築年数の古い物件でもリフォームで快適に!メリットやポイントを解説
最近子育て世代にとても人気のある中古リフォーム。中古リフォームは、新築と比べて低価格、理想の間取りを実現しやすい…など、たくさんのメリットがあります。しかし、メリットばかりではありません。中古リフォームをする際に失敗しないためにも、購入時に気を付けることやポイントをみていきます。
築年数の古い家の購入で気を付けるポイント
建物情報はしっかりチェックすること
一般住宅の場合だと、外壁が弱くなったり、給湯器や水廻りの設備に不具合が出たり、床がきしんだり…と、大体10~20年程度で家のあちこちに不具合が出てくることが多いです。
また、壁の中にある断熱材の機能が低下したり、床下に問題がでたりなど、目には見えないところで不具合をおこしている場合もあります。
もしも今までどこにも不具合がなく、修理をしていないというお宅であれば、今後不具合が起き、住み始めてからお金がかかってしまう場合もあります。
そうならないために、過去~現在までの建物の情報は、専門の方を交えてしっかりと確認しておくことが大切です。
土地や地盤のチェックをすること
家の建っている所が埋め立て地や、盛り土で構成された土地であると、地盤が軟弱で、液状化などの心配があるといわれています。また、周りと比べて低い所にある土地は、大雨や洪水で浸水の被害を受ける場合もあるので、過去に浸水の被害などが起きていないかなども調べる必要があります。
こういった土地の情報は、ハザードマップなどでも調べることができるので確認してみてください。
また、たとえ地盤が弱い土地でも、しっかりと地盤改良を行うことで問題なく生活できる場合も多いので、住宅購入時にはそういった改良がなされているかもチェックしてみてください。
理想のリフォームが施工できるかどうか
家の構造はとても複雑で、構造上家を支える大切な柱や壁は取り除くことができませんし、床や天井に充分な空間がない建物は、水廻りの場所を大きく変えることはできません。防火地域に建てられている建物はリフォームの際にもルールが厳しく、扱う商品に規定がなされていてコストが予想以上に掛かってしまう場合もあります。
建物を購入しいざリフォームをするときになって理想の間取りにできなかったり、大幅に予算をオーバーしてしまったりすることがないよう、建物を購入する前には、自分たちの欲しい間取りを決め、構造上それが可能かどうかもしっかりとチェックしておきましょう。
子育て世代が中古リフォームを選ぶメリット
新築よりも安い価格で購入できる
中古物件は、建物の立地や種類、築年数によっても変わってきますが、ほとんどの場合が新築で購入するよりも安く購入できます。ですから広さや立地などがよいと思う物件があれば、安く購入し、必要な所だけにお金をかける(リフォームする)という子育て世代が増えてきているのでしょう。
また、築年数が20年以上の家の場合は、ほぼ土地の金額のみで購入でき、土地の価格が購入時より下落することも考えにくいので、最近では人気のようです。
子どもを自由にのびのびさせられる
新築物件だと、壁や床もピカピカです。ママやパパはこのきれいな状態をできるだけ保ちたいと思うと思いますが、子どもにとっては、中古も新築も何も変わらない家なのです。物を投げて傷を作ってしまったり、壁に落書きをしてしまったりすることもあります。
汚される、傷付けられることも、中古物件であれば新築物件と比べて気持ちが少し楽になるのではないでしょうか?
また、新築物件に比べて中古物件の場合は、同じ予算でも一部屋一部屋が大きな部屋に住むことも可能です。広い部屋で、自由にのびのびと暮らせるのは、子どもにとってはとてもよい環境ですよね。
リフォームで理想の間取りにできる
中古住宅は、新築では実現しにくいこだわりの広さや間取り、設備のある家と出会うことがあります。また、そのこだわりがある家を新築よりもずっと低価格で購入できます。
もしも気に入った家を見つけ、かつ低予算で購入することができれば、残りの予算で部屋数を増やしたり、一部屋を大きくしたりと、さらに理想の間取りに近づけることができるのです。
家のつくりによっては、間取りを変更できない所もありますが、自分たちの工夫次第で理想の間取りに変更できるのはとても大きなメリットですよね。
リフォームをする前に確認するポイントとは
リフォーム費用も含めローンが可能かどうか
ほとんどの方は、住宅を探してからリフォームを考えます。しかし、住宅を購入する際にすぐに住宅ローンの手続きが始まることが多いため、住宅を決めてからリフォーム会社を探すようだと最悪の場合リフォーム費用は現金での支払いになってしまう可能性があります。そうならないためにも、物件を探し始めたら同時にリフォーム会社も探しておくことがよいでしょう。
業者によっては、不動産会社でリフォーム業者を紹介してくれる所や、リフォーム会社が物件を一緒に探してくれる所などもあるので、そういった会社を選ぶのも一つの手段です。