子連れ移住で人生リセット!母子家庭ならではの快適な移住の方法
母子家庭になる理由は人それぞれですが、これをきっかけに心機一転、新しい土地で子どもとやり直したいという気持ちになるママもいるのではないでしょうか。ただ、これまでの生活よりも暮らしやすくするためには、ポイントを押さえた移住が必要です。後悔しないための子連れ移住の準備方法をご紹介します。
母子家庭で移住する際のステップ
移住は仕事ありき!まずは就職先を探そう
移住するということは、住み慣れない土地に足を踏み入れるということです。移住してから仕事を探そうと思っても、思ったような求人があるとは限りません。とくに地方に行く場合はしっかりとリサーチしておきましょう。
地方創生プロジェクトでは移住セミナーや地域おこしのための就職支援などを行っていますので、チェックしてみましょう。
シングル歓迎の土地を見つけよう
都会か田舎かという問題だけでなく、その土地でどのような子育て世代のための制度や移住者向けの支援があるかを知ることは、これから住む場所を決めるうえでの大きなポイントになります。また、シングルマザーのようなひとり親が歓迎される土地とそうでない土地があることも承知しておいた方がよいでしょう。
都会はいろいろな家族構成や生活スタイルがあることを容認してくれますが、田舎に行けば行くほどシングルマザーへの風当たりが強くなることも考えられます。どうせなら、シングルマザーも暖かく迎えてくれる土地に移住したいですね。
部屋を新たに借りる際のポイント
これらはあくまでイメージなので、実際にどうであるかはオーナー次第ということになります。物件オーナーに不安を抱かせないためには、連帯保証人や保証会社をみつけるのが有効です。
ただ、保証会社をつけるためには収入が安定していることが条件になるので、やはり就職先を決めるのは部屋を借りるためにも大切です。
田舎へ移住する場合のメリットとデメリット
子育て世帯への援助が手厚い自治体が多い
たとえば、和歌山県高野町では町内すべての園児、児童、生徒の給食を無料化、北海道標津町では給食費に加え教材費を含む幼稚園費用が無料など、子どもを持つ世帯に嬉しい支援があります。
シングルマザーであっても、居住期間や子どもの年齢などの条件が合えば援助を受けることが可能です。こうした援助は市町村など、狭い範囲で対象になっていることが多いので、移住先の候補から居住地を絞り込むときの目安にしてみてもよいかもしれませんね。
こうした援助で子どもが増えているかのチェックもしておくと安心です。
保育園に入りやすく、子育て環境もよい
待機児童はほぼゼロ、どうしてもという希望をとおさない限りは、どこかの保育園には入れるのが田舎の現状のようです。それでも、年々保育園に入りづらくなっているようですが、都会ほどではありません。
また、都会と違って自然が豊富で子どもがのびのびと生活できるのも田舎のメリットです。海や山から自然の厳しさや美しさを学び、子どもがたくましく育つのは理想的ですね。人口が少ない分、地域の人たちの繋がりも濃くなりますので、町全体、村全体で子育てしているという意識も感じることができるでしょう。
仕事の種類が少なく、賃金が安い
さらに、都会に比べて物価が安く、家賃も低いのが田舎のメリットですが、その分賃金も安くなります。同じ仕事内容、同じ就業時間で働いても、都会で働くのに比べて月給に数万円の違いが出てくることも珍しくありません。そもそも、都会と同じ内容の仕事がない場合も多いのです。
都会での収入をベースに考えていると就職先が見つからないことも考えられます。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、就職活動は慎重に進めましょう。
都会へ移住する場合のメリットとデメリット
仕事の種類が多く、賃金も田舎より高い
しかし、ここでネックになるのがシングルマザーという部分です。都会であっても、シングルマザーになってから就職先を探すことは簡単ではありません。
残念なことではありますが、シングルマザーであることが採用のネックになってしまうこともあります。とくに、近くに頼れる親族がいない移住者は、子どもが急病のときなど休まれてしまうことが懸念され採用されにくいようです。
そのため、パートや派遣社員として働くママが多くなります。