に敷いたタオルにまで染み込むように意識しましょう。
汚れの上から歯ブラシでトントンとしっかり叩き、汚れがタオルに移るようにします。汚れが移ってきたら、少しずつタオルの位置をずらしましょう。
汚れが薄くなってきたらお湯ですすぎましょう。お湯の中で衣類を左右に揺らすようにして優しくすすぎたいですね。最後にいつもどおりの方法で洗濯をします。
ママなら知りたい口紅の落とし方【上級編】
子どもと外出中に口紅で汚れた際の応急処置
まず、口紅汚れの上にティッシュペーパーを当て、油分を吸い取ります。それからタオルを少し湿らせ、ハンドソープや石鹸をつけます。
そのタオルで汚れを上から叩くようにして、ハンドソープや石鹸を汚れに馴染ませます。汚れが馴染んできたら、汚れた部分の裏側にタオルを当て、濡らしたティッシュペーパーで汚れの上から押さえます。
そして乾いたティッシュペーパーで水分を吸い取るようにしましょう。ハンドソープや石鹸によるぬめりがなくなるまで、ティッシュペーパーを使った作業を繰り返してみましょう。