リフォームは赤ちゃんに影響する?事前の対策で心配事を解消しよう
赤ちゃんの誕生とともに、少しでも快適に過ごせるようにリフォームを検討することって、ありますよね。でも、赤ちゃんにリフォーム工事が悪い影響を与えるのではないかと心配でもあります。そこで、リフォーム工事が赤ちゃんに与える影響や解決策についてご紹介します。
リフォーム工事が赤ちゃんに与える影響とは
工事中の騒音でお昼寝ができない
リフォーム工事が始まると、毎朝8時ごろから夕方までけたたましい騒音や振動が続くことがあります。振動ドリルを使って壁に穴を開ける音や、電動ノコギリで木材を切る音などは、テレビを見るのに支障が出るほどの大きさです。
日中お出かけするパパであれば、特に大きな問題はないかもしれません。でも、日中家で過ごすママや赤ちゃんにとっては大変な問題です。
リフォーム工事の騒音は、1日や2日で終わるとは限りません。何日も続くと、お昼寝が必要な赤ちゃんにとっては、大きなストレスになります。
建材の化学物質やほこりの身体への影響
赤ちゃんの体調を崩す化学物質は、壁や床、天井などに使われている接着剤や塗料などから発生します。また、リフォーム中であれば工事で発生するほこりなども、赤ちゃんの体調を崩す原因になります。
体調不良の症状としては、頭痛や吐き気、目やのどの痛みなどが一般的です。また、アレルギーの発症につながってしまうことも考えられます。
新生児であれば、ママからもらった免疫力で病気にかかりにくいといわれています。でも、生後6カ月を過ぎた赤ちゃんであれば、大人の2倍もの量を吸収するそうです。
工事中のドア開けっ放しによる寒さや暑さ
リフォーム工事が数日であれば、夏の暑さや冬の寒さは我慢ができるかもしれません。でも、長期にわたるリフォーム工事であれば、体調不良の大きな原因になってしまうかもしれません。また、雨の多い季節では部屋の中の湿気が気になることもあります。
赤ちゃんにとって過ごしやすい環境にするためのリフォームであったはずが、リフォーム工事の実施時期によっては、たとえ短期間であっても体調不良の原因になってしまいます。リフォームを検討するときには、工事を実施する季節にも注意をする必要がありそうですね。
赤ちゃんへの影響を減らすためにできること
リフォームは外出できる生後3カ月以降に
赤ちゃんは、生後3カ月ごろまでは外出を控えた方がよいとされています。赤ちゃんの首がすわるのは3カ月以降であるのが一般的だからです。また、体温調節もうまくできない赤ちゃんにとって、外出は決してよい環境ではありません。
生後3カ月を過ぎた赤ちゃんであれば、少し遠くの公園やスーパーへのお出かけも可能になります。児童館に出かけて同じ年頃の子どもと遊ぶことだってできるようになります。
リフォーム期間中の騒音や振動は、赤ちゃんやママにとっては大きなストレスになります。このようなストレスから解放されるためにも、外出できる生後3カ月以降にリフォームをするとよいでしょう。
建材や素材は身体に優しいものを選ぼう
建築素材が無垢の木ならば接着剤を使わずに製品化されているので、赤ちゃんの体調不良の原因にはなりにくいという特徴があります。また、芳香成分の働きでリラックス効果も期待できるといわれています。
また、九州南部に分布する火山灰でつくられた「シラス塗り壁材」であれば、化学物質を一切使っていません。
赤ちゃんに優しい自然素材の建材が高価というのであれば、リビングや赤ちゃんの寝室だけに使用するという方法もあります。リフォーム業者に相談するとよいでしょう。
リフォーム内容に適した季節を選ぼう
寒さがやわらぐ3月から梅雨が始まる5月下旬ごろであれば、気候が穏やかでリフォームには最適の季節です。外壁などの外回りの工事が含まれていても、工期が長くなる心配もあまりありません。
夏のリフォームは梅雨の心配や気温が高くなる心配があるので、注意が必要です。一方、日照時間が長くて1日にできる工事の時間が長くなり、工期が短くてすむというメリットがあるかもしれません。
秋は、天候に恵まれる可能性が高いという点でリフォームするのに人気の季節です。どのようなリフォーム内容でも適した季節といえるでしょう。
心配事を減らして完成を楽しみに待とう
リフォーム計画や業者の選定などは慎重に
リフォームで大切なことは、信頼できる業者を選ぶことです。業者によって技術力やサービスに差があります。悪徳業者であれば、手直し工事が必要なケースも考えられます。
業者を選ぶときには少なくても2~3社から相見積をとり、内容を比較するとよいでしょう。また、実績のある会社やリフォーム後の保証がしっかりしている会社であることも、業者選びのポイントです。
また、リフォーム計画には時間的なゆとりも必要です。リフォームの計画や業者選定は余裕を持ってていねいにすすめましょう。