子どもがいる家のお引っ越し。事前手続きと子どものストレス
子どものお世話に追われながらのお引っ越しは想像以上に大変ですよね。なかなか引っ越し準備が進まないことも多いのではないでしょうか。今回は、引っ越す前にしておかなければいけない手続きや、荷作りが進まないときの対処法、新しい土地での子どもの環境作りなどをご紹介します。
うっかり忘れに注意!引っ越す前の手続き
児童手当や乳児医療費助成制度の手続き
手続きが必要なものは児童手当と乳児医療助成制度です。同じ市区町村内での引っ越しの場合は、どちらも住所変更するだけで大丈夫です。
ほかの市区町村区に引っ越しする場合、児童手当は旧住所の役所で児童手当受給事由消滅届を提出して所得課税証明書を発行してもらったのち、新住所の役所で児童手当認定請求書を提出します。
乳児医療費助成制度は、旧住所の役所で乳幼児医療費受給資格者証を返却し新住所の役所で手続きをします。
母子手帳や補助券の手続き
大切なのは補助券の手続きです。妊婦健診の補助券は各市町村が発行しているので、新住所の保健所へ補助券を持って行き新しいものに交換してもらう必要があります。
補助券の手続きを忘れて妊婦健診を受けると、全額自費になってしまいます。手続きを忘れた場合は、領収書があれば費用は返還されますが、忘れないに越したことはありません。また、補助券は紛失してしまうと再発行ができないので、引っ越しの際に無くさないように気をつけましょう。
保育園や幼稚園の転園手続き
転園の手続きに必要な書類は、入園を希望する幼稚園の願書、住民票、在園証明書の3つです。しかし、自治体や園によって必要な書類が少し違うことがあるので、あらかじめ確認しておくと安心ですね。
現在保育園や幼稚園に通っている場合は、退園のときにも手続きが必要な場合があるので、引っ越しの1カ月以上前には転園することを伝えておいたほうがよいでしょう。
荷作りがまったく進まない!どうしよう?
子どもがいると荷作りが進まない理由
友人は子どもが3歳の頃引っ越しをすることになったそうですが、荷作りがとにかく大変だったと話してくれました。引っ越し前は荷作りに忙しく子どもと遊んであげることが減ったからか、ママの気を引くために荷作りの邪魔ばかりしてきたそうです。
そこで、荷作りをする時間を決めて子どもと遊ぶ時間を作ってあげると、子どもも納得したのか邪魔しなくなったそうですよ。
【対処1】子どもを預けるか寝かしつける
子どもがいる家庭でスムーズに荷作りするためには、子どもを両親に預けるか、子どもが寝かしつけてから始めることをおすすめします。実家が近くで両親に預けられると、安心して荷作りに集中することができるのでよいですよね。
夜、寝かしつけてから荷作りするのも集中できてよいかもしれませんが、寝ている部屋で荷作りすると起きてしまう可能性があります。荷作りに集中しすぎて子どもの様子を見ていないと危ないこともあるので、子どもの様子を見ながら静かに荷作りしましょう。
【対処2】梱包サービスにお願いする
子どもを預けることが難しい方や荷作りが進まなくて困っている方は、引っ越し業者の梱包サービスを利用することをおすすめします。お金はかかりますが手早く梱包してくれるので、荷作りが進まない焦りでストレスを抱えるよりもよいかもしれませんね。
梱包サービスは引っ越しのギリギリに焦って頼んでも、受け付けてもらえない可能性があるので引っ越しまでに自分で荷作りができるのかをしっかりイメージして、申し込む方は早めにお願いするとよいでしょう。
引っ越しが子どもに与えるストレス
子どもの小さな変化を見逃さないで!
近場の引っ越しならまだストレスは少ないかもしれませんが、遠方に引っ越す場合は、保育園や幼稚園、友達や環境など様々なことが変化するので、子どもにとっては大きなストレスになります。引っ越す直前や、引っ越した後は特に、子どもの口数が少ない、食欲が無いなどの小さな子どもの変化をママが見逃さないようにしましょう。
身近にいるママが引っ越しに対して不安を抱えていると、子どもも不安な気持ちになってしまいます。まずは、ママが不安にならないこと、子どもにいつものように笑顔で接することが大切です。